最終的に自分がどの程度英語を話せるようになりたいかを考え、それに応じた学習目標を立てましょう。目標を決めることで勉強する意味が明確になり、モチベーションの維持につながります。
例えば「1年以内にTOEICで600点を取る」「今年は英検2級に合格する」「夏休みまでに持っている教材をすべてやりきる」「ゴールデンウィークまでに基本的な英語表現を100個覚える」などの目標を立てます。
ここで大切なポイントは、「いつまでに」という締め切りを設定することです。期間を決めることによって、ただ漠然と学習するよりも張り合いが出てきます。また、試験結果や勉強の進捗状況と目標を比較すれば、これまでの学習成果を確認することもできるようになります。
仮に設定した期間に目標を達成できなくても、「徐々に点数が上がっている」など着実に力をつけていることが客観的に分かると、モチベーションアップもしやすいでしょう。
勉強はインプットだけでなく、アウトプットも重要です。モチベーションを維持するためにも、学んだ英語表現は積極的に使ってみましょう。
例えば、海外旅行で現地の方と英語でコミュニケーションを取ったり、近所の国際交流イベントに参加したりするなど、英語を話す機会を意識的に作りましょう。
完璧な英語を話せなくても、恥ずかしがらずにとにかく自分から英語で話してみることが大切です。かなり勉強をしたつもりでも、実際に話そうとすると言葉がなかなか口に出てこなくて悔しい思いをすることもあります。しかし、その悔しさが英語学習のモチベーション維持に役立つのです。
「一生懸命英会話の勉強をしているのに成長を実感できず、モチベーションが上がらない」という方も多いでしょう。このような方には、イメージトレーニングをオススメします。
例えば、ネイティブの外国人と流暢に会話できるようになりたいのであれば、頭の中で自分が英語をスラスラと話し、外国人と楽しくコミュニケーションを取っている自分の姿を想像します。イメージした自分の姿に近づこうという思いが、勉強の原動力になるでしょう。
映画やラジオの英語放送、動画サイトなどで、自分の好きなジャンルの映像を見たり音を聴いたりすることは良い方法です。好きな俳優やアーティストの英語を、字幕なしで聞き取れるようになることを目標に勉強されている方もいます。
自分の興味あることを英語で理解できるのはうれしいものです。逆に、理解できなければ「理解できるようになりたい」と、学習に対するモチベーションがさらにアップするでしょう。
一緒に学習する仲間がいると、励まし合いながら学習を続けられるため、ひとりで黙々と取り組む場合よりも、学習のモチベーションを維持しやすくなります。負けず嫌いな人はライバルがいることで頑張ることができますし、仲間同士で効果的な学習法や情報を共有できる点もメリットです。
英会話の勉強を続けることで着実に力がついてきますが、成長を感じられるようになるまでには時間がかかる場合が少なくありません。自分のモチベーションがアップする方法を見つけ、英会話の勉強を継続しましょう。
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