こじらせ女子とは、端的にいえば、自分に自信がなく卑屈になっている女性のこと。物事を素直に受け止められない、妄想ばかり先走りして現実を直視していない、間違ったアピールで相手を驚かせてしまうなど、ネガティブな面やひねくれた性格は、すべて「自分に自信がない」ことが引き金になっています。
でもご安心を。こじらせ女子は、単なる「考え方のクセ」に過ぎません。幼少期あたりまでは、誰もがみんな素直だったはず。大人になるにつれ、過去の失敗から「同じ轍は踏まない」と避けてきた結果、さまざまな物事をうまくいかない方向へとこじらせるようになってしまったのです。
こじらせ女子には、たとえば以下のような特徴がみられます。
誉められても「そんなことはない」と全否定
たとえば「美人だね」と容姿を誉められたとき、素直な人は「ありがとう」と喜びます。しかし、こじらせ女子は「そんなことはない」と真っ向から否定してしまいます。
優しくされると「騙されているのでは」と疑う
好きな人に優しくされたとしても「何か裏があるのでは」と不信感を抱き、他人から親切にされれば「騙されているのでは」と怯えてしまいます。こじらせ女子は、傷つきたくないと思うあまり、優しさに対して警戒してしまうのです。
ダメな自分に言い訳する
「私なんか……」と自己否定に走るのは、防衛手段でもあります。自ら「ダメな自分」を開示し、相手から指摘されて傷つくことを避けているのです。
自立心ばかり磨かれてしまっている
甘えベタなばかりに他人を頼らなくなってしまった結果、自立心ばかり旺盛な「おひとりさま」マスターになってしまうのも、こじらせ女子の特徴。過ぎたるはなお及ばざるがごとし。自立も過ぎると「孤立」になってしまうかも。
こじらせ女子の卑屈ともいえる振る舞いは、他人から見たら「かわいげがない」「めんどくさい」ように映りがち。
しかし、損してばかりではありません。依存しがちな甘えん坊女子に比べたら、自立しているこじらせ女子は頼もしそうに見えます。疑い深く簡単に心を許さないさまは「プライド高く凛とした女性」のように映るので、男性になめられることもないでしょう。
昨今はこじらせ女子が増えてきたせいか「わかるー」とこじらせ女子同士で共感し合う女子会を楽しんでいる人もいるようです。お酒片手に夜中まで盛り上がれるのも、こじらせ女子の醍醐味。女同士の時間を大切にしているところは、こじらせ女子の特徴といえるでしょう。
どんな生き方を選ぶのもその人の自由。しかし、「自分は損をしている」と感じていたり、素直な人をうらやましく思ったりしているならば、こじらせ女子脱却のチャンスです。
自分に自信が持てるようになれば、こじらせ女子を卒業することは難しくありません。できるものからチャレンジしてみましょう。
「オドオド系男子」と友達になってみる
女子のことが苦手そうなオドオドした雰囲気の男子が周囲にいるならば、仲良くなってみましょう。相手を苦手だと思うのはお互い様。それでも相手を観察するうちに「だから女子と接点が少ないのか」「こうすればいいのに」という分析ができるようになればしめたもの。彼を反面教師に、自分の直したほうがいいところもわかるようになるはず。
真逆の「サバサバ女子」に弟子入りしてみる
「彼女みたいになりたい」と憧れている女性に相談し、思い切って「弟子入り」を志願してみましょう。弟子といっても舎弟になるわけではありません。迷惑にならない程度に行動を共にし、見た目や服装から男性への接し方までアドバイスを乞うのです。
憧れは現実に。最初は取り入れることが難しくても、次第に自分らしくブレンドされていくはず。見た目や態度が変わると、周囲の視線も変わりますよ!
「朝活」をはじめてみる
「変わりたい!」の気持ちを手っ取り早く実現するには、未知のことにチャレンジしてみるのが一番。たとえば朝活。朝1時間早く起きて「自分磨き」の時間をつくってみましょう。
朝がいいのは、これまでの生活時間に「新しいこと」を割り込ませやすいから。朝に「新しいことをした」という小さな達成感を得ると、その日一日元気でいられるというメリットもあるからです。
最近はコミュニケーションを学べる講座や、人と接する習い事も多くあります。「こじらせ女子の自分を変えたい!」と思っている人は、ぜひチャレンジしてみてください。
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