学びのトピック、盛りだくさん。
  • facebook
  • twitter

2017.02.23

地方へ移住!そんなときに持っていたら役立つ資格とは?

ライフスタイルの変化を求めて、あるいは家庭の事情などによって、地方に移住する人は大勢います。ところが、移住先での仕事探しに苦労するケースは多数。いずれ地方に住んで収入を確保するには、どんな準備をしておくといいのでしょうか。キャリアコンサルタントの資格を持つライターの青木典子さんが紹介します。

  • ライフ
  • お役立ち

暮らしたい土地で暮らすために、「収入確保」の準備は早めに

地方に移住する人が増えています。その理由は、旅行で出かけた土地に魅了されて「ここで暮らしたい!」と直感したり、地域にこだわらず「自然豊かな環境で暮らしたい」と考えたり、あるいは転勤先の土地が気に入って永住を決めたり…と、さまざま。このほか、自分や配偶者の故郷に帰って親の介護をする、など、やむを得ない事情もあるようです。

ただし、悩みどころは「収入源」。大都市圏に比べると雇用は少なく、希望に見合う収入を得られる仕事が見つからない場合も。特に女性の場合、夫の転勤についていくために仕事を辞め、移住先で仕事探しに苦労するケースがよく見られます。

そこで、いずれ地方移住を視野に入れている人は、移住先で収入を確保できるよう準備しておいてはいかがでしょうか。今回は、地方でもニーズがある仕事、その仕事に活かせる資格・スキルをご紹介します。

どんな地域でもニーズがある分野の仕事――「医療」「介護」「ヘルスケア」「食」「住まい」など

全国どこでも、人が住んでいる限りニーズが絶えることのない業種に注目しましょう。例えば、医療、介護、ヘルスケア、食、住まいなどです。特に地方は高齢化が進んでいるため、高齢者のニーズに応えることで仕事を獲得しやすくなります。

王道といえる資格は、「介護福祉士」「管理栄養士」「調理師」など。医療機関や介護関連施設で活かせます。これらは受験資格や実務経験が必要な資格ですが、だからこそ信頼と評価を得られます。介護福祉士や調理師は、パート・アルバイトといった雇用形態でも、介護施設や飲食店で指定の期間働けば受験資格が得られます。移住までに実務経験を積み、資格を取得しておくといいでしょう。

また、医薬品販売の専門資格である「登録販売者」はドラッグストアへの就職に有利。受験資格がなく、資格を持っていれば一般スタッフより時給が高く設定されることもあります。
不動産の賃貸・売買仲介を行う「宅地建物取引士」や、リフォーム需要に対応する「建築士」なども、どの地域でも一定のニーズがあります。

特に「食」関連の資格は、幅広い活かし方があります。調理師の場合、飲食店・宿泊施設・介護施設・給食施設などさまざまな就職先があり、自分で開業する道も開けます。また、健康維持や体質改善に効果的な料理の知識を身に付ける「薬膳コーディネーター」資格は、飲食店でのメニュー開発、セミナー講師などとして活かす道があります。

そのほか、地方では「町おこし」として、地域の特産品を全国にアピールする活動を行っていることも。「野菜スペシャリスト」など食の専門資格を活かし、農産物やそれを使ったレシピを発信する活動を担う手もあるでしょう。

「観光地」で旅行客のニーズに応える仕事

地方でも、観光地の近隣に住むのであれば、観光客にサービスを提供する仕事に就くことができます。

「リラクゼーションマッサージ」「エステ」「アロマテラピー」などの資格があれば、リゾートホテル内のサロンでの勤務や出張サービスが可能。
「ブライダルプランナー検定」「IBC検定」といったブライダルの関連資格を活かし、リゾートウェディングのプランナー、コーディネーターとして働く道もあります。
また、「ヨガインストラクター」資格を取得し、リゾートホテルなどと契約して宿泊客にレッスンサービスを提供している人もいます。

さらに、「旅行業務取扱管理者」の資格も、地域の観光協会やツアー会社などで活かせる可能性があります。

Webを活用してできる仕事

Webを活用すれば、大都市圏をはじめ全国からの仕事を受注することも可能です。

趣味のクラフト制作の腕を磨き、ネットで販売する方法もあるでしょう。スマホや小物にラインストーンで装飾する「デコアートクリエーター」などは認定制度もあります。その他にも、趣味関連の資格・スキルは、教室を開講するのにも活かせます。

ビジネス分野においても、Web上のみで仕事の受託~納品までを行う「クラウドソーシング」が広がってきました。分野を問わず高度な専門資格を持っておけば、こうした仕組みを活用して仕事を得られる可能性もあります。PCスキルを活かして事務作業を請け負うなら、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター」レベルの資格を目指すのもおススメです。
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター」は、マイクロソフト オフィスの同一バージョン内で規定の4つの試験に合格した人が得られる称号です。手始めに、入口資格であるマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Web上での仕事獲得を目指すのであれば、大都市圏にいるうちに経験を積み、同時に人脈も築いておくといいでしょう。移住後も受注獲得につながる可能性が高まります。

もちろん、地域によってどんな仕事があるか、どんな資格が活かせるかは異なります。移住する地域の情報を事前にリサーチし、自分の「得意」「興味」との接点をつかんだ上で、目指す資格を選んでください。

【執筆者プロフィール】

青木典子(あおきのりこ)
リクルートで求人広告の営業などを務めた後、フリーライター/編集者として活動。就・転職、キャリア、スキルアップ、資格などをテーマに20以上の媒体で執筆、20冊の書籍編集に携わる。1000社以上に取材し、経営者・人事担当者・働く人々の声を聴いてきた経験をベースに、キャリアコンサルティングも行う。JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。

関連特集
  • お役立ち特集
facebook
twitter
line