最初にご紹介する時短食材は「ライスペーパー」。ベトナム料理ではおなじみの生春巻きで使われますが、オーブンで焼くとパリッパリなピザ生地になるんです!生地作りもいらず、長期間保存もできるので、手軽にピザを作りたい時には本当に便利!おなかにたまらないから、おつまみにもいいですね。
今回は、スタンダードなチーズのピザと、ベトナムのストリートフードとしても人気のアジアンスタイルのピザ、2種を作ってみましょう。
材料(各3枚分)
下準備
「ダブルチーズピザ」を焼く!(材料「A」)
1:ライスペーパーは1枚をまな板に置き、表面に水を塗って2枚重ねにする(全面を水にくぐらせるとくっつきすぎてしまうので、重ねる内側だけに水を塗る)。これを3セット作る。
2:ピザ用チーズ、モッツァレラチーズ、アンチョビ、ドライトマトを1/3量ずつ散らす。にんにくを刻み入れたオリーブオイルをまわしかける。焼き網をのせた天板に入れ、オーブンで3~5分焼く。オーブンがない場合は半月型に切り、トースターで焼いてもOK。
時短ポイント:ライスペーパーを使えばピザ生地いらず!いつでもすぐに出来上がり♪
「ベトナミーズピザ」を焼く!(材料「B」)
1:万能ねぎの半量を耐熱の器に入れる。フライパンにグレープシードオイル大さじ2を熱し、万能ねぎにまわしかけ「ねぎ油」を作る。
2:「1」のフライパンにグレープシードオイル大さじ1を入れて中火にかけ、ひき肉を炒める。ひき肉から脂が出てきたらナンプラーを加え、ポロポロにほぐれるまで炒め、バットに取り出し、粗熱を取る。
3:ライスペーパーをダブルチーズピザと同様に準備し、表面にトマトペーストを1/3量ずつ塗る。「2」の炒めたひき肉、桜えび、溶きほぐしたうずらの卵を1/3量ずつあしらう。焼き網をのせた天板に入れ、オーブンで3~5分焼く。オーブンがない場合は半月型に切り、トースターで焼いてもOK。
時短ポイント:市販のトマトペーストはうまみが凝縮!トマトソースを作らなくてもおいしいソースになります(ピザソースより、トマトソースが味をアレンジしやすくおすすめ)。
仕上げ
お好みで、バジルや香菜などのハーブをあしらう。
その他、「あんこ&バター」「焼きプリン」などをのせて焼き、デザートピザにするのもおすすめです!
次の時短食材は「クスクス」。米粒のようなパスタの仲間です。クスクスは北アフリカ地方やヨーロッパ、特にフランスで親しまれる手軽な食材。具だくさんのソースに添えたり、サラダにしたりとさまざまな食べ方があり、自分好みのアレンジがしやすいことから日本でも女性を中心に人気が高まっています。
クスクスの最大の時短ポイントは「茹でない」こと。熱湯と少しのオイルを加えて5分蒸せば食べられる手軽さが魅力です。もちろん保存もきくから、常備しておいて損はなさそう。日本でも、輸入食材店や大きめのスーパーで手に入りますよ。
材料(各10個分)
下準備
トマトカップを作り、クスクスを蒸す。ミニトマトはヘタが蓋になるように切り、実をくりぬく。クスクスはボウルに入れ、グレープシードオイル(サラダ油)、分量の湯を入れてラップをかける。ガス台の近くなど温かい場所で5分蒸す。
時短ポイント:クスクスは茹でずに仕上がる!熱湯を注ぐだけでOK。
「サラミときゅうりのサラダファルス」を作る(材料「A」)
1:「A」のきゅうりは5㎜の角切りに、他の具材すべて粗いみじん切りにする。ボウルに入れ、クスクスの半量を加えてオイルがなじむまで混ぜ、塩、こしょうで味を整える。
2:トマトカップに入れて、ヘタの蓋をかぶせる。
「クリームチーズのデザートファルス」を作る(材料「B」)
ボウルに、「B」の材料と残りのクスクスをすべて混ぜる。なめらかになったらトマトカップに入れて、ヘタの蓋をかぶせる。
時短ポイント:具材を混ぜて詰めるだけ!火を使わないからとってもお手軽。
仕上げる
ウッドプレートやお好みのお皿に並べて出来上がり。オリーブやパセリをあしらう。
「おもてなし」「パーティー」というと、やっぱり準備が大変なイメージ。忙しい年末のおもてなしに役立つのが、長期間保存がきくストック食材です。常備してあるもので、1品、2品と作れるレシピを覚えておけば、忙しい中でも楽しみが増えるはず。ぜひ試してみてくださいね!
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