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2017.10.04

ムダづかいを予防するための「脳トレ」があった!?あなたが鍛えるべき「脳番地」とは?

ムダづかいを予防するための「脳トレ」があった!?あなたが鍛えるべき「脳番地」とは?

あなたがムダづかいをしてしまう原因は、あなたの脳の「脳番地(R)」に弱い部分があるからかも......?脳番地って一体何!?「脳の学校(R)」の加藤俊徳先生が解説します。自分の脳の弱いところを知り、「脳トレ」で鍛えることで、ムダづかいを予防しましょう!

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あなたの苦手なことや得意なことを決める「脳番地」とは?

あなたの苦手なことや得意なことを決める「脳番地」とは?

これまで1万人以上の脳の分析を行い、脳の特徴から個人の長所・短所や潜在能力などを鑑定してきた、加藤俊徳先生。数多くの脳に関する医療に携わっていらっしゃいます。

加藤先生によると、脳にはなんと1,000億を超える神経細胞があり、同じような働きを行う細胞同士は近くに集まっているそう。そして、加藤先生はその集まりをおよそ120に区切り、それを住所の「番地」に見立てて、8つの系統の「脳番地」として分類しているそうです。

「8つの脳番地それぞれの活動量が異なることで、人の行動の得意・不得意が生まれます。そのため、普段の生活の中で『どの脳番地を活性化させるか』を意識し、トレーニング(脳トレ)をすることで、得意なことをさらに伸ばしたり、苦手なことを克服したりすることができるんです」(加藤先生)

加藤先生によると、「お金を使う」という行動も、この脳番地の活動の影響を受けているとのこと。そこで、今回は加藤先生に、脳番地の中でも「ムダづかいをしてしまう原因になりやすい3つの系統」を挙げていただき、あなたがどの脳番地が弱いかの診断や、それぞれの脳番地を鍛えるための「脳トレ」について、詳しく教えていただきました。

あなたはどのタイプ?まずはどの脳番地が弱いかを診断しよう!

あなたはどのタイプ?まずはどの脳番地が弱いかを診断しよう!

まずは「あなたのムダづかいのタイプ」から、どの脳番地が弱いかを診断してみましょう。普段の生活を思い返し、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

1:お得な話を聞くとつい買ってしまうタイプ

  • 人から聞いた噂話をすぐに信じてしまう
  • 聴いている音楽のアーティストやジャンルがいつも同じ
  • 店頭で「今からタイムセール」などと言われるとつい買いたくなってしまう

上記のうち1つでも当てはまれば、『聴覚系脳番地』が弱いタイプです。

2:用もなく立ち寄ったコンビニでついで買いしてしまうタイプ

  • 日記をつけていない
  • 自分の今の体重が分からない
  • いつも同じスーパーに行って買い物をする

上記のうち1つでも当てはまれば、『記憶系脳番地』が弱いタイプです。

3:流行っていると欲しくなってしまうタイプ

  • 化粧品をパッケージで選んでしまう
  • スパンコールやラメなどキラキラしたアイテムが好き
  • 半額のシールが貼ってあると思わず手にとってしまう

上記のうち1つでも当てはまれば、『視覚系脳番地』が弱いタイプです。

あなたに当てはまる「ムダづかいのタイプ」はありましたか?あなたがどの脳番地が弱いかが分かったところで、いよいよそれを鍛えるための脳トレをご紹介します。なぜあなたはムダづかいをしてしまうのか、どのような脳トレをすれば克服できるのか、タイプ別に、加藤先生に解説していただきます。

タイプ別!脱・ムダづかいのための脳トレ

「診断で挙げた3つの脳番地の働きが弱いと、何かを購入する際に適切な判断ができず、ムダづかいの原因になってしまうことが考えられます。しかし、『脳トレ』で弱い脳番地を活発化させれば、ムダづかいを減らすことが期待できるんです」(加藤先生)

その1:『聴覚系脳番地』が弱いタイプのための脳トレ=ひらがな計算

「『聴覚系脳番地』は、言葉や音を聞き取る時に活躍する脳番地。聴覚系脳番地が弱いタイプは、買い物をする際、買うべきかを判断するために必要な情報を聞き取り、選別するのが苦手です。『タイムセール!』と聞いたら、それだけで『買わなくては!』となってしまうことも。必要な情報を聞き取り、選別する聴覚系脳番地を鍛えるためには、声や音を聞いて判断するトレーニングが有効です」(加藤先生)

下記のひらがなを声に出して読み、耳から入った数字を暗算していきましょう。音読ではなく、自分の声を聞き取りその情報を処理することで、聴覚系脳番地の強化につながります。

その2:『記憶系脳番地』が弱いタイプのための脳トレ=時間の逆算

「『記憶系脳番地』は、過去の経験を引き出したり、新しいことを覚えたりするための脳番地。記憶系脳番地が弱いタイプは、過去に買ったものとの比較や、今月使えるお金の把握などが苦手です。記憶系脳番地を鍛えるためには、情報を記憶し、思い出しながら考えるトレーニングが有効です」(加藤先生)

以下の文章を読んでから、下記の問題を解いてみましょう。時間を一時的に記憶し暗算することで、記憶系脳番地を強化します。

その3:『視覚系脳番地』が弱いタイプのための脳トレ=同じ文字探し

「『視覚系脳番地』は、目で見たものを判断する脳番地。視覚系脳番地が弱いタイプは、見た目によって容易に判断を誤ってしまいがちです。『大人気!』と書かれた文字に反応して購入してしまったり、いわゆる『パッケージ買い』をしてしまったりします。視覚系脳番地を鍛えるためには、目で見えたものから選択・判断するトレーニングが有効です」(加藤先生)

以下の20文字の中に、同じ文字が2組ずつあります。できるだけ早く見つけましょう。見落としや勘違いを防ぐ、視覚系脳番地の強化をします。

「脳トレ」でムダづかいを予防して、お金を上手に貯めましょう!

「脳トレ」でムダづかいを予防して、お金を上手に貯めましょう!

ついつい買ってしまって後悔するのが、ムダづかい。「意志が弱いから」と自分を責めてしまったこともあるのではないでしょうか。

「自分の脳の弱い場所を把握し、適切な『脳トレ』を繰り返せば、自然とムダづかいをしない脳になることが期待できますよ」(加藤先生)

あなたのムダづかいは、脳のせいかもしれません。自分のムダづかいのタイプから、ぜひあなたに合った脳トレを試してみてください。言葉や見た目に惑わされずに、冷静な判断ができるようになって、ムダづかいを予防しましょう。そして、コツコツとお金を貯めていきたいものですね。

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プロフィール
加藤俊徳先生
加藤俊徳先生
加藤プラチナクリニック院長、「脳の学校」代表。医学博士。昭和大学客員教授。
胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析。日々多くの人がMRI脳画像診断に来院。脳に関する著書、テレビ、新聞、雑誌出演など幅広く活躍中。
書籍紹介
今日からお金が貯まる脳トレ
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著者:加藤俊徳
定価:本体1,300円+税
出版社:主婦の友社
 

お金が貯まる人の部屋はきれいに片付いている!3つの理由とは?

 

預金通帳の残高を見なくても、お金が「貯まる人」と「貯められない人」を見分けられる基準があるそう。それは「部屋」。お金が貯まる人はモノが少なくキレイに整理されているのに対し、貯められない人はモノがあふれ……

 
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