正解は3の「フランクフルト」。疲れた時には、チョコレートのような甘いものを食べがちですが、実はこれは逆効果。
甘い物を食べると血糖値が急上昇し、その後急下降するため、余計にダルくなってしまいます。また、エナジードリンクにはカフェインや糖質が多く含まれているので一時的にスッキリしたように感じますが、これもチョコレートと同じように血糖値の関係ですぐにまた疲れが出てきてしまいます。
疲れている時は、ビタミンB1を摂るのがおすすめです。ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるのをサポートしてくれます。ビタミンB1が不足して糖質をエネルギーにうまく変えることができないと、エネルギーがつくられにくくなるため疲れやすくなるのです。
ビタミンというと野菜に含まれているイメージがあるかと思いますが、ビタミンB1は豚肉やハム、ソーセージ、レバーなどに多く含まれています。フランクフルトは、ビタミンB1が多く含まれていて、気軽にコンビニで買うことができる、おすすめの食品です。
正解は1の「牛乳」。眠れない時は、牛乳を飲むのがおすすめです。
睡眠は脳から分泌されるメラトニンというホルモンの1種によってコントロールされていて、メラトニンの分泌が増えることが眠気につながります。そのメラトニンを合成するのに必要なのが、牛乳に多く含まれる必須アミノ酸、「トリプトファン」です。
お酒は一時的に眠くなるかもしれませんが、利尿作用により目が覚めてしまうことも。アメは、睡眠には直接関係がありませんが、寝る前に糖質を摂ることは体重増加の一因になってしまうこともあるのでおすすめできません。また、ココアはカフェインが含まれていて、逆に覚醒につながってしまうので注意しましょう。
ダイエット中におすすめのメニューは、2の「生姜焼き定食」のような定食タイプのものです。
定食を選べば、主食、主菜、副菜と揃っているのでダイエット中に必要な栄養素をしっかり摂ることができます。トマトパスタだけ、春雨スープだけ、野菜ちゃんぽんだけ、のような「単品食べ」は、何かしらの栄養素が不足しがちです。
特にダイエット中に意識して欲しい栄養素は「たんぱく質」。単品食べの場合は、主食の炭水化物(糖質)が中心になり、たんぱく質があまり摂取できません。また、ヘルシーなものを食べようと野菜を積極的に摂ることは良いのですが、野菜だけでは痩せません。野菜だけでは、代謝アップに必要なたんぱく質が不足するためです。たんぱく質は、体づくりの基礎。お肉などのたんぱく質は満足感もあるので、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
いかがでしたか?知っているようで知らなかった、勘違いしていたことも多かったのではないでしょうか?
食に関する知識をしっかり学ぶことで、ご自身はもちろんのこと、あなたの周りの大切な方の健康に役立てることもできます。食には、誰しも毎日関わります。ご興味があれば、栄養や食に関して勉強し、資格取得などを目指していくのもおすすめですよ!
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