インテリアを考えるときの要点のひとつは色合いです。目指す空間のコンセプトや、依頼人のイメージに近づけられるよう、色彩面からのサポートは欠かせません。インテリアコーディネーターやインテリアアドバイザー、建築士はもちろん、建物や自動車の外観デザインをするエクステリアデザイナーといった仕事でも色彩の知識が役に立ちます。
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お客さまをより美しく演出するため、似合う髪色やメイクをアドバイスする美容師、メイクアップアーティスト、ビューティーアドバイザー(美容部員)、ネイリストにも、色彩のスキルが役立ちます。これらの仕事は、色を混ぜて他のカラーを作る機会が多いため、混色についても学んでおくと良いでしょう。また、美容業界は流行にも敏感です。そのため的確な色彩感覚を持ちつつ、トレンド情報やお客さまの好みをおさえ、総合的にカラーコーディネートを提案する柔軟性も求められます。
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新しいトレンドを生み出し、他の分野にも影響を与えているファッション業界。中でも、ファッションデザイナー、アパレルショップスタッフ、パーソナルスタイリスト(R)などは、流行色やカラーコーディネートについて、日々アンテナを張っておくことが必要です。お客さまの肌や目の色、髪色から、もっとも似合うスタイリングを提案するときに、色彩のスキルが役立つでしょう。
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結婚式に関わる仕事の中で、ウエディングスタイルのプロデュースには色彩の提案が欠かせません。ブライダル業界の花形とも言えるウエディングプランナーは、新郎新婦にとって大きなイベントである結婚式をすてきにサポートする仕事です。結婚式の雰囲気や新郎新婦の幸せと未来を演出し、誰もが笑顔になれる空間を作り上げていくときに、色彩の知識を活かせるでしょう。
ディスプレイ上のビジュアルですべてを表現するWeb関連の仕事にも、色彩の資格が重宝されます。Webデザイナーはもちろん、Webサイトの構成や企画・提案を行うWebディレクター業務も、コンテンツに関する知識のみならず、カラーに敏感でなければなりません。サイトの配色やデザインによって人が受ける印象は異なるため、見やすいWebサイトを目指すためにも色の基礎知識は大切です。
出版・印刷業といえば、記事を作る仕事がメインと思われがちです。しかし、ターゲットや企画に合わせて紙面の上に見栄え良くレイアウトを決める人がいなければ、本や雑誌は完成しません。中でも、調色・DTPデザイナーは、紙面の上であらゆる色を使用し、読者の共感を得たり記事内容の情報を分かりやすく伝えたりしています。
人々の感情を色で表現するために、昔から用いられてきたのが花です。花屋さんやフラワーコーディネーターの場合は、ゴージャス、かわいい、凛とした感じなど、お客さまのさまざまな要望やシチュエーションに合わせた花束やフラワーアレンジメントを作るときに、色彩の知識が役に立ちます。他にも、花の彩りで独自の世界観やアートを表現するフラワーアーティストなどの仕事でも、色彩の知識を活かせます。
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色彩の知識を活かせる仕事は、カラーコーディネーターだけではありません。人々の感情に影響を与える色彩は、さまざまな職種で注目され始めています。今回ご紹介した、インテリア、ファッション、フラワー関連など、意外と身近な場所で重宝する資格であることが分かります。また、色彩を勉強することで職種の幅や自分の可能性を広げ、現在の仕事だけでなく就職・転職活動でのアピールポイントにできるでしょう。
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