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2018.05.25

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

運動会や遠足などの、お弁当のレシピに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?今回は、一男一女を育てるママであり、人気料理家でもある「ちょりママ」こと西山京子さんに、「簡単」「かわいい」「おいしい」の三拍子が揃ったお弁当レシピを教えてもらいました!

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運動会は楽しみだけど、お弁当作りは憂うつ?

運動会は楽しみだけど、お弁当作りは憂うつ?

運動会での子どもの活躍を見るのは楽しみだけど、かわいくて手の込んだお弁当作りは苦手……。そんなふうに、お弁当作りにプレッシャーを感じているママやパパは少なくありません。人気料理家の「ちょりママ」こと西山京子さんは、運動会や遠足など特別なイベントのお弁当作りをどう乗り切っているのでしょうか?お弁当のレシピや作るコツ、お弁当にまつわるエピソードについてお聞きしました。

「子どもがいると、幼稚園のお昼、運動会や遠足など、お弁当を作る機会がグッと増えますよね。わが家も下の子がまだ小学生なので、あと数年は運動会のお弁当をがんばらなきゃ(笑)。最近では夫も『昼にカップラーメンばかりだと体調が悪いので、お弁当作ってくれると嬉しいな』と言い出したので、作り置きおかずなどで工夫しながら、夫の分のお弁当も作っています」(ちょりママさん)

子どもが大喜び!運動会や遠足を盛り上げるお弁当レシピ

子どもが大喜び!運動会や遠足を盛り上げるお弁当レシピ

蓋を開けた瞬間、思わず友達に自慢したくなっちゃう!運動会や遠足の楽しみは、やっぱりお弁当タイム。子どもが大好きな味で大人もおいしく食べられる、簡単でかわいい人気のお弁当レシピを5つご紹介します。

「運動会のお弁当は、午前の部でがんばった子どもが喜びそうなものを入れてあげるのが一番。簡単に作れて見栄えもいい、定番の人気おかずをご紹介します。ピックやフォークで食べられる手軽さもポイント」(ちょりママさん)

お弁当レシピ1:フライパンで手軽に揚げ焼き!「やわらかチキンナゲット」

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

材料(4人分)

  • 鶏むね肉……1枚(300g)
  • 玉ねぎ……1/4個(50g)
  • 卵……1個
  • パン粉……大さじ5
  • 揚げ油……適量
  • A:片栗粉……大さじ3
  • A:砂糖……小さじ2/3
  • A:塩……小さじ2/3
  • A:こしょう……少々

作り方

  • 下準備:鶏むね肉は粗みじん切りにし、玉ねぎはすりおろす。
  • 1:鶏むね肉、玉ねぎ、卵、「A」を合わせて軽くもみ、10分ほどおく。
  • 2:揚げる直前に、「1」にパン粉を加えて混ぜる。
  • 3:フライパンに少し多めの揚げ油を入れて中火で熱し、「2」をスプーンで落とす。軽く押しながら平らにして、こんがりとするまで揚げる。

ちょりママさんのおすすめポイント

ワンボウルで種を作り、フライパンで揚げ焼きできるメインおかず。むね肉はもも肉よりも早く火が通り、時間が経っても脂っぽさが出ないため、お弁当向きの食材です。揚げる直前にパン粉を加えることで、カリッとした食感もアップ。

子どもが喜ぶポイント

子どもに人気のチキンナゲット。すりおろし玉ねぎがタンパク質を分解して、肉を柔らかくしてくれます。鶏むね肉には疲労回復効果が期待できるアミノ酸も豊富なので、午後の部のパワーに!

お弁当レシピ2:定番のおかずもかわいくアレンジ♪「卵焼き串」

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

材料(4人分)

  • 卵……2個
  • 砂糖……大さじ1
  • 塩……少々
  • 油……少々
  • ソーセージ……適量

作り方

  • 1:ボウルに卵を入れて白い部分(カラザ)をとる。砂糖、塩、油を入れて切るように混ぜる。
  • 2:フライパン(26cm程度)に油をしいて中火で熱し、「1」の卵液を半量くらい入れて広げる。
  • 3:左右5cmくらいを内側に折り、手前から巻く。
  • 4:手前に寄せて残りの卵液を流し入れ、同様に左右を内側に入れて巻く。ソーセージは輪切りにして焼く。
  • 5:冷めたら食べやすい大きさに切り、ピックを刺す。

ちょりママさんのおすすめポイント

卵液を混ぜるときは、フォークを使うと混ぜやすいです。ふんわりと仕上げるために卵液にも油を加えています。わざわざ卵焼き器を出さなくとも、レシピ1のチキンナゲットを作ったのと同じフライパンでOK。

子どもが喜ぶポイント

卵焼きは普通のサイズよりもやや細めに巻き、小さめに切ってピックに刺すと見栄えよく華やかに。定番の卵焼き&ソーセージのかわいさが数段アップして、お弁当全体のアクセントにもなります。

お弁当レシピ3:レンジで簡単彩り副菜「おかかチーズブロッコリー」

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

材料(4人分)

  • ブロッコリー……1株(約300g)
  • とろけるチーズ……50g
  • 削り節……1袋(1.5g)
  • オリーブ油……大さじ1
  • 塩……小さじ1/3強

作り方

  • 下準備:ブロッコリーの芯の部分と花蕾の部分を分け、芯の固い部分は取り除いてひと口大に切る。花蕾は小房に分ける。
  • 1:耐熱ボウルにブロッコリーを入れて塩をまぶす。オリーブ油を回しかけて和える。
  • 2:とろけるチーズを散らし、ふんわりとラップをして電子レンジで5分加熱する。
  • 3:削り節を入れて混ぜ合わせて冷ます。

ちょりママさんのおすすめポイント

フライパンで調理をしているあいだに、電子レンジでできる副菜。お弁当の彩りに必須の『緑もの』おかずです。子どもが大好きなピザ用チーズ(とろけるタイプ)をかけて加熱した後に、かつお節を加えて混ぜ、しばらく蒸らすのがポイント。

子どもが喜ぶポイント

時間が経つほど旨味が増すかつお節は、お弁当のおかずにぴったり。お弁当箱に詰めるときは、100円ショップなどで売られている小さめの紙コップやかわいいマドレーヌカップに入れると、ちらっと見える色味がいいアクセントになりますよ。カップはお弁当箱の高さに切って調整を。

お弁当レシピ4:お弁当のスキマ埋めにも重宝する!「ハムブーケ」

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

材料(4人分)

  • ハム、にんじん、きゅうり……各適量

作り方

  • 1:ハムは半分に切り、にんじんは薄く切って型抜きで抜く。きゅうりは拍子切りにする。
  • 2:ハムはロート状にして、ロートの部分にきゅうりを刺し、にんじんを飾る。

ちょりママさんのおすすめポイント

火を使わず、簡単に作れるお弁当のサブおかずです。他にも大葉、スライスチーズ、大人向けならかいわれ大根などを使ってもOK。彩りやかわいさアップのアクセントになるので、お弁当のちょっとしたスキマを埋めたいときに覚えておくと便利な一品です。

子どもが喜ぶポイント

野菜はハートや星などのクッキー型で型抜きすると、さらにかわいさアップ!時間がないときはハムでくるっと巻いて、プチトマトを乗せるだけでもOK。

お弁当レシピ5:味の違いで飽きずに食べられる!「3種のキッズ☆おむすび」

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

材料(4人分)

  • ごはん……600g(各200g)
  • 塩おむすび:塩、焼きのり
  • ふりかけおむすび:ふりかけ
  • しらす大葉おむすび:しらす、大葉

作り方

塩おむすび

  • 1:ごはんに塩をまぶして切るように混ぜる。
  • 2:4等分にして塩をつけてむすぶ。のりを巻く。

ふりかけおむすび

  • 1:ごはんに塩をまぶして切るように混ぜる。
  • 2:4等分にしてむすび、表面にふりかけをかける。

しらす大葉おむすび

  • 1:ごはんに塩をまぶして切るように混ぜる。
  • 2:4等分にしてむすび、表面にしらすをのせて大葉を巻く。

ちょりママさんのおすすめポイント

おかずが十分にあるので、おにぎりの味付けは控えめに。ごはんはあらかじめ塩をまぶしておくと、全体に塩味が行き渡っておいしく食べ切れます。そのぶん、おにぎりをむすぶときにつける表面の塩は、やや控えめにしてOK。

子どもが喜ぶポイント

味と見た目にバリエーションをつけることで、子どもの食欲もアップ!空気が乾燥する季節は、ごま油やオリーブオイルなどを少し加えてオイルおにぎりにすると、しっとり感が持続しておいしく食べられます。

どれもおいしそうなおかずばかりですが、運動会のお弁当の難しさは、実は「詰めること」にあるのだとか。

「一人分のお弁当と違って、運動会などのイベントのお弁当は、大人数で食べるもの。大きな重箱などは仕切りがないので、どう詰めていいかわからなくて迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そんなときはお弁当箱に入れる前に、それぞれのおかずをお皿やタッパーに乗せた状態で並べて、見取り図を作ってみてください。実際におかずを並べることで、完成図のイメージがつかめるようになりますよ」(ちょりママさん)

お弁当の彩りを良くするコツとは?

運動会や遠足などの、イベントのお弁当に欠かせない要素に、「彩り」があります。特別な日のお弁当には、おいしさや栄養バランスと同じくらいに、見た目の華やかさも大切。「あと少し、お弁当の彩りを良くしたい」というお悩みに対して、ちょりママさんはこんなアドバイスをしてくれました。

簡単、かわいい、おいしい!子どもが喜ぶ「運動会や遠足のお弁当レシピ」を、ちょりママさんが教えます

「お弁当の彩りを良くするポイントは、野菜を入れること。難しいバランスを考える必要はなくて、種類の違う野菜を入れると、色味って必然的に増えるんですよ。上の写真のお弁当なら、豚巻きピーマンとちくわきゅうりの『緑』、にんじんの『オレンジ』、コーンと卵焼きの『黄色』。この3色だけで十分。
白いごはんが寂しいなと感じたときは、ハムを小さな丸い型でくり抜いて上に散らすだけでも、グッと華やかになります。くり抜く際には、100円ショップなどで売られている太めのストローを使うと便利ですよ」(ちょりママさん)

食べる人も作る人も……理想はみんなが幸せになれるお弁当

食べる人も作る人も……理想はみんなが幸せになれるお弁当

「運動会や遠足のお弁当に関しては、わが家では楽しさ優先で、子どもの好きなものをたくさん詰めるようにしています。ただ、普段のお弁当に関していえば、好きなものをメインにしつつ、子どもが苦手なものをちょっとだけ紛れ込ませる工夫も。味を少しでも覚えてもらうことが、克服のきっかけになることもありますから」(ちょりママさん)

今回ご紹介したちょりママさんのお弁当は、子どもが喜ぶのはもちろん、お弁当を作る人のことも考えた手軽なレシピばかり。特別な日の楽しい思い出とおいしいお弁当は、子どもが成長してもきっと記憶に残り続けるはず。運動会や遠足など、行楽イベントでぜひ作ってみてくださいね。

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プロフィール
西山京子(ちょりママ)さん
西山京子(ちょりママ)さん
料理家。調理師、フードコーディネーター、食生活アドバイザー®2級、食育アドバイザーの資格を持つ一男一女のママ。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単・時短アイデアレシピがブログで大人気。食育活動も積極的に行っている。
 

食を学ぶことは、家族の心と体を救うこと。愛情こめて作った手料理に秘められた底力

 

好きなことにまつわる資格を取得して仕事に生かす人がいる一方で、必要にかられて資格を取得し仕事に生かす人もいます。今回お話を伺った宮川順子さんもその一人。料理嫌いだった彼女が料理家となった契機と、食の重……

 
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