穴のあいたれんこんは、「先の見通しが良い」という意味合いから、縁起をかつぐおせち料理には定番の野菜。煮付けや酢の物、きんぴらなどに用いられますが、今回はお好みの具材をあしらったカナッペに仕立てましょう。穴の形に沿って切り込みを入れた「花れんこん」の作り方をマスターすれば、見た目もぐっと華やかになってお正月らしいですね。
材料(3~4個分)
……ほか、数の子、スモークサーモン、レバーパテ、栗きんとんなど、好みの具材でアレンジを!
作り方
1:れんこんは1センチ幅に切る。れんこんの穴の形に沿って外側を切り取り、花びらのような形に整え、花れんこんを作る。酢と水を合わせた小鍋に入れ、強めの中火にかける。沸騰したら弱火にし、1分茹でざるにあげ、そのまま冷ます。
時短ポイント:花れんこんに切ってから茹でれば火が通りやすくなるので、茹で時間が短縮できます!
2:クリームチーズは室温に戻し、ディルを加えて練り混ぜる。「1」の穴に詰める。
3:「A」「B」「C」の具材をそれぞれ盛りつける。
特別な日にはやっぱり食べたい、お寿司。見た目も可愛らしく、初めてでも失敗なくできる「手まり寿司」が大人気!市販の寿司しょうがを使って、より簡単に作ってみましょう。ころころと丸い形がキュートで、お祝い気分が盛り上がりますよ。
材料(3~4個分)
作り方
1:「A」の寿司しょうがはみじん切りにする。炊きたてのごはんに「A」を加え、切るように混ぜて冷ます。3~4等分に分け、軽く丸めておく。
時短ポイント:寿司しょうが(新しょうがの甘酢漬け)とつけ汁を、すし酢の代わりに使えば、失敗しないお手軽酢飯に!
2:刺身やスモークサーモン、ローストビーフなど、好みの具材、ごはんを順にラップに乗せてくるみ、きゅっと絞って形を整える。てっぺんに木の芽や食用花をあしらうと華やか(今回は「まぐろ+山椒の若芽」「ほたて+食用菊」「甘えび+大葉+いくら」を使用)。裏返したほうが表になるので、彩りを考えながら乗せるのがコツ。
3:ラップをはずし、好みで木の芽などをあしらって盛りつける。すぐに食べない時はラップに包んだまま置けば、乾燥せずにおいしく頂ける。
おせちだからこそ食べたい、豪華な有頭海老。今回は1尾からでも作りやすい、ホイル蒸しをご紹介。ハーブの香りを効かせ、洋風に仕上げました。市販の乾燥レモングラスの香りをしっかり引き出す方法は、蒸し料理のアクセントとしてぜひ覚えておくと便利です。
材料(1人分)
下準備
時短ポイント:乾燥レモングラスはあらかじめさっと煮立て、手軽に香りを出す!
作り方
1:海老はひげと足を切りそろえ、背側に縦の切り込みを入れて開く。背わたがあれば取り除いて塩、こしょうをふる。「A」をまんべんなく塗り、ピーナツをふりかける。
時短ポイント:海老は背開きにすることで蒸し時間を短縮。背わたも取りやすくなってgood!
2:アルミホイルに「1」を置き、舟形に整える。「B」の水分のみを加え、中に空気を含ませながら閉じる。オーブントースターで8~10分焼いて完成。温度設定ができる場合は200℃に設定し、焼き時間を短めにする。
レモングラスの煮汁は魚介料理にぴったり。海老以外にも、あさりやムール貝を蒸してもおいしいですよ♪
時短ポイント:ホイルで包んで焼くと、早く火が通るので素焼きにするより早く仕上がります。しかも、うまみも逃げないので一石二鳥です♪
華やかなおせち料理は、やっぱり見栄えを重視したいもの。時短のポイントは、食材そのものの形や色合いを生かすこと。切って盛りつけるだけで華やかに見える食材選びや、ちょっとした盛り付けテクニックを覚えておくととても便利です。
おせち料理のコーディネートはお重のイメージがありますが、ワンプレートのアレンジもぜひ、お試しくださいね。みなさま、おいしいお正月をお迎えください!
食生活アドバイザー(R)講座へのリンク
はじめての家庭料理講座へのリンク