イラストレーター&マンガ家のとげとげ。です。しっかり者の姉さん:モモコ7歳と、巷でよく耳にする「アホ男子」という言葉通りの弟:ユズオ4歳の、2人姉弟の母です。
モモコは小学校と学童へ、ユズオは保育園へ行っています。先日たまたま立ち寄った公園で、気づいたらモモコとユズオが初対面の子と仲良く遊んでいました。子どもたちの自然にすっと仲良くなる感じ、そして仲良く遊んでいると思っていたら「バイバイ」を言いあうわけでもなく、しれっとさよならしているなど、「楽しい」ためだけの気軽な関係性が、なんだかとても新鮮でした。そしてその気軽で楽しい感じが羨ましく思えました。
「『コミュニケーション』という言葉だけで構えてしまいがちだけど、本当はもっと単純で楽しいものなのかも……」と、子どもたちを見ていて思うようになりました。
私が日頃、子どもたちを見ていて「なるほど!」と思った出来事をいくつかご紹介します。こんな何気ない、子ども同士のやり取りの中に、実は大人のコミュニケーションにも役立ちそうなヒントが隠れていたりします。
子どもに学ぶコミュニケーション術①
自分がどうしたら楽しいかを大事にすれば、自然と友だちは増える
自分が遊びたい道具で誰かが遊んでいたら、「自分の順番になるまで待つ」のではなく、「一緒に遊んでしまう」という発想は私にはなかったので、驚いたし、娘の社交力を羨ましく感じました。
よく考えると私も子どもの頃はできていたのかもしれません。でも大人になると「恥ずかしい、面倒、嫌がられたら……」など先のことを考えすぎてできなくなります。単純に「自分が今をより楽しむためにはどうしたらいいか」と考えて動くと世界は広がり、友だちは増えるのかもしれません。
子どもに学ぶコミュニケーション術②
ギャップや隙には好感度を上げる効果が!あえて短所をさらけ出してみる
モモコが保育園児だった頃、クラスに電車に詳しく、駅名も漢字で書けるケイゴくんという男の子がいました。
他の男の子がアホなことをやっている時、ケイゴくんはチラチラ見ていたし、自分もやりたいけど恥ずかしくてできないと思っていたようでした。
ギャップや隙には好感度が上がる効果や親しみやすさを出す効果があり、自分の弱み、恥ずかしいと思うことをあえてさらけ出してみると人との距離が縮まるかもしれません。
子どもに学ぶコミュニケーション術③
とにかく好きなことに打ち込めば、言葉はなくても自然と仲良くなれる
ユズオと習い事の体験教室へ行きました。
何も考えずに楽しいことだけに集中していると、言葉はなくても自然と仲良くなれるのかもしれません。
このように、子どもたちを見ていると意外な学びや発見があります。
私はコミュニケーション力が低めで、いろいろ考え、構えすぎてしまい、一歩を踏み出せないことが多いのです。でも子どもたちは考えすぎず、とにかく自分が楽しむことを第一に行動しています。子どもたちのように自分が楽しむことを大事にして行動すると、ぐっとコミュニケーションがラクになるのかもしれません。もう今更と諦めていたけど、子どもたちのコミュニケーション術をマネして、日々の生活を少しでも楽しいものにしていきたいです。
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