一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定するドッグ検定は、犬について幅広く学ぶ資格です。主に、犬に関する知識や歴史、法律のほか、犬に関する英語や映像作品についての雑学も学ぶことができます。専門的知識を深く学ぶというよりも、基礎レベルの知識やおもしろ雑学を広く学ぶ検定です。
犬に関する雑学が身に付くため、ペットショップに来店したお客さまに対し、幅広い知識を活かした楽しい接客ができるようになります。
犬の飼い方やしつけに関する資格のひとつに、公益社団法人日本愛玩動物協会が認定している愛犬飼育スペシャリストがあります。この資格は、犬の健康やマナー、予防接種に関する知識、高齢犬のお世話の仕方など、愛犬と一緒に暮らすために必要なことを学べる資格です。
この資格を取得すると、例えば犬種ごとの性格の違いについても学べます。そのため、ペットショップに来店したお客さまに対し、「この犬種は穏やかな性格の子が多いので、初めて犬を飼う方に人気ですよ」など、犬を紹介する際に役立ちます。
愛犬飼育スペシャリスト講座へのリンク
ドッグトレーニングアドバイザー検定は、一般社団法人日本ペット技能検定協会の認定資格。主に、犬のしつけや習性について学ぶ資格です。しつけについて理論的に学べるほか、トレーニング用語や犬の行動学についても学べます。
犬を飼うのが初めてというお客さまだけでなく、すでに犬を飼っているお客さまに対しても、しつけについてのアドバイスができるようになるでしょう。
NPO法人社会動物環境整備協会が認定するドッグライフカウンセラーは、飼い主が愛犬との暮らしをスムーズに送れるよう、犬と生活する上で必要な知識を伝えるための資格です。犬の飼い方に不安を抱えている人を支える役目を担います。
犬の健康管理や衛生管理についての知識、飼い方やしつけ、犬を飼うときのマナーについて学べます。ペットショップにいる犬たちの健康、衛生管理や、初めて犬を飼うお客さまからの相談にも乗れるようになるでしょう。
犬の健康について学べる資格には、ドッグライフカウンセラーのほかに、一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定するドッグヘルスアドバイザー検定もあります。ドッグヘルスアドバイザー検定は、犬の病気や食事、健康管理について幅広く学べます。また、犬の介護に関する知識を学べる点が特徴です。
ペットショップの犬たちの食事や健康の管理のほか、高齢犬を飼っているお客さまに、介護についてアドバイスすることもできるでしょう。
今回は、ペットショップへの就職や転職に役立つであろう「犬に関する資格5選」をご紹介しました。紹介した資格は、ペットショップへの就職や転職に必須、というわけではありませんが、自分の知識や技能の証明として役立ちます。就職・転職活動や採用後の実務で、学んだことを活かせるシーンが出てくることもあるでしょう。
自分の知識レベルはもちろん、「しつけについての詳しい相談にも乗れる店員になりたい」「犬の介護の相談にも乗れるようになりたい」など、自分が目指す方向性に合わせた資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。