2015.07.22

インターナショナルスクールに入らずに子どもの英語教育は可能?

インターナショナルスクールに入らずに子どもの英語教育は可能?

グローバル化が進む中、小学校の教育現場でも「外国語活動」が必修化されています。自分の子供は英語を使えるようなってほしい。インターナショナルスクールに入れるという方法もあるけれど、ハードルが高いのが現状です。親として他に何ができるのでしょうか?

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グローバル教育、幼児教育にはどう活かせばいいの?

グローバル教育、幼児教育にはどう活かせばいいの?

社内での公用語を英語にする企業や、訪日旅行者の増加など、日本にも国際化の波が迫っています。そのなかで最近よく耳にするのが「グローバルな人材」という言葉。そしてグローバル化に必要不可欠となるのが、英語力です。今回は、子供の英語教育に詳しい清水万里子さんにお話を伺いました。

子供のグローバル教育、親として今できる事とは?

子供のグローバル教育、親として今できる事とは?

日本の生活、文化、礼儀作法などをたっぷり体験させる

グローバルな人材になるためには英語も重要ですが、まずは、日本人としてのアイデンティティーを確立させることが大切です。せっかく英語が話せても、話す内容が空っぽ……では本末転倒。世界に出た時、より日本人としての意見や行動を求められる機会が増えてきます。

12歳までは「英語耳」を育てる環境を整える

英語が耳に自然と入ってくる環境作りを心がけてください。子供の耳はとても素晴らしい能力を持っています。英語の音を正しく聞き分けられて、ネイティブのような発音ができる年齢は9~10歳頃までと言われています。その後の学習では発音に違いが出てきます。

安易に学齢期(7歳)からのインターナショナルスクール入学を考えない

インターナショナルスクールで教育を受けるということは、日本の義務教育を受けない、という選択になります。このとき、子供の将来についてよく考えなければいけません。例えば、幼稚園までは英語漬けで過ごし、学齢期になったら日本の小学校に入学、課外クラスで英語の学習を続けるという選択ならば、日本人としてのアイデンティティーを持ちながら育つでしょう。一方、インターナショナルスクールを選択すると、日本語の読み書き能力や、日本人としてのアイデンティティーの育成など課題はたくさんあります。将来をしっかりと見据えた選択が望ましいでしょう。

イベントなどで異文化をもつ外国の人々と触れ合う機会をもつ

外国の人々と触れ合うことで、様々な文化や価値観の多様性を知ることができます。例えばスポーツや音楽、映画など、海外の文化に興味を持つと、英語を学びたいという意識が芽生えることも。動機づけができれば上達も早まります。

数日間英語漬けで過ごす参加型の英語キャンプなどに参加する

英語キャンプは、短期海外留学を疑似体験できる良い機会です。インターナショナルスクール、各市町村の公的な団体など、いろいろな団体が主催していますので、こまめにチェックしてみましょう。

Global(世界的な)はInternational(国際的な)とは異なります。どちらも活動が日本だけに留まらないことを表していますが、Globalは地球規模のこと。グローバル人材を簡単に言うと「地球規模でものごとを考えられ行動できる人」のこと。語学力はもちろん、日本人としてアイデンティティーを持ちながら世界の多様性の中でコミュニケーションをとっていける人です。グローバル教育の中に英語教育が含まれるということを忘れないようにしましょう。

12歳までに「英語耳」を育てよう!年齢別の英語教育とは?

12歳までに「英語耳」を育てよう!年齢別の英語教育とは?

子供の頃しか身に付けることができない「英語耳」。では、どんな流れで英語に触れさせればいいのでしょうか? 年齢別の英語教育についてご紹介します。

1~3歳:耳と目から英語に触れる

絵本の読み聞かせや英語の歌、英語のテレビ番組など、普段の生活で自然と英語を耳にする環境を整えることが大切です。家庭で親子のコミュニケーションを楽しんでください。毎日英語環境に身を置くことで、子供は自然と英語を吸収していきます。

4~6歳:英語を使って遊ぼう

モノマネやゲームなど、英語を使ったゲームに挑戦してみましょう。ママとゲームをしたり、英語教室に通って友達と一緒に遊んだりするのもおすすめです。その際に親がやってはダメなのは、「今日は英語聞いた?」「いつ英語を聞くの?」などと、学習の成果を確かめるようなチェックです。子供は学習を評価されている言葉を何度も聞くうちにストレスを感じ、英語嫌いになってしまうことも。ポイントは親も一緒に英語を楽しむこと。英語を好きになることが英語学習にとって大切な要素です。

小学校:即興的に答えられることが大事。英語で自分を表現しよう

英語のセンスを養う時期と考えましょう。1~2年生でたっぷり英語を聞きながら、アルファベットがあることを知り、3~4年生は楽しみながら文字を認識、さらにフォニックスで音と文字のルールを学び、5~6年生では、自分で考えたことを即興的に相手に伝えられるコミュニケーション能力を育てましょう。ちなみに「フォニックス」とは、音と文字の関係の規則性をあらわした読み書きのルールのこと。小学校でも少しずつ導入されてきていますよ。フォニックスを知っていれば文字を見て発音する際に大変役立ちます。書籍もいろいろと出ていますので、チェックしてみてください。

英語教育に役立つアイテムとは?

子供が受け身にならずに能動的に学べるというのがポイントです。少しの時間でも「英語が聞こえる環境」、「子供が自分で遊べる」という視点で選びましょう。

『えいご絵じてん』などの音ペンやiPadのアプリ

英語が話せるようになるまでには最低2000時間の学習時間数が必要だといわれています。目指せ2000時間!目指せ5000単語(聞いて理解できる語彙数)!ですね。また、幼、児童期には英語絵本がベストです。音声CD付きの絵本なども利用しながら多読多聴して、想像力も育てながら英語環境を整えてください。

絵本読み聞かせのサイトやCDが便利

YouTubeには英語絵本の読み聞かせシーンもあり、おおいに活用できます。清水さんのおすすめは、作者エリック・カール本人が読んでいる『はらぺこあおむし』のYou Tubeだそう。また、子供になじみのあるキャラクターのDVD(例えばディズニーキャラクター、アンパンマンなど)があれば子供の興味をひきますよ。

子供の英語教育は親も一緒に楽しむことが最大の効果を得ることができるコツです。ぜひ親子で楽しんで英語を日常生活の一部にしてしまいましょう。

ピンズラーアメリカ英語講座へのリンク

ガイドプロフィール
清水万里子(しみずまりこ)さん
All About 「子供の英語教育」ガイド。(株)エデュシーズ代表のほか、ひかり保育園、岐阜女子大学、愛知教育大学、河合塾学園トライデント外国語専門学校などで指導する子供の英語教育の専門家。中日新聞「中日こどもウイークリー」英語学習ページの執筆など、数々のメディアで活躍。岐阜県可児市の「英語コミュニケーション事業」プロデューサー&アドバイザー。著書に「はじめての親子英会話」アスク出版、「子供のための英語」金星堂、「小学校英語教育」(一部執筆)ジアース出版がある。

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