清潔感カテゴリー
最初は目をつぶっていても、年齢を重ねるにつれ気になってくるのがお互いの清潔感レベル。「夫の口臭が気になって一緒に食事をするのが嫌」「妻が洗濯嫌いでバスタオルを毎回洗ってくれないから怒鳴った」など、生理的・衛生的嫌悪感による喧嘩事例もよく聞きます。清潔感の尺度は抽象的ですが、愛があれば許せるというものではありません。「お風呂は酔って帰ってきた日でも必ず夜のうちに入ってほしい」や「歯磨きは1日○回」など、これだけは譲れないということをお互い3つずつ挙げてみてください。「お風呂は朝でもいいとしても、足だけは洗ってから寝てほしい」といったように、具体的にイメージしてカスタマイズしてもいいかもしれません。
家事カテゴリー
お互いの部屋で過ごす時に相手の動く様子を観察してください。ラブラブの頃は気にならなかったことが、結婚後には喧嘩の原因にすり替わります。生活の基本行動ができてないと感じたら、「ここまでは自分でやってね!」と結婚前に約束しておくこと。家事に取り組む意識は早いうちから話し合っておきましょう。
喧嘩カテゴリー
長い人生、喧嘩はあって当然なものです。重要なのは、ぶつかった時どうやって修復するか。喧嘩をした時、何日も口をきいてくれないとか、プイッと家を出てしまうなど喧嘩の原因から逃げてしまう相手だとムカムカする気分が長引いてしまいます。物に当たるタイプだと、一緒にいるだけで恐怖心が芽生えます。喧嘩の時の相手の態度を観察し、自省し、「喧嘩しても翌日の朝食は一緒に食べよう」など喧嘩になった時の改善方法をルール化しておくと結婚後安心です。
実家大事カテゴリー
結婚後によくあるトラブルには、姑・舅問題、里帰り問題、遺産問題、親の介護問題、お墓問題など実家に関することも多いもの。こういったことは、二人が若いうちはピンとこなくて、少し気になったとしてもスルーしてしまいがちです。しかし、家の方針や冠婚葬祭の関わり方、親戚づきあいは二人の意見がくい違うと後々大きな問題に発展することも。結婚前に先々のことまで想像して話し合いましょう。
お金カテゴリー
お金問題は特に、夫婦間トラブルの大きな原因になります。二人とも働いて生活資金を得ているのに、家事や子育てなど家での仕事は妻側が多いという話はよく耳にします。そのうえ夫が金銭にルーズだと発覚した時の妻の失望感は計り知れません。もちろん逆もあります。「俺が1,000円カットで我慢しているのに、なんで妻は12,000円の美容院で髪を切るんだ」というような夫のつぶやきは、いつの日か言い争いにつながります。欲しいものがあった時にどこで我慢するか、どこで使うかの価値観は、チェックリストのほか、日々のお金の使い方を見ていなければ分かりません。
またランチ代は節約しているのにパソコン機器には散財するなど、自分の好きなことには金に糸目をつけない使い方も見過ごすわけにはいきません。預金通帳を見せてくれなかったり、あなたに「お金を貸して」と言ってきたりするのは、何かあなたには教えられないお金の用途があるからかも。
お互いに納得していれば、預金やお金の使い方をすべてオープンにする必要はありませんが、いざというときのためのお金は、2人で金額を決めて貯めておくのがベターです。半年で30万円など、短期間で少額の目標を設定しましょう。名義は夫婦どちらかでも、お互いにいつでも見られるような「夫婦通帳」を作るのもいいですね。