問題1:よく使う慣用句。正しいものに「○」、間違っているものに「×」をつけてみよう!
日々の会話から生まれた「慣用句」。思い込みによる誤用に注意!
「慣用句」とは、複数の単語が結びついて、まったく異なる意味として使われるようになった言い回しのことです。例えば「猫の手も借りたい」という言い回しは、「忙しい」ことを例えた慣用句。「忙しい」と直接言わずに、「猫」「手」「借りる」という単語が結びつき、忙しいという状態を表しています。
こうした慣用句は、日々の会話から生まれた日本語。それだけに、多くの人が使う中で、いつしか間違った使われ方になることも多いです。しかし、慣用句を正しく理解すれば会話の幅が広がるので、誤用に注意しながら、積極的に使ってみましょう。
正解
問題2:よく使う熟語。以下のカタカナを、漢字2文字で書いてみよう!
知っているようで正確に書けない!?正しい漢字をおさらいしよう。
「漢字を読むことはできるけど、書くのは苦手」という人が増えているそうです。職場ではパソコン、プライベートではスマホ……。現代のライフスタイルでは、もしかしたら、文字を書かずに一日が終わるという日もあるかもしれませんね。
実は、私たちは小学校6年生までに、常用漢字の半分以上を習っているのです。しかし、「これは小学生でも書ける漢字だから」と侮っていると、意外に読めない、書けない漢字があるもの。あらためて、漢字が正しく書けるかをチェックしてみませんか?
正解(すべて小学校で習う漢字です)
問題3:「なります」の例文。使い方が正しいものを2つ選んでみよう!
「なります」は、状態の変化を表す時に使う。
よく、カフェやレストランで注文した品を受けとる時に、「こちら、アイスコーヒーになります」などという言葉を耳にしませんか?実は、この「なります」の使い方は間違いなんです。どうして間違いなのかと聞かれたら、あなたは正しく答えられるでしょうか。
「なります」は「なる」の丁寧語です。もともと「なる」という言葉は、「暑くなる」「美しくなる」など、状態の変化を表す時に使う言葉。「アイスコーヒー」は、出された時点で変化するわけではありませんから、「なります」を使うのはNG。正しくは「アイスコーヒーです」と言います。ちなみに、「アイスコーヒーにミルクを入れると、カフェオレになります」という使い方は正しいです。
正解
問題4:すぐに使える「名詞の尊敬語」。次の例文の下線部の名詞を、尊敬語に直してみよう!
敬語への苦手意識は「覚えて使う」ことで解消!
敬語は、相手に尊敬の気持ちを伝える日本語特有の表現ですが、日本語学習で最も難しいポイントと言われることもあります。日本人でも、100%正確に使えている人は少ないかもしれませんね。しかし、敬語を使いこなすことが日本語力の飛躍的なアップに繋がるので、あまり苦手意識を持たずにチャレンジしてみましょう。
敬語を覚える上でとっつきやすいのが、「名詞の尊敬語」です。これは「会社」を「御社(打ち合わせなど話し言葉の場合)」「貴社(メールや履歴書など書き言葉の場合)」と言い換えたり、「家」を「お住まい」「お宅」と言い換えたりする敬語のこと。動詞や形容詞の尊敬語に比べて、基本的にそのまま覚えられるので、一つでも多く覚えて使ってみてください。
正解
いかがでしたか?普段何気なく使っている日本語も、間違っていることがあるものです。日本語は日々使うものですから、正しい言葉使いを覚えておいて損をすることはないでしょう。
正しい日本語を身につけることは、ボキャブラリーを豊かにすることはもちろん、自分の魅力をアップさせる強みになるはず。ぜひ、国語力や日本語力を身につけ、気持ちを相手に伝えるための言葉の基本を学んで、あなたの武器にしませんか?
国語の常識講座へのリンク