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2020.07.29

大切な日の直前に......!どうしてもニキビは作れない日の、緊急レスキュー法

大切な日の直前に......!どうしてもニキビは作れない日の、緊急レスキュー法

結婚式のお呼ばれやデート、就職活動の面接など大切な日の直前に限って、「あれ、こんなところにニキビ!?」なんてお肌トラブルが起こりがち。「すぐにでもお肌を整えたい!」という方のために、2~3日前にできる応急処置や、お肌トラブル予防法について銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生にご紹介していただきます。

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この日だけはやめて……!と思っているタイミングで出てくるアイツ、なぜ??

そもそもニキビはなぜできるのでしょうか?

ニキビなどのお肌トラブルが起こる原因として、まず生活習慣の乱れやストレスの増加があるといいます。自炊する時間が取れず外食が続いて食生活が偏ったり、つい手軽なスナックフードに手を出してしまったり、忙しすぎて寝不足状態が続いたり……。こうした、生活習慣の乱れが心身への負担となり、ニキビの原因となってしまうのです。

また、特別な日の直前になるとなぜかニキビができてしまう……という方も多いといいます。
「大切なイベントの前はやることが増えて忙しさが増し、緊張感も続きます。そうすると食事や睡眠などの生活パターンが自ずといつもと違ってきますよね。生活リズムの変化によってニキビができやすくなるのです」(銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生)

また、大切な日を目前に控えているからこそ、「ニキビがいつも以上に気になる」ということもあるようです。
「何もない普段の日なら大して気にならないような小さなニキビでも、大切なイベントの前になると目についてとても気になってしまうもの。何度も鏡を見て、つい手で触ってしまう。こうした悪循環がニキビをより悪化させてしまうこともあるのです」(慶田朋子先生)

あご、おでこ、胸、背中はどうしてニキビができやすいの?

あご、おでこ、胸、背中はどうしてニキビができやすいの?

生活環境の変化やストレスによる心身への負担が大きく影響しているニキビ。まずは、ニキビができる仕組みについて理解しておきましょう。
実はニキビは、“脂腺性毛包”という皮脂腺が発達している毛穴にのみできるのだそうです。これは、髪が生える“終毛性毛包”、産毛が生える“軟毛性毛包”とは異なるもの。そしてこの“脂腺性毛包”は私たちの顔、胸の上部、背中の上部にのみ存在するため、ニキビができる場所も自然と限られるという訳です。

「その“脂腺性毛包”にはアクネ桿菌(かんきん)という常在菌(美肌菌の一種)が存在していて、皮脂を脂肪酸とグリセリンに分解することで、普段はお肌を酸性に保ったり保湿したりしてくれています。ところが酸素が少ない状態を好む嫌気性菌であり、皮脂を好む好脂性菌でもあるため、生活習慣の乱れや間違ったお肌のお手入れなどによって毛穴の入口に脂が詰まった状態になると、それを発端にさまざまなニキビトラブルが起こってしまいます」(慶田朋子先生)

この「毛穴の入口に脂が詰まった状態」がニキビの初期症状で、“白ニキビ”といわれる状態。嫌気性・好脂性の菌が増殖することで炎症が起こると“赤ニキビ”といわれる状態となり、さらに“黄ニキビ(膿疱)”へと悪化してしまうのです。

「炎症を起こしてしまうと抗生剤を飲んでもキレイに治すのに数日かかってしまいます。そのためニキビトラブルに悩みを持つ方が結婚式を控えているケースなどは、結婚式の1週間前から抗生剤を飲むことをおすすめする場合もあります」(慶田朋子先生)

普段から規則正しい生活、正しいスキンケアを心がけることが何よりの対策であり、もしニキビができてしまったら、初期症状のうちに生活習慣・スキンケア方法を見直し対処することが大切です。慶田先生によると、「どういう戦略でニキビ(スキンケア)と向き合うか?」も重要だそう。
「自分の肌質を間違えて思い込んでいる方も少なくありません。皮膚科でのカウンセリングを通して悩みを解消したり、例えば比較的即効性のある治療法として、毛穴の入口の角栓や酸化皮脂を溶かすケミカルピーリング(通常2週間に1回ペースで3~4回実施)で悩みを解消する方も増えています」(慶田朋子先生)

安定した肌を手に入れるための、正しい生活習慣の見直し方

安定した肌を手に入れるための、正しい生活習慣の見直し方

さて、きれいな肌を保つために大切なのは、正しい「生活習慣」と「スキンケア方法」ということが分かりました。
「食事・睡眠・腸内環境・運動・ストレス対策。この5つに注意してください。ニキビができたらこのどれかが崩れている証拠ですので、それを見つけて軌道修正しましょう」(慶田朋子先生)

●心がけたい5つのポイント

【食事】発酵食品や野菜を十分に摂る。揚げ物・高糖度食品・濃厚乳製品・スナックフード・刺激物(激辛食品など)は控える。飲酒は週2回までとするなど、制限を設ける。

【睡眠】質と時間を大切に。眠りに良い環境を整え、7時間以上の睡眠を心がける。

【腸内環境】便秘を放置しない。上記のような良い食事習慣を心がけ、腸内の善玉菌を増やす生活を送る。ウォーキングやストレッチも便秘解消に有効。

【運動】血液の循環を良くして代謝をアップさせる。汗をかくことで角層の保湿にも繋がる。

【ストレス対策】例えばハードワークによる肉体的・精神的ストレスは交感神経系を優位(緊張モード)にし、ニキビの原因を作りやすい男性ホルモンを活発にしてしまう。ストレス解消法を複数持ち、毎日リラックス時間を作ることを心がけて副交感神経系を優位にさせることで、男性ホルモンを抑える。副交感神経系が優位になると、栄養の吸収力などが高まるといったメリットも。

ニキビ予防のための正しいスキンケア方法

ニキビ予防のための正しいスキンケア方法

続いて、正しいスキンケア方法について。スキンケア方法はとてもシンプルで、洗う・保湿・紫外線対策の3ステップが基本です。

●ニキビ予防のスキンケア3ステップ

【洗う】洗顔フォーム・石鹸で泡を作り、泡を手で転がすようにして洗う。顔は優しく、脂の多い胸や背中は泡をのせる時間を少し長めにする。

【保湿】ローションやクリームを使う。ビタミンA誘導体成分を含むレチノールを使用すると角質を優しく溶かし、毛穴の詰まりや黒ずみを解消してくれる。特に気になる部分には抗生物質配合の軟膏などを使用する。

【紫外線対策】日焼け止めクリームを薄く二度塗りし、日中は1回塗り直す。

肌の状態を見れば、その人が日々どんな食事をし、どんな生活をしているのか分かるといいます。今回ご紹介したニキビケアの方法は、結婚式を控えている方はもちろん、就職活動中の方、デートや同窓会などバッチリ決めて臨みたい機会が待っている方、そして何より毎日をより良く過ごしていきたいという全ての方にお届けするものです。「日頃から美肌でいたい!」という方は、「肌」の知識をプロから学び、正しいスキンケアを心掛けてどうでしょうか?

【取材協力】
慶田 朋子(けいだ ともこ)さん
慶田 朋子(けいだ ともこ)さん
銀座 ケイスキンクリニック 院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
医学博士
東京女子医科大学医学部医学科卒業。同大にて皮膚科助手、美容クリニック勤務などを経て、銀座ケイスキンクリニックを開設。メスを使わないエイジングケアをモットーに医療機器や注射によるナチュラルな若返りに定評あり。食と美容、健康など幅広い知識を持ち、現在は雑誌やテレビでも活躍。著書「女医が教える、やってはいけない美容法33」(小学館)「365日のスキンケア」(池田書店)が好評。
 

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