頭の中が混乱していたら、良い恋愛はできません。気持ちに余裕を持つためには、まずあなた自身の心の断捨離をすること。心は目に見えないからこそ、自分自身でもその散らかり具合を分かっていないことが多いのです。
心の中のモヤモヤした感情や、いつまでも頭の片隅から消えない過去の恋愛。それらはあなたにとって断捨離の対象です。初恋から直近(あるいは現在)まであなたがしてきた恋愛を、順番に書き出してあなたの恋愛年表を作ってみましょう。誰かに見せるものではないので、箇条書きで自分にだけ分かればOK。頭で考えているだけでは、思考や気持ちを整理するのは難しいもの。書いて可視化することで、整理がしやすくなります。
次に、書き出したあなたの恋愛年表を時系列順に追って、心に区切りがついていないものをメモとして追加していきます。「悔しかった」「許せない」「なんであんなこと言ってしまったんだろう」思い浮かぶ感情やできごとが並んだら、そこから矢印をひき「過去のあなた」へ向けてアドバイスを追加してください。
「終わったことは忘れたほうがいい」や「次はもっと優しく接しよう」など、書き加えた言葉は、未来のあなたへのメッセージです。すべてのモヤモヤに言葉を添えることができれば、もう大丈夫。そうやって心の断捨離をすれば、次はもっと良い恋愛ができますよ。
また、心を整理する際、同時にやってほしいのは、身の回りのモノの整理。イヤな思い出しかないようなアイテムはすでに断捨離していると思いますが、逆に「あの頃は楽しかったな」といういい思い出にリンクしたアイテムは、残していることが多いものです。
思い出とリンクしたアイテムは、次の恋愛と過去の恋愛を無意識に比べてしまうトリガーになりかねません。そういった意味では、いくら大切な思い出だとしても、断捨離するのがいいかもしれません。「高価なものだから捨てるのはちょっと……」というものは、思い切って質屋やフリマで売って現金に換えるという手もあります。
思い出とリンクしていないアイテムであれば、残しておいても構いません。またプレゼントやペアグッズ以外でも「元彼との初デートに着た服」や「同棲していた頃から使用している寝具」などは、断捨離または買い替えをおすすめします。
本来であれば、連絡先も断捨離してしまうほうがキッパリ忘れられますが、万が一、電話やメールが届いた場合、相手が誰か分からなくなってしまうのは不都合なので、ケータイには残し、名前の頭に『着拒』と入れておきましょう。電話の着信拒否設定も忘れずに。
昨今はSNSで繋がっているケースも少なくありません。相手の現在が分かってしまうと未練や執着になりかねないので、SNSでの繋がりはバッサリ断捨離(削除したりブロックしたり)するのが賢明です。
今も仲のいい友達として元彼と繋がっている場合は、あなたに新しい彼氏ができたと仮定して「新しい恋人に紹介できる相手か/その元彼に新しい彼氏を紹介できるか」を想像してみてください。あくまで「友達」ならば、次の恋人を紹介できるはず。紹介できないと思うのは「割り切れない気持ち」を抱えている証拠です。
表面上は友人でも、淡い感情が残っている相手は断捨離の対象。あえて決別を宣言する必要はありませんが、あなたのほうから距離をおきましょう。
未来というのは、まだ起こっていない時間のこと。その未来は「今」のあなたの考え方により方向が変わります。
「私なんか」という低い自己評価や「騙されたくない」という猜疑心、これらはすべて今のあなたが持つネガティブ思考によるもの。そういったネガティブ思考を断捨離することも、次の恋愛への大事なステップです。
恋愛についてネガティブ思考になってしまうのは、失敗したくないという恐れや不幸になりたくないという不安が原因。過去の辛い経験から「同じ目に遭わないよう」防御をしてしまうのです。それらの思考を変えるためには、今の自分を見つめてみること。
どんな辛い経験をしても、その時間が今なお続いているわけではありません。命も取られず美味しくごはんが食べられているならば、すでに過去は乗り越えているのです。
ネガティブ思考が浮かびそうになったときは「失敗しても大丈夫」と頭の中で唱えてみましょう。無理にポジティブに考えようとしなくても、自分に言い聞かせるだけでネガティブ思考は断捨離できます。心が楽になれば、新しい恋愛に進む勇気も生まれるはず。
人間関係は自身を映し出す鏡といわれます。周りを信用せずネガティブ思考で接していれば、相手のマイナス点ばかり見つけてしまいますし、周りは自分の味方だと信じ愛情をもって接すれば、皆に愛されやすくなるでしょう。ネガティブ思考を断捨離することで、恋愛の運気もアップするかもしれませんよ。
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