部屋の印象を大きく左右する「色」。ちょっとしたコツをつかめば「色」によって広々インテリアを実現できるんです。
日本の住宅はホワイトやアイボリー、白っぽい木目などの明るい色で内装が統一されていることが多いですね。実はこれ、部屋を広く見せるためにはとても効果的なカラーコーディネートなんですよ。
部屋の中で大きな面積を占める「床・壁・天井」の色が明るいと、同じ広さの部屋でもより広く感じることができます。
ですから、フロアだけに濃いめの床材が使われている場合などは、できるだけ明るい色合いのカーペットを敷いてみてください。部屋全体の色合いが明るく統一されるだけで、見違えるように広くなります。
次は「柄選び」にトライ。カーテンなどの柄の選び方によって広々インテリアを実現するコツをお教えします。
部屋を広く見せるには、カーテンなどに「小さな柄を選ぶ」ことが鉄則。模様が収縮して小さく見えるため、実際より遠くにあるように感じて広々とした印象になります。インテリアショップなど広い空間ではつい、大柄のカーテンに眼が行きがちですが、柄の好みに加えて小さな柄を選ぶことが、広々インテリアを実現します。
また、天井を高く見せるには、「縦のラインを強調する」のが効果的。たとえば、カーテンに縦縞柄を選ぶだけで、視覚的にとてもすっきりして高さを感じることができます。また、窓の大きさに関係なく、カーテンやブラインドなどを高い位置から床まで掛けることでも、高さが強調されて天井を高く感じることができますよ。
さらに、家具のレイアウトについても、以下のようなポイントが。お手持ちの家具でも工夫できます。
1:床面を広く見せる!
家具をレイアウトする時は、部屋全面に分散させず、できるだけ一箇所に寄せて、まとまった床面を見せるのがポイントです。
2:背の低い家具を選ぶ!
天井が低い日本の家では、できるだけ背の低い家具を選んで、目線を下げると効果的。
3:高さの違う家具は、レイアウトをひと工夫する!
入り口から見て手前に背の高い家具をレイアウトすると、遠近法で部屋が広く見えます。
今回ご紹介したポイントは、インテリアコーディネートのごく基本的な知識です。住まいのかたちは人それぞれで、暮らしの数だけ、無限に広がっていくもの。
そんなニーズに答えるのが、「インテリアコーディネーター」です。一見、美的なアイデアやセンスが必要、と思われがちですが、実は基本的な住まいの知識を学ぶことがとても大切。また、インテリアコーディネーターの資格には、年齢・実務経験などの受験制限は一切なし!初めてでも狙いやすい資格です。
何より、快適な住まいづくりを通じ、暮らす人の笑顔をサポートするというやりがいは、インテリアコーディネーターならではの充実感。ぜひ、あなたも学んでみませんか?
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