前回の記事で、論理性が高くて、適度にマイペースな人ほど、集中力が持続しやすい、という結果が分かりました。
では、どうすれば、論理性が高く、マイペースになれるのでしょうか? まず、「論理性」を高めるために必要なのは、じっくり落ち着いて自分の行いを振り返るという作業です。たとえば、「毎日日記をつけて一日のおこないを振り返ってみる」「毎日のToDoリストを作ってみて、一日が終わった後に自分の行動を点数化してみる」などの行為が効果的。
論理的に物事を判断する上で、チェスや将棋などの勝負事の経験も、とっても役に立つのだとか。もちろん闇雲にコマを動かせばよいというわけではなく、それぞれのルールに基づき、頭で計算しながら戦略的にゲームを進めるとよいようです。
最近は、チェスや将棋などのスマホゲームなども出ているので、スキマ時間を上手に使って「論理性」を高められると良いですね。また、数字に苦手意識がある人は、小学校や中学校レベルの簡単な数字の計算などを実践してみてもいいとのことでした。
「論理性」のほかに、集中力アップに向けて、もうひとつ重要視されるのが「従順さ」です。
他人の顔色を読んだり、その場の状況に合わせて自分を変えようとする従順なタイプの人ほど、周囲に気を取られて集中力が下がってしまいがち。そのため、集中力アップの為には、節度を持ちながらも、周りの言うことを気にしすぎず自分の思った通りに動くといった、「従順さを低くすること」が必要になります。
「従順さ」を低くするためには、まず、他人の目を気にしないマインドを養う必要があります。そこでひとつ有効なのは、なにか非日常的な体験をしてみるということ。
たとえば、「高層ビルにのぼって、地上数百メートルから見える非日常的な光景を楽しんでみる」「バンジージャンプやジェットコースター、スカイダイビングなどスピード感のある体験に挑戦してみる」など、非日常的な経験を積み重ねていくことで、普段とらわれがちな常識や日々の悩みを振りきることができるのだそうです。
そして、もうひとつ効果的なのが、「1人で行動する癖をつける」ということ。
「従順さ」が高い人は、極力周囲の人に合わせようと努力してしまうので、誰かと一緒に行動していると、自分の思った通りに行動できなくなってしまいます。
そこで、1人で判断し、マイペースに行動してみることで、他人の目を気にせず、自主性を持って動く癖がつくようです。「1人ランチ」はもちろん、「1人焼肉」「1人カウンター寿司」「1人飲み」など1人でご飯を食べる回数を増やしてみたり、「1人映画館」「1人美術館」「1人ライブ」など、いろんな場所に1人で行ってみるとよいでしょう。また、時間などに余裕がある人は、「1人旅」などもオススメです。
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