芸能人も通うお店のプロが語る、ネイリストになるために必要なこと

山岸さんは、小さいころから人をキレイにする仕事に憧れて、美容師を目指していたそうです。ところが、その勉強の最中に、ネイルアートに出会い、運命を感じてしまったのだとか。

「キラキラしていて、カラフルなものが好きなんです(笑)。ネイルをするだけで、女性を華やかに美しくできることが楽しくて、ネイルの世界にどんどん引き込まれてしまいました」

という山岸さん。そしてなにより、ネイルをした後のお客様の反応に一番やりがいを感じるといいます。

「出来上がったネイルを見た瞬間、お客様の顔がパッと明るくなるんです。そんなお客様の顔を見るのが嬉しくて、ネイルの仕事をしています」

自分がデザインしたネイルで、女性をキレイにハッピーにできるなんて、ステキなことですね。

ネイルデザインを作るときは、その人の好みや雰囲気、ライフスタイルを意識して作ることが大事。大きなストーンをたくさん盛るデザインも素敵ですが、普通の生活をしているOLや主婦の人には、少し派手すぎて難しいこともありますよね。

でも「ちょっとだけ冒険したい！」そんな希望があるときは、１本だけキラキラにして、後の爪は落ち着いたものにするなど、常に相手の気持ちや状況を考えたデザインを提案しているそうです。ネイリストのお仕事には、そういった心配りも大切なんですね。

上段：山岸さんいちおしの4種類。トレンドカラーのイエローとピンクの真ん中にスクエアのデザインを施したものが、特におススメ。ニット風で立体的なマーブルデザインにしたり、ポイントに猫のイメージをつけマットコーティングにしたりと流行を取り入れています。

下段：ベーシックトレンドを意識したもので、イエローカラーをポイントに入れ、マーブル模様も使って春らしさを出しています。デザインの仕方でいろんな表情が出ています。

ネイリストにとっては、情報収集も大切な仕事です。

ネイルの世界はすべての展開が早くて、一瞬にしてトレンドが変わることもあるそうです。山岸さんも、暇さえあればインターネットや日常生活の中から情報を収集して、今のトレンドを追いかけつつ、新しいトレンドを生み出す努力をしています。

そこで、今年の春夏に流行そうなネイルを聞いたところ、『柔らかい女性らしさをイメージしたフロストイエローのマーブル柄』が、おすすめだそうです。

春夏は例年パステルやネオンカラー系が流行りますが、今年はこのフロストイエローが注目されています。ネイルのトレンドは基本的に色発信で、まずは流行のカラーが決まり、それにあわせたデザインが生まれてくるのだとか。

いかがでしたか。ネイリストの仕事はとても奥が深く、楽しいものだと思いませんか？

その人の所作まで美しく演出してくれるネイル。指先がキレイだと、女性はそれだけでテンションが上がるもの。自分を磨くと同時に相手の美を引き出すネイリストというお仕事は、とても魅力的ですね。

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