こんにちは、高山都です。
思い返せばワタシの34年の人生の中で、食はいつだって真ん中にありました。
悩んでても哀しくてもお腹は空いたし、ワタシの最初の欲求は食なんだと思います。
食べることを大切にするのは、たぶん両親からもらったプレゼントなんだろうなー。
決して裕福ではない家庭だったけど、食卓にはいつだって愛が溢れていたし、温かでした。
母の料理は季節感を大切にし、旬の食材を使った和食が多かったので、自分の好みもそういうものに。
例えば大葉が入っていると、「これ食べたら肌が白くなるんやでー」とかニンジンなら「お肌ツルツルになる野菜よー」とか。
そんな風に食べていたので、自分の中には自然とそんな知識が入っていたし、食や栄養に対する興味もどんどん増していったんです。
高校3年の頃、進路を考える時期になり(その時は既に芸能界に片足突っ込んでいたのだけど……)、頭の中にぼんやりと栄養士さんになってみたいなーという選択肢もあったんです、実は。
結局、上京することになり、ワタシは今の仕事を始めるのですが、やっぱり食は身近にありました。
一人暮らしを始め、友達もいないので、楽しみは近所のカフェにひとりでランチしに行くか、スーパーで買い物をしてゴハンを作ること。
やっぱり食べること(笑)。
10代や20代前半はいくらカロリーが高いものを食べても、さほど変化はありませんでした。
しかし……年齢を重ねるほど代謝は落ち、目下の目標はダイエット。
が、食べることを我慢するダイエットの苦痛は、きっと食いしん坊の方なら分かってくれるでしょう。
何度も何度も挫折し、悩んでいた頃にランニングに出会います。
走ることで基礎代謝量が増えて、脂肪が燃えやすい体になってきました。
あんなに食べることを我慢しても、リバウンドしたり失敗したりしてたのに、運動ってすごいなぁーとしみじみ体感。
そこから、さらに食に対する向き合い方も変わっていくのです。
ただ食べたいものではなく、これはどんな効果があるのか……とか、せっかく燃える体になったのだから、食の知識を学んで、活用していこうと思うようになりました。
だから、今は我慢をしていません。
自分が食べたいものをきちんと理解して、納得して体に入れています。
罪悪感があるときは、その分走ります。エネルギーを使ってしまえば、多少多く摂り過ぎても調整できちゃうし。
近頃は日々のSNSでの投稿により、色んな方に「#みやれゴハン」を食べたいと言ってもらえるようになりました。
我が家にも、友人がよく集まります。
テーブルいっぱいのご馳走に、みんなの笑顔、特別贅沢なことは何もなくても、それだけで温かく幸せ。
人に食べてもらうようになり、さらに食の大切さを感じています。
誰かのために作れる楽しさに出会えました。
そこで感じたのが、もっと食を知りたいし、知識をつけたいということ。
「体が疲れている時には、こんな食材がいい」とか、野菜を購入する時も、「これは栄養価が高く、いまの季節はどんどん摂ったほうがいい」とか、そういうことが分かれば、もっと誰かを想って作ることが出来ます。
何気なく手にしていた野菜も、きっと意味を持って選んでいけそうな気がしますよね。
自分と食べることの関係性を思い返してみたら、やっぱり食は真ん中にありました。
食生活アドバイザーのテキストを読みながら、高校生の頃、家庭科の授業でワクワクしながら教科書を読んでいた自分を思い出しています。
「知りたい」を形にして伝えることができたら、きっと更に楽しい食卓を作れる気がしています。
食の大切さや素晴らしさを、どんどん発信して、そのハッピーな感覚を広めていけたらいいなぁーと、小さな熱い野望にワクワクドキドキしています。
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