「物心つく前からずっとぶりっ子でしたね(笑)。私の場合、自分がぶりっ子だということを自覚していますし、ぶりっ子ということに対して全くネガティブな気持ちがないんです。『ぶりっ子だね』と言われると素直に『ありがとう!』って思います」と笑顔で話してくれたのは「ネオぶりっ子」の生みの親である、「ゆうこす」こと菅本裕子さん。菅本さんいわく、ぶりっ子の進化系と言われている「ネオぶりっ子」とは……
「『男の子にモテたい』『みんなに愛されたい』って、女の子なら誰でも思う事じゃないですか?そういう、ただ人に好かれたいとか、かわいく思われたいという気持ちに対して素直で、その目標のために頑張っている努力家な子たち。私の周りにもそのために自ら積極的に行動したり、自分磨きをしたりしている子がたくさんいますが、同じ女性としてスゴイなと思います」(菅本さん)
これまでのぶりっ子が「男子ウケする服装や仕草で気を引き、男の子の方から話しかけてくれるのを待つ」という、いわば受け身だったのに対して、モテるために自分からどんどん動いていくのがネオぶりっ子。そして、「モテたい!」という気持ちを変に隠さず、オープンにそしてポジティブに表現しているのも、これまでのぶりっ子との大きな違いのようです。
ネオぶりっ子の最大の特徴と言えば「男性に好かれるだけでなく女性にも嫌われない」という点。実際に菅本さんのファンも、女性の割合が8割以上だといいます。
「嫌われるぶりっ子は、つい男女で態度に差をつけたり、陰でほかの女の子の悪口を言ったりとかしてしまうんですが、それって私から言わせればぶりっ子じゃなくて、ただの性格の悪い子(笑)。ネオぶりっ子は、女の子なら誰でも持っている『男の子が好き』とか『モテたい』という気持ちを素直に表現しているだけで、何も悪いことをしていないんです。ただ、それを『男好き』みたいに言う人もいるから、多くの女性はなかなか表に出す勇気が出ない。そんな気持ちを堂々と言葉と行動で表現して、しかもちゃんと頑張っているところが、同性から共感されるんだと思います」(菅本さん)
「私が思うモテる男の子って、女心が分かる男の子。それは女性も男性も一緒で、男心が分かっている女の子が一番モテると思うんです。だから私も、普段から何となく男の子の気持ちになって考えるようにしています。そのためにいつも周りの男の人をよく観察しますね。最近は男の子の気持ちを考え過ぎて、『思考が男子化してる』とか『気持ちがピュアな中2男子』ってよく言われます(笑)」(菅本さん)
これは「男性だけでなく女性に対しても効果的」と菅本さん。相手の立場に立つことは男女問わずモテるために大事なポイントなんですね。
「逆にモテないなと思うのがネガティブ思考の女の子。自分が男子だったら、一緒にいて気持ちがよくて、笑顔でいてくれる彼女の方がいいですよね。それに女同士で愚痴や悪口を言っているのを見てしまったら、自分も言われるかもと思って、きっとその女の子に心を開けないなぁと。だから、できるだけネガティブなことを言ったり考えたりしないように心がけるのといいと思います。無理矢理でもネガティブをポジティブに変換するようにしていくと、いつの間にかそれが習慣になりますよ」(菅本さん)
オフィスでは男女ともに、モテることで仕事も人間関係も円滑に運ぶもの!ここではそんな、オフィスですぐに使えるモテテクを教えてもらいました。
1:クライアントに好かれたいなら、まずは自分が相手を好きになる
「自分を好きになってもらう、いい子だなと思ってもらうためには、まず自分が相手を好きになることが大事です。どんな小さなことでもいいので『教え方が上手だな』とか『目尻がかわいいな』とか『服のセンスがいいな』とか、そういう相手の好きなところを3つくらい頭に思い浮かべるようにすると、自然な笑顔で接することができると思います」(菅本さん)
2:上司や先輩には「教えられ上手」になる
「特に年上の人には、教えたがり、話したがりの人がいますよね。そんな人には、相手が気持ちよく話せる雰囲気を作るといいと思います。もし知っている話でも、途中で遮ったりせず、さらに追加で質問をしてみたり。相手に、もっと教えてあげたい、話したいと思われるような、教えられ上手になってみてください」(菅本さん)
3:部下にはONとOFFのギャップで心を掴む
「逆に年下には、王道のギャップを使うのが効果的。後輩からすると先輩は近寄りにくい存在です。そんな時は、仕事中のONの時と休憩時間や仕事後の飲み会の場などOFFの時で、思い切りメリハリを付けて『意外と話しやすい』と思わせるのがポイント。話しかけやすいというのは、モテで最も重要なポイントです!」(菅本さん)
4:同性の同僚には裏も表もないオープンぶりっ子になる
「一番気を使うのは女同士の人間関係。女同士はどうしても裏を探り合うようなところがありますが、ありのままの自分でいくのが一番。『何も裏はありませんよ』という感じで、時には裏まで見せちゃうくらいがいいと思います。私の場合は普段からぶりっ子なので、女性の前でもそれを隠さずオープンぶりっ子でいます(笑)」(菅本さん)
5:ネオぶりっ子の最大の武器は「褒める力」
「褒め上手なのもモテるために重要な要素のひとつ。『さすが』『すごい』と言葉で褒めるだけではなく、相手が褒められていると気持ちよくなれるような空気を作ってあげるといいと思います。私の場合、褒める力はアイドル時代の握手会で自然と鍛えられました。褒めるのが苦手だなと思う人は、街で男性を見ながらいい所を思い浮かべるようにすると、いい練習になるはずです」(菅本さん)
男女共に愛されるネオぶりっ子からオフィスモテのポイントを学びましたが、いかがでしたか? ぜひ会社での人間関係をより良くするヒントにしてみてください。さらにステップアップして、オフィスで役立つコミュニケーションスキルやポジティブ思考を身に付けたいなら、コミュニケーション・スキルアップ講座やメンタルトレーニング講座で、実践的なトレーニングをつんでみるのもおすすめです。
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