ある調査によると、9割の人が複数の銀行口座を所有し、そのうちの9割が用途に応じて使い分けをしているそう(※)。では銀行口座を使い分けると具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。その利点を下記にまとめてみました。
※参照:マイボイスコム 銀行の使い分け
http://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=16713
①お金の量を把握できる
貯金をするにはまず、お金の出入りと、どれだけお金を持っているかを知っておくことが大切。例えばお財布代わりの銀行口座と貯金用の銀行口座を使い分ければ、今月の生活費の残りがいくらなのか、今どのくらいの貯金があるのかなど、お金をしっかり管理できます。
②家計簿代わりになる
「家計簿をつけてしっかりお金を管理したい……」そうお考えの方も多いはず。でも、忙しくてなかなか長続きしないですよね。そんな人は、お金の使い道に応じて銀行口座を使い分けておきましょう。通帳に記帳すれば、いつ・いくら使ったか分かるので、家計簿代わりになってとても便利です。お金を計画的に使う習慣も身について、一石二鳥ですよ。
銀行口座を活用したマネー管理術のポイントは、お金を貯める目的によって銀行口座を使い分けること。まずはひとつずつ実践してみましょう。
①お財布代わりに使うメイン口座を決める
メインの銀行口座は給料の振込先や公共料金の引き落とし先などに使います。また、ATMを使って生活費を引き出したりするので、自宅や職場の近くにある金融機関を選ぶのがベスト。ATMの手数料がかからない時間帯で利用できる金融機関を選びましょう。
②貯金用のサブ口座を開設
自由にお金の出し入れをしていると、知らないうちに使いすぎてしまうことがありますよね。これではなかなかお金は貯まりません。まずは目標金額を決めて、毎月コツコツ貯めていきましょう。そんなときに活用したいのがサブの銀行口座。メイン口座に給料が振り込まれたら、毎月決まった額を貯金用のサブ口座に振り替えましょう。
そのため、サブ口座はメイン口座と相性のいい金融機関を選ぶのがポイント。最近では提携している金融機関同士でATMの利用手数料を無料にしてるので、メイン口座のATMから手数料無料で入金できる金融機関を選ぶといいですよ。
③大きな出費用の口座で将来も安心
お子さんの教育費用やマイホームの購入資金、車の維持費など、まとまった出費が必要な項目は、サブ口座を増やして管理します。
目標の金額を決めたら「目標を達成するまでお金は使わない……」、そんな決意を込めて銀行口座を作るといいですよ。毎月計画的に積み立てる習慣をつけましょう。
④ネット専用口座で節約
ネットでお買い物をする人は、ネット銀行にも口座を作っておくと便利です。
振り込み手数料を抑えることができるので、上手にお買い物を楽しめます。また、ネット銀行は金利が高めに設定されているので、普通の金融機関に貯金しておくよりもお得。メイン口座のお金が足りなくなった場合に備えて、お金をキープしておくのに最適です。
お金は目的をもって貯め、計画的に使うことが大切。貯金を機に自分のお金の使い方を見直してみませんか。お金を通じて自分の生活をしっかりコントロールできれば、これからのライフプランがもっと充実するはずです。
また、貯金のためだけでなく、もっと広くお金に関して学んでみたいと思った人は、「ファイナンシャルプランナー(FP)」の勉強をしてみるのも、学びを深めるひとつの方法です。お金を通して学んだことが、将来きっと役立ちます。
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