夜中の頻繁な授乳で寝られない毎日、抱っこしても授乳をしても泣き止まない赤ちゃん。そんな中でストレスが溜まり、心の不調を経験するママもいるのではないでしょうか。
また、子どもの成長に伴ってママのイライラの原因も変化していきます。子どもが立って歩いたりおしゃべりができるようになってくると、「言うことを聞かない」「おもちゃを片付けない」「口ごたえをする」「なんでなんでと質問攻めにしてくる」などがイライラの原因にあがってくるようです。
ストレスで心が爆発しそうになることもありますね。そこで、ママにおすすめのストレス解消法をご紹介します。
1:思いっきりおしゃべりする
同じ悩みを共有できるママ友や先輩ママ、母親に話を聞いてもらいましょう。気持ちを口に出すことで、心が軽くなりますよ。また、育児の悩みだけではなく、趣味や好きなものの話など、楽しい話題でおしゃべりするのもおすすめです。
2:甘いものを食べる
甘いものには「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという物質が含まれています。セロトニンは気分を安定させ、心を穏やかにしてくれる働きがあります。甘いものを食べて、上手にストレスを解消しましょう。もちろん、食べ過ぎは禁物ですよ。
3:趣味に没頭する
少しの時間でも自分の好きなことに集中している間は、育児を忘れてリラックスできるものです。1人で外出できなくても大丈夫。赤ちゃんが昼寝をしている時間を利用しましょう。ドラマや映画を見たり読書や手芸をしたり、好きな雑誌を読んだり……。ほんの少しでも何かに没頭できる時間を持ちましょう。
4:体を動かす
家中の掃除や運動をして体を動かすと、ちょうどよいリフレッシュになります。また、ママだけでなく、赤ちゃんと一緒に運動してみるのもオススメ。例えば赤ちゃんとスイミングに通えば、赤ちゃんの運動にもなり、ほどよく疲れてお昼寝もしてくれます。
5:涙活
人が感情を動かされて涙を流すとき、ストレスも涙と一緒に排出される、といわれています。そうした効果を狙って、意図的に涙を流してストレスを取り除く活動を「涙活」といいます。泣ける映画やドラマ、ドキュメンタリーを見たり感動的な本を読んだりして、ストレスと一緒に涙を流してみましょう。
6:感情を文字にする
自分の思いや考えを日記などに書き出すと、頭が整理されて落ち着きます。のちのち、頑張った自分自身の記録にもなるでしょう。
7:深呼吸して落ち着きを取り戻す
とっさの事態にすぐに役立つ方法です。イライラが限界に達して苦しくなったときは、とにかく気持ちが落ち着くよう深呼吸をしてみましょう。ママが落ち着いていないと、赤ちゃんも不安になってしまいます。
ストレスを上手に解消するポイントは、「回避」することです。いわゆる「気分転換」と同じことといえますね。そしてもっとも効果的な「回避」は、体だけでなく心もストレスの原因から遠ざけること。
例えば、ママ友とのおしゃべりの話題が育児の愚痴だけで終わってしまえば、本当のストレス解消にはなりません。ひとしきり愚痴を語り合った後は、子どものことを「考えない時間」も持ちましょう。
子どものことを忘れる時間を持つことは、決して悪いことではありません。むしろ忘れて空っぽになるからこそ気分を変えることができ、また新しい気持ちで子どもと向き合うことができるのです。
子どもが大切だから、より良い子育てをしたいからこそ、育児からあえて心を離す時間を作ることは大切です。できる範囲で、少しずつで構いません。日常の中で上手に心を休ませながら、育児ストレスを解消していきましょう。
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