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2018.07.03

シンプルライフのプロが教える!本当に居心地のいい部屋のつくり方

シンプルライフのプロが教える!本当に居心地のいい部屋のつくり方

就職・転職や引っ越しなどで新しい環境での生活が始まると、新鮮で、発見に満ちた日々にワクワクしませんか?その一方で、慣れない仕事や生活に、少し疲れてしまうことも。そんな一日の疲れを癒してくれるのは、居心地のいい部屋。でも、部屋づくりにあまりお金はかけられない......。そこで今回は、手軽にできて心が休まる、理想の部屋づくりについて、All About「シンプルライフ」ガイドの金子由紀子さんにお聞きしました。

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理想の部屋ってどんな部屋?シンプルライフのプロが解説します

理想の部屋ってどんな部屋?シンプルライフのプロが解説します

仕事で疲れて帰っても、ごはんを食べて、お風呂に入り、手足を伸ばして眠ると、翌日も元気に働けますよね。部屋って、ただモノを置いておく場所ではなくて、私たちのエネルギーを再生産してくれる大切な場所なんです。その部屋が、ゴチャゴチャ散らかっていたり、なんだか居心地が悪かったりしたら、働くパワーも湧いてこないでしょう。

ここ何年かの流行に、「何にもない部屋=ミニマリズム」があります。布団一組にお皿一枚とカップが一個だけ、テーブル代わりにスーツケース、といった部屋は、とにかく片付けも掃除もラク!旅人みたいで憧れる方も多いでしょう。ですが、これは誰にでもおすすめできる生活スタイルではありません。

「モノ」「時間」「お金」はつねに三本柱なので、生活の中でどれかが欠けると、他のどれかで補うことになります。たとえば、洗濯機を持たなければ部屋はスッキリ広々しますが、洗濯を「手洗い(時間)」や「クリーニング(お金)」で代替しなければなりません。働きながらモノを持たないって、けっこうタイヘンですよね。やっぱり、ある程度のモノはあった方が、快適に暮らせそうです。

脳が疲れる部屋とは?余計なモノをなくしてシンプルに

脳が疲れる部屋とは?余計なモノをなくしてシンプルに

お休みの日、何にもしないで部屋でダラダラしていただけなのに、かえって疲れてしまった……という経験はありませんか?

実は、人間の脳はボーッとしているだけでも、脳の一部は活発に働き、脳の消費エネルギーの6~8割を使っているのだそうです。これは「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれる脳回路によるもので、自動車でいえばアイドリング状態にあることを表しています(※)。

禅寺などで座禅体験をする際、「視線はここに」「背筋を伸ばして」「呼吸はこのように」など、体の使い方に対して、驚くほど細かな指示を受けます。それは、「できるだけものを考えさせないため」。私たちの脳は、どんなにボーっとしているように見えても、常に何かを考えてしまうようにできています。禅の指導者は、姿勢や呼吸に注意を集中させることで、余計なことを考えないように導いてくれているのです。

余計なモノがない禅寺でさえ、脳のアイドリングを止めるのは難しいのですから、部屋がゴチャゴチャと散らかっていたら、何もしていなくても脳が疲れるのは、当然といえば当然かもしれません。

※参考:久賀谷亮(2016年)『世界のエリートがやっている最高の休息法』ダイヤモンド社

シンプルライフのプロ直伝!居心地のいい部屋を作るための4つのポイント

シンプルライフのプロ直伝!居心地のいい部屋を作るための4つのポイント

何もない部屋で暮らすのは難しいけれど、ゴチャゴチャした部屋では脳が休まらない。それではどうしたら、必要なモノを持ちながら、脳が休まる居心地のいい部屋にできるでしょうか。ここで、あなたのお気に入りの、素敵なブティックやカフェを思い浮かべてください。

そこにもたくさんのモノがあるでしょう。しかし、インテリアには統一感があって、その店にふさわしくないモノは置かれていません。使われている色は少なく、外に出ているべきでないモノはバックヤードに保管され、動かしたモノは必ず元の位置に戻されます。つまり、情報量が少ないのです。

私たちの部屋も、モノではなく情報量を減らすことで、より脳が疲れない、居心地のいい場所にすることができます。

居心地のいい部屋をつくる4つのポイント

  • 自分の好みに合わないデザインや素材を排除する。
  • 室内にある色を2~3色に抑える。
  • 使ったモノは元に戻す。戻せないモノは置かない。
  • 企業名などのロゴやキャラクターは、本当に好きなもの以外は排除する。

要は「消去法」です。「もらったから何となく置いてあるけど、別に好きじゃないな」というモノを、一つひとつ消していくだけで、好きなモノ、毎日便利に使っているモノだけが残ります。

高価でおしゃれなインテリアは、頑張っていずれ手に入れるとして、最初は、自分に合わないモノを排除していきましょう。そして、高価な椅子が買えないなら素敵なクッションを置き、欲しい棚が買えないなら買える日まで無地の段ボール箱でしのぐなどしましょう。

モノがあること自体はいいんです。しかし、どうせ持つなら、自分の好きな色やデザインに絞り込み、好きでないモノは家に入れないようにしましょう。

19世紀イギリスの工業デザイナー、ウィリアム・モリスは次のように言っています。

「役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない」

この言葉を守るだけで、あなたの部屋は居心地のいい、心休まる場所になるはずです。

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執筆者プロフィール
金子由紀子(かねこゆきこ)さん
All About「シンプルライフ」ガイド。エッセイスト。子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱き、学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社を経て独立、ライフスタイル関連記事・書籍の取材・執筆に携わる。
 

2LDK・59平米に家族4人暮らし。シンプルライフ研究家・マキさんに聞く「ていねいな暮らし」の秘訣とは?

 

「不要なモノは持たない」「不要な家事はやらない」ことで、「シンプルなのに豊かな暮らし」を実現している、シンプルライフ研究家のマキさん。生活を綴ったブログや著書が、多くの女性に人気です。そんなマキさんに……

 
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