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2020.03.27

実は大事!メリットいっぱい「子どもの一人遊び」のススメ

実は大事!メリットいっぱい「子どもの一人遊び」のススメ

「いないいないばあ」をすると、キャッキャと喜ぶ赤ちゃん。愛おしく感じながらも、毎日ノンストップで続くお世話に、「ああ、一人で遊んでくれたらなあ」と思うこともあるのではないでしょうか。今回は親がホッと一息つくことができ、乳幼児の発達にも大きなメリットのある一人遊びのコツや注意点などをご紹介します。

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赤ちゃんの一人遊びとは?いつからできるの?子どもの発達を知ろう

赤ちゃんの一人遊びとは?いつからできるの?子どもの発達を知ろう

赤ちゃんはいつから一人遊びをしてくれるのでしょうか?実は、赤ちゃんは生後間もなくから一人で遊んでいると言われます。例えば、赤ちゃんが夢中で手足をバタバタさせたり、手や壁の模様をじっと見つめたりすることがありませんか?これも赤ちゃんが身体の使い方を楽しむ一人遊びと言えます。

こうして始まる赤ちゃんの遊びは、運動スキルが発達するにつれ、ものをつかみ口に入れたり、握ったものを振ったり、動き回って周りを探索するといったように成長していきます。柔らかいもの、ごつごつしたものなどさまざまな感触を手や口で試し、嗅覚や視覚や聴覚もフル回転させながら、赤ちゃんは周りの物事への興味を深め、広げていくのです。また個人差がありますが、2歳くらいになると、他の子の様子をじっと観察し真似をすることもでてくるでしょう。そして3~4歳ぐらいから、他の子と関わって遊ぶようになる子が多いとされています。

五感を使いじっくりと周りの世界と向き合う乳幼児の一人遊びは、その後の遊びをより豊かに展開するための土台となります。一人遊びを通し周りの物事への好奇心をたっぷり満たした赤ちゃんは、遊びが上手で感受性の豊かな子どもへと育っていくでしょう。

とはいえ、「一人で遊んでね」と赤ちゃんに声をかけ立ち去るだけで、赤ちゃんがすぐに一人遊びに没頭してくれるわけではありません。赤ちゃんの一人遊びを助けるためには、どのような工夫が必要でしょうか?

充実した一人遊びを促すためにできること

充実した一人遊びを促すためにできること

1.少しずつ距離を置く
まずは、赤ちゃんのそばで一緒に遊び、少しずつ距離を離していきましょう。赤ちゃんを観察し、赤ちゃんが興味を持ったものをいくつか周りに置き、赤ちゃんが手に取り始めたら、静かにその場から離れてみます。

2. アドバイスを控える
「これはこう遊ぶのよ」「こうしたほうがいいわよ」など、横から手や口を出してばかりでは、子どもが能動的に遊びを展開することが難しくなってしまいます。

3.玩具を互いに少し離れたところに置く
玩具を何ヵ所か別のところに置いてみます。バスケットにいくつかの玩具を入れたものを互いに離して置くのもいいです。バスケットに入っている玩具を一つずつ出しては吟味し、次のバスケットまで移動し新しい玩具を発見するといったように、子どももより長い時間楽しめます。

4.興味の広がりそうな玩具を用意する
ボタンを押すと音が出たり光ったりといった遊び方が一つと決まっている玩具よりも、例えば、箱や布や積み木、動物や人のフィギュアなど、形や肌触りやサイズがさまざまで、遊び方も多様な玩具のほうが、子どもの興味は長続きします。また、子どもの興味を観察し、例えば化粧品や台所用品に関心を持つようなら、空のファンデーション入れや使っていないチークブラシ、また鍋や木べらなどを渡すのもいいでしょう。既成の玩具以外にも、子どもが夢中になって遊べるものは身の回りにたくさんあります。

5.玩具をローテーションする
玩具が多すぎると、子どもが特定の玩具にじっくりと集中することが難しくなります。また、毎日同じ玩具ばかりでは、子どもも飽きてしまうでしょう。ですから、いくつか玩具を子どもの目の届かないところにしまい、定期的にローテーションするのも有効です。たくさん遊んだ玩具も、しばらくすればまた目新しいものとして、子どもの興味が蘇るかもしれません。

子どもを夢中にさせるテレビや動画を、育児の味方に!上手な付き合い方

子どもを夢中にさせるテレビや動画を、育児の味方に!上手な付き合い方

スクリーンの前で受け身に過ごす時間は、能動的に周りの物事を探索する一人遊びとは異なります。それでも親がストレスをため込み、イライラして笑顔が消えてしまうよりは、テレビや動画を活用し、少しでもリフレッシュする時間をとるほうが、親子でより健やかに過ごせるでしょう。

また、子どもが静かにする必要のある場へ出かける際は、事前に本や玩具などを用意しようと考える親も多いですが、子育て生活では、出かける前に急に子どもがぐずったりトイレへ連れていく必要がでてきたりと、準備が整わないまま家を出なくてはならないこともよくあるものです。そんな時にも、テレビや動画は頼もしい助けとなってくれます。

ただ、長時間の視聴とならないよう気を付け、内容も子ども向けの安全なものを選び、動画などにはフィルターをかけるといった対策を心がけたいです。また親が用事を済ませた後は、「どんなところが面白かった?」など、視聴した内容を子どもと一緒にお話ししてみましょう。子どもが楽しく感じた場面を共有することで、テレビや動画をコミュニケ―ションのツールとして用いることができるでしょう。

そして、読み聞かせや工作や外遊びなど、テレビや動画以外の多様な楽しみも子どもに体験させてあげましょう。「テレビや動画はたくさんある楽しいことの一つ」という位置付けならば依存することにはなりません。

安全に楽しく一人遊びができるよう、気を付けるべきこと

安全に楽しく一人遊びができるよう、気を付けるべきこと

子どもに触ってほしくないものは、子どもの目も手も届かないところにしまいましょう。せっかくの一人遊びの時間に、「それは触ってはダメ!」「気を付けなさい!」といった声をかけてしまうと、子どもの好奇心が削がれ、遊びに没頭することが難しくなってしまいます。また、子どもの年齢が低いほど、目の届く場所でくつろいだり他のことをしながらも、きちんと一人遊びを見守ることを心がけましょう。

親もリフレッシュでき、子どもの発達を促す一人遊びの時間を、親子で安全に楽しみたいですね。

【取材協力】
長岡 真意子さん
大学講師から幼児教室主宰まで、幅広い年齢と文化背景を持つ乳幼児から青年までの育ちを20年間指導。国内外1,000以上の文献にもとづく子育てコラムの執筆多数。プライベートでは、成人してからの努力で専門職についた重度学習障害を持つ夫と、ギフテッド認定を受けた個性はじける2男3女を育てる。著書『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』

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