2018.08.21

伝える力が倍増!?滑舌を良くするトレーニング方法を、現役アナウンサーが指南します!

伝える力が倍増!?滑舌を良くするトレーニング方法を、現役アナウンサーが指南します!

みなさんは、「話し方」に自信がありますか?見た目が相手に与える印象が大きいことはご存じだと思いますが、実は話し方も、相手に与える印象を左右する重要な要素なのです。そこで今回は、話し方の要ともいえる「滑舌」を良くする方法を、言葉を伝えるプロである現役アナウンサーの藤丸由華さんに指南してもらいます!

  • お役立ち

滑舌が良いと、こんなに得をする!滑舌を良くすることのメリットとは?

滑舌が良いと、こんなに得をする!滑舌を良くすることのメリットとは?

「滑舌」とは、元々は舞台用語で、「発音や発声がはっきりとしていて滑らかなこと」を意味します。そして藤丸さんいわく、「滑舌を良くすることの大きなメリットは、伝えたいことがきちんと伝わるようになること」だそうです。

「滑舌が良いと、何よりもまず話を聞き取りやすいですよね。聞いているほうも安心して聞けますし、話している相手への信頼感が生まれます。説得力や発信力も高まるので、会話もスムーズに進むようになるでしょう」(藤丸由華さん)

プレゼンや会議といったビジネスシーンだけでなく、思いを伝える場面は日常的に訪れます。そんなとき、滑舌の良さは、単に話を聞き取りやすいというだけではなく、相手に好印象を与えることやスムーズなコミュニケーションにも一役買っているのですね。

言葉を伝えるプロ直伝!滑舌を良くするトレーニング方法

それでは、ここからは具体的に、滑舌を良くするトレーニング方法をご紹介します。どれも簡単で手軽にできるものばかりなので、今日からすぐに滑舌力のアップを目指せますよ!

ステップ1:まずは自分の滑舌力をチェック!

藤丸さんによると、滑舌を良くするために最も重要なことは、「自分の話し方を意識すること」なのだそう。そのため、「まずはスマホやボイスレコーダーなどを使って、普段の自分の話し方を一度聞いてみてほしい」と言います。最初に、自分の現状の滑舌力を確認するわけですね。自分の話し方や滑舌を客観的に知ることで、これからご紹介する滑舌トレーニングの成果は、ぐんと上がるとのこと。

ステップ2:言葉が聞き取りやすくなる!滑舌トレーニング

藤丸さんが日々行っているというのが、「あ」~「わをん」まで、五十音をとにかく発声するトレーニング方法。特別なことをしなくても、この方法で舌や口周りを滑らかにすることが、滑舌トレーニングとしてとても効果的なのだそう。

具体的なトレーニング方法

  • 「あ」~「わをん」までを丁寧に言う
  • 早口言葉を、早口でなく、意識しながらきちんと発音する

ワンポイントアドバイス

足を肩幅に開き、おへそから握りこぶし1個分下あたりにある「丹田(たんでん)」を意識しながらこのトレーニングを行うと、お腹から声が出て、よりハッキリと発音できるようになるのでおすすめです。

伝える力が倍増!?滑舌を良くするトレーニング方法を、現役アナウンサーが指南します!

また、トレーニングをした後に寝てしまったり、リラックスし過ぎたりすると、せっかくほぐれた舌や口周りがまた硬くなってしまうそうなので、すぐ後にプレゼンや商談などがある場合は注意しましょう。

藤丸さんおすすめの滑舌トレーニング集

『あめんぼの歌』北原白秋
「あ」~「わをん」まで五十音を網羅していて、滑舌トレーニングにぴったりな詩。言葉のひとつひとつが美しく、リズムも心地よいので、声に出していて楽しいです。

『声を出して読む日本語の本―豊かな声をつくる早口ことばと滑舌例題集』(※)
プロのアナウンサーでも使っている人が多い滑舌トレーニング本のひとつで、私も会社員時代からお世話になっています。母音をきちんと発音させるような文章が多く、口がほぐれる例文がたくさん載っています。

※塩原慎次朗『声を出して読む日本語の本―豊かな声をつくる早口ことばと滑舌例題集』(1987年)創拓社出版

ステップ3:舌を鍛える!滑舌トレーニング

「滑舌の良し悪しには、舌の筋力も大きく影響する」と言う藤丸さん。口呼吸をしがちだったり、口を閉じている時に舌が上顎に付いていなかったりといった習慣や、加齢、噛み合わせなどさまざまな理由によって舌の筋力は衰えてしまうそうなので、舌を鍛えるトレーニングもあわせて行いましょう。いつでもどこでも、気付いた時に何度行ってもOKです。

具体的なトレーニング方法

  • 1:口の中で、舌を丸めたり反ったりする。
  • 2:舌を、右上、右下、左上、左下と、順番に大きく動かす。
  • 3:舌先が、上の歯茎、右頬、下の歯茎、左頬と、順番に当たるように大きく舌を回す。

意識するだけで滑舌力アップ!?滑舌を良くする方法

意識するだけで滑舌力アップ!?滑舌を良くする方法

「滑舌を良くする」と言うと、つい「ハッキリ喋る」「間違えないように話す」というように、言葉自体に意識が向きがちですが、他にも大事なポイントがあると教えてくれた藤丸さん。そのポイントとは、声の「トーン」と「スピード」の2つだと言います。

「コミュニケーションは、基本的に相手ありきのものです。自分の言葉が相手に聞き取りやすいかを考える上で、声の『トーン』や話す『スピード』が適切かどうかという点も大事。この2つも、滑舌の良し悪しに影響を与えると考えています」(藤丸由華さん)

実は多くの人は、自分で思っているよりも声のトーンが暗く、話すスピードも早くなりがちなのだそう。それを改善するためには、「3メートルくらい先に、大切な人がいるような気持ちで話すことを意識すると良い」と藤丸さんは言います。

「少し遠くにいる人に話す時って、自然と声が大きくなりますよね。胸が開き腹式呼吸になるので、お腹からしっかり声が出て、相手に届きやすくなります。
あと『大切な人』というのもポイント。大切な人にはしっかりと伝えたいと思うので、話すスピードも、自然とゆっくりになります。そして、大切な人に話す時って、気持ちが明るくなりますよね?だから、自然と声のトーンも明るくなるんです。
『3メートルくらい先の、大切な人』を意識するだけで、自然と滑舌も良くなるはずですよ」(藤丸由華さん)

「滑舌は、自分の思いをしっかりと伝えるための武器のひとつ」と藤丸さんは話します。いくら話の内容が良くても、相手に伝わらなければ意味がありません。あなたも、今回ご紹介した滑舌を良くするトレーニング方法を参考に、「伝える力」を向上させてみてはいかがでしょうか。

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取材・文/大西マリコ
取材協力
藤丸由華(ふじまるゆか)さん
大学卒業後、株式会社エフエム東京に就職し、アナウンサーとして活躍。2008年に退社し、フリーのラジオパーソナリティーとして活動を開始。局アナ時代を含め、取材した都内のスポットは2000を超え、ニューオープンのお店から離島まで、東京にこだわった取材を敢行・発信し続ける。作家・小川洋子さんのラジオ番組『パナソニック メロディアスライブラリー』(JFN系列全国38局ネット)では現在まで11年間アシスタントを務めている。

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