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2018.03.02

引越しを機に断捨離したいあなたへ!シンプルライフ研究家・マキさんに聞く、引越しと断捨離のコツ

引越しを機に断捨離したいあなたへ!シンプルライフ研究家・マキさんに聞く、引越しと断捨離のコツ

引越しで新しい暮らしが始まるその前に、溜まりに溜まった不要な物を断捨離しませんか?最近引越しをしたという、シンプルライフ研究家のマキさんに、引越し前の断捨離のコツをお聞きしました。引越しを機にシンプルライフを目指したいという方、必見です。

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荷造りをし始めてからでは遅い!?引越し前に賢く断捨離しよう

不要な物は持たない、不要な家事はやらないことで、「シンプルなのに豊かな暮らし」を実現している、シンプルライフ研究家のマキさん。ご自身のシンプルライフを綴ったブログや著書が、多くの人に影響を与えています。そんなマキさんが最近引越しをされたということで、引越しを機に断捨離をするコツや、その心構えを教えていただきました。

――引越し屋さんのサイトなどを見ると、家族4人の場合、引越しの際には一般的にダンボール50~80箱くらいが必要とありますが、マキさんは今回の引越し(家族4人分)のダンボールの量はどのくらいだったのですか?

「ダンボールはジャスト30箱でした。あらためて感じたのは、やはり物が少ないと引越しも時短になるということですね。常日頃から本当に毎日使う物だけを厳選できていれば、荷造りに1日かかりませんし、新居での荷解きも半日で完了するので、引越したその日からいつもの生活を始めることができました」(マキさん)

シンプルライフ研究科・マキさんに聞いた引越しと断捨離のコツ

――ダンボール30箱とはかなり少ないですね。引越しを機に断捨離をして、できるだけ荷物を減らしたいという方は多いと思います。断捨離を始めるにはどのタイミングが良いでしょうか?

「断捨離を始めるのは荷造りの前、それも早ければ早いほうが良いですね。粗大ごみも都内だと数週間前から回収日の予約をしないといけませんし、フリマアプリなどで売ろうとしてもすぐに売れるわけではありません。買取り業者に来てもらうにも業者の下調べや予約などが必要なので、ただ捨てるだけでもそれなりの時間と労力が必要です。
本来は引越しを決める前から、常日頃断捨離をしておくのがベストなのですが、引越しを決めた後からでも充分できることはあります」(マキさん)

断捨離は、自分の身の周りの物から!捨てる決心がつかなければ、目に触れないところに置いてみる

――断捨離はどこから手をつけるのがおすすめですか?

「断捨離は、洋服など、自分の身の周りの物から手をつけることをおすすめします。家族の物は後回しで大丈夫なので、まずは自分のオフシーズンの服や、長年着ていない服から見直していきましょう。特に衝動買いした服、2~3回袖を通したけど着なくなった服は、一目惚れ系なので処分しやすいはず。
今すぐ処分することにためらいがある場合は、ダンボールに詰めてガムテープをして、とりあえず目に触れないところに置いてみるのもひとつの手です。しばらく経てば、存在そのものを忘れていたり、その服がなくても問題なく生きていけることに気づいたりすると思います。そうなったら、潔くダンボールごと処分しても良いですし、買取り業者に送ってそのまま引き取ってもらっても良いですね。

シンプルライフ研究科・マキさんに聞く引越しと断捨離のコツ

次に手をつけやすいのは、メイク用品やアクセサリー、雑貨、文具、工具など細かい物でしょうか。小さくて場所をとらないからと、どんどん増えてごちゃごちゃしてしまいがちですが、いざ処分すると、引き出し一個分くらいは空にすることができます。
カピカピになったマニキュアに、もらったマッサージオイルとか、髪型が変わって使わなくなったヘアアクセサリーや、書けなくなったボールペン、いつ使うんだかわからない画鋲とか。これらも、すぐに捨てる決心がつかなければ、とりあえず箱にしまって様子を見ましょう」(マキさん)

シンプルライフなら、お気に入りの服3~4セットだけでも生活できる

――服を断捨離しても、すぐにまた増えてしまうという人は多いと思います。そんな人はどうしたら良いのでしょうか。服を増やさないようにするコツはありますか?

「昔、自分の洋服30着を買取り業者に査定してもらったことがあるのですが、それがたったの1,000円だったことがあって。自分では価値があると思っていたのに、実際は1,000円の価値しかない物をずっと大事に持っていたんだと気付いて、とてもショックだったんです。
そんなことがあってから、洋服を買うときは、着なくなって売ったり捨てたりするような中途半端な服をたくさん買うより、お気に入りの服を1着買って着倒す方が良いと思うようになりました。
今では、お気に入りの店で店員さんにスタイリングしてもらいながら購入した、自分に本当に似合うと思う洋服だけで、1シーズン3~4セットで着回ししています」(マキさん)

シンプルライフ研究科・マキさんに聞く引越しと断捨離のコツ

子どものおもちゃや思い出の作品……捨てにくいものでも、一定のルールを持つことで断捨離できる

――ほかに引越しのときの断捨離で工夫されたことはありますか?

「断捨離をするときは、ダンボールに『あげる』『リサイクル』とそれぞれ書いて、どんどん仕分けしていきました。また、知らず知らずのうちに増えてしまう物のひとつに、子どものおもちゃ類もありますよね。我が家では引っ越す前に、『○』『☓』と書いたダンボールを用意して、子どもたちにいる物、いらない物を判断させて処分しました。
また、へその緒とか捨てられない子どもの思い出グッズは、小さい箱に収まるようにしています。子どもが描いた絵などの紙類は、20枚ほど入るクリアファイルに、1年で1冊入るだけ残しています。こういう子どもの作品は、親がとっておきたいからとっているのであって、子どもからしたら全部とっておいてもらったところで、そんなに嬉しくなかったりするんですよね(笑)」(マキさん)

シンプルライフ研究科・マキさんに聞く引越しと断捨離のコツ

シンプルライフを実践するための、引越しの荷造りのコツ

――断捨離ができたら、次は荷造りです。荷造りのコツなどあれば教えてください。

「荷造りでは、普段あまり使っていない物から先にダンボールに詰めていきましょう。すると、お気に入りの生活必需品だけが残り、それさえあれば意外と暮らせてしまうことがわかると思います。必要最低限の、お気に入りの物だけで暮らしてみることは、シンプルライフの良い練習になるはず。荷造りを機に、普段使っていない物をさらに断捨離できれば、引越しのダンボールをより減らすことができます。
我が家は食器類も必要最低限で、コップ5個に、そば猪口のようなフリーカップ4個、木のお皿が4枚、平皿4枚、小皿6枚に、お茶碗4つ、お椀4つ、どんぶり4つのみです。みなさんも荷造りの際に、食器類から本当に必要な物だけを厳選して、それ以外はダンボールに詰めてみると良いかもしれません。大皿やお客さん用のコップなど、ホームパーティーのときに使うかも?というような使用頻度の少ない食器は、実際は使い捨てでも間に合うので、断捨離の対象になりやすいです。

シンプルライフ研究科・マキさんに聞く引越しと断捨離のコツ

ボールペン1本、はさみ1本、食器やキッチン用品も必要最低限、洋服も3~4セットで過ごしてみて、それで生きていくことが可能だとわかったら、きっとシンプルライフを実践する自信もつくはず。物を持たない暮らしの訓練だと思って、引越しを機に絶対に必要な物以外を箱に詰めてみて、物がない生活に慣れてみると良いですよ。
我が家の引越しでは、結果的に食器類のダンボールが1箱、タッパーやキッチンツール類で1箱、各部屋の要所要所で2~3箱などで、計30箱に収まりました。
引越し業者に依頼する際には、物が少なければ少ないほど、引越し料金もお得になります。できれば引越し業者に見積もってもらう前に、断捨離をして物を減らしておきましょう。見積もってもらった後に物が減っても、料金は下がりませんからね」(マキさん)

シンプルライフ研究科・マキさんに聞く引越しと断捨離のコツ

賢く断捨離して荷物も心もスッキリ!引越しを機にシンプルライフをスタートしよう

――最後に、引越しを機に断捨離をして、シンプルライフを目指したいという方にメッセージをお願いします。

「引越しというタイミングで、自分の持ち物の多さに驚くと思います。断捨離をするときは、ひとつひとつ手放すことに対して反省をし、その気持ちを忘れないようにしてください。家が広くなったりすると、そんな反省も忘れて、家を飾る物や余計なキッチン用品なんか買ってしまいそうになりますが、それを繰り返していたら物は減りません。次の暮らしではシンプルライフを実践できるように、物を増やさずスッキリした生活を心がけましょう!」(マキさん)

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プロフィール紹介
マキさん
マキさん
東京都在住。シンプルライフ研究家。広告代理店勤務のワーキングマザー。5歳と9歳の娘、夫の4人暮らし。ブログ「エコナセイカツ」では、不要な物は持たない、不要な家事はやらない、日々のシンプルな暮らしぶりを紹介している。「しない家事(すばる舎)」や「持たない暮らしの愛用品(宝島社)」など著書8冊、累計発行部数は20万部を超えている。全国での講演活動やコラボ商品など活動は幅広い。
 

洋服を断捨離して「私服の制服化」を実践。ミニマリスト・やまぐちせいこさんにコツを伺いました

 

「私服の制服化」とは、手持ちの洋服を断捨離して、少ない数でも上手に着回しながらおしゃれを楽しむ方法です。基本のコーディネート(上下3セット)+10着で過ごす、大人気ミニマリストのやまぐちせいこさんに、……

 
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