20代未婚女子は、親の援助に頼っている部分が多くあり、自立できているようでできていない人も多く、30代になると親が定年を迎え自分自身がしっかりしないといけないと自覚する時期になります。20代のうちはまだ周囲に未婚女性が多い為、大きく不安を抱えることは少ないようです。しかし、30代になると周りが結婚や出産、マイホーム購入……と未婚と既婚では大きく人生が変わってきますので、これからの人生とお金について相談に来られる方が増えてきます。
未婚の20~30代の貯金事情は、まだ親の経済観念や金銭感覚の影響を受けているケースが多いため、親の金銭感覚が良い、または親から金銭教育を受けている場合は、コツコツと貯蓄しています。
反対に、親がお金にだらしない場合は、クレジットカードでのショッピング、パチンコやギャンブルなどの浪費癖がついていて、貯蓄は無く、すでに借金があるというケースになることも多いのです。
ここ数年貯蓄額が変わらない、むしろ減っているかも…という方は、年齢とともに浪費が加速しているかもしれません。未婚の特権は自分の為だけにお金を使えること。従って、とても優雅に服飾品や趣味にお金を使うことができます。しかし、年齢や収入が上がるとともに、生活のレベルを上げていてはお金はいくらあっても足りません。自分に似合う上質なモノを手に入れ、それらを大切に扱い、支出をコントロールする術を身に付けることが大切です。
他にも以下のような考え方や生活習慣に心当たりがある方は、注意が必要です。
習慣その1:先取り貯蓄の習慣づけ
給料の中から一定額を貯蓄し、残りで生活するように「先取り貯蓄」の習慣をつけましょう。お金を貯める方法としては、毎月お給料から天引きされる「財形貯蓄」、給与振込口座から差し引かれる銀行の定額積立から始めましょう。普段利用している銀行の窓口で相談するか、HPから申請可能なところも多いので、早速トライしてみてください。
まずは、緊急予備資金として生活費の3か月分の貯蓄を作っていきます。そうすることで、急な出費や病気等にも対応できるようになります。
習慣その2:給料が上がった分だけ、貯蓄に回していく
年齢やキャリアとともに給与が増えた分だけ毎月の貯蓄額を増やします。先取り貯蓄の習慣がつき緊急予備資金を確保したら、次は節税効果のある積立型保険や、積立型投資信託。上場企業にお勤めならば資産運用として持ち株会など、毎月コツコツと貯まる仕組みを増やしていきましょう。
習慣その3:家計簿をつける習慣をつける
家計管理の基本は「何にいくら使ったのか把握する」ことから始まります。その為には家計簿をつけて、支出を管理していきましょう。家賃や水道光熱費、保険料など口座で管理するものは記帳して家計簿に転記するだけなので、比較的簡単です。食費や日用品、交際費など現金で管理するものは定期的に家計簿に転記する必要がありますので、レシートをもらう習慣を付け、レシートのない支出に関しては忘れないうちに転記しておくことが大切です。
市販されている家計簿や、家計簿ソフトやエクセル、家計簿アプリなど家計簿も多種多様です。どの方法が自分に合っていて継続できるのかは、試してみないとわかりませんので、家計簿初心者の方は、月単位で方法を変えても大丈夫です。大切なのは継続することで、結果的に月単位、年単位で集計できれば良いのです。最低でも1年間家計簿をつけていくと、生活するのに必要なお金のデータが蓄積され、良い点・悪い点なども見えてきます。そうすることで、より良い家計に導くことができるようになります。
貯蓄がある程度あると精神的にも安定します。30代にもなれば、多少落ち着いた女性の方が魅力的で、良い未来を引き寄せるひとつの要因になるのではないでしょうか。また、不安を貯めるのではなく、幸せになるためのお金を貯める事もハッピーマネーライフの大切な点です。お金は「幸せに豊かになる為のひとつの道具」。将来、幸せになるためにお金を貯めて、自分の幸せな未来のために使っていきましょう。