あなたは早起きの朝型?それとも夜更かしの夜型?あくまでも筆者が取材などをもとにて得た統計ではありますが、お金を貯められる人はほとんどが早起きです。
朝食をしっかりとって早めに出勤。もちろんマイ水筒は必須アイテムで、お弁当を持っていく人も。出勤している人が少ない静かな早朝のオフィスで、1日のダンドリを考えてから仕事をスタート。残業はできるだけしないようにして、終業後は真っ直ぐ帰宅し自宅で夕食というのが、平日の平均的な生活スタイル。その理由を尋ねると多くの人が「人も電話も少ない早朝のオフィスは仕事がはかどる」「遅くまで起きていても光熱費を使うだけだから」といいます。
これに対して、お金が貯まらない人のライフスタイルは、時間ギリギリまで寝てあわてて出社準備。通勤途中にコンビニやコーヒーショップへ寄って、朝食や飲み物を購入。出勤すると、すでにほとんどの人は仕事モードになっていますから、自分の予定ではなく周囲の状況に合わせて仕事開始。結果、定時には自分の仕事が終わらず残業をすることになり、遅くなったからといって帰り道に同僚と一杯。
どちらのタイプも、きっとあなたの周りにいますよね。ふだん接しているだけでは気がつきませんが、こうして文字にしてみると、どちらがお金が貯まる人かは一目瞭然です。
日常の行動パターンだけでなく、お金が貯まらない人には他にも要因となる習慣があります。たとえば、こんな習慣に心当たりはありませんか?
ネットショッピングをするのは夜、寝る前が多い
頭も心も疲れている夜は冷静な判断ができなくなりがち。必要のないものまで買ってしまうことも。
セールは必ず初日に行く
「買い物するぞ!」オーラであふれている初日のセール会場は、衝動買いをしがち。
ビニール傘が家にたくさんある
天気予報を確認するという計画的な生活ができていないことの象徴。
飲み会やイベントなどに誘われると断れない
予定していなかった飲み会などに参加することは、予算内で生活できない原因になります。
買い物は友人と一緒に行くことが多い
友人と一緒だと、冷静な判断ができなくなって、つい必要のないものまで買ってしまいがち。
部屋が散らかっている
計画性のない買い物やムダ遣いが多いと、必然的にモノが増え、散らかった部屋に。
お金が貯まらないと感じている人なら、きっと思い当たることがいくつかあるはず。節約しているつもりだけど貯めるお金がない、貯まっているはずのお金がいつの間にかなくなっているという人は、日常のこんな習慣がお金の貯まらない体質を作ってしまっているのです。
では、お金が貯まる人は、お金とどんなつきあい方をしているのでしょう。
財布の中は定期的に整理している
レシートを整理することで支出を振り返ることができ、自分がいくらくらい使っているのかを定期的に確認することにつながります。
給与明細は毎月、きちんと確認している
収入の内容を知ることは、貯められる人になる第一歩です。
財形貯蓄や社内預金などで積立をしている
手続きさえすれば自動的にお金が貯まる、貯蓄の王道。
預金通帳は定期的に記帳している
自動引き落としにしている支出を確認したり、残高を意識したりするために記帳は必須です。家計簿をつけている場合はWEB通帳でも構いませんが、WEB通帳は一定期間を過ぎると履歴を遡れません。紙の通帳なら記帳することで記録を残すことができます。
1カ月、1年の予算を立てている
お金を貯めるためには、支出を記録するだけでなく、予算を立ててそれを実行することが重要です。
これらを見て、どんなことを感じるでしょうか?お金が貯まる人は、自分のお金をきちんと知り、使途を考え大切に扱っています。これって何かに似ていると思いませんか?そう、恋愛と同じです。お金が貯まる人になるためには、お金の神様に愛されなくてはいけないのです。
お金の神様に愛される人になるにはどうしたらいいでしょう?恋をしたら相手のことを大切に考え、もっと知りたいと思い、気に入られるように努力しますよね。お金の神様も、それと同じ。財布はもちろん家もきれいに整え、収入や支出の内容をきちんと把握し、ムダ遣いをしないよう大切に扱えば、きっとお金の神様に愛され、お金が貯まる人になれると思いますよ。
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