Amebaオフィシャルトップブロガーで、講演活動やメディア出演など、幅広いステージで活躍中のゆぴのこさん。部屋の模様替えをきっかけにインテリアやDIYの魅力に気付き、工具も使ったことがないところから少しずつ練習を重ね、半年後には家具作りをスタートさせたそうです。
そんな彼女のご自宅の、インテリアのコンセプトはというと、
1.使いやすさ・生活のしやすさを最優先に
2.床面積を広く見せるため、家具は脚付きのものをセレクト
3.アイテムは形式にとらわれず、暮らしに合わせて自由に使う
4.●●テイストと決めつけずに好きなものをミックスさせた空間に
の4つを心がけているとのこと。おしゃれなだけでなく実用性も兼ね備えた部屋のコーディネートを得意とするゆぴのこさん。4つのコンセプトをもとにした、居心地の良い部屋づくりのコツを教えていただきました。
「人によって居心地の良い空間は異なるものですが、やはり自分の『好き』が詰まった場所であることを心がけるといいと思います。インテリアに正解・不正解というものはありません。住んでいる人がリラックスできて心休まることが大事。個人的には見た目だけではなく、ライフスタイルに合わせた家具の配置や動線なども、居心地の良い空間づくりに繋がっていくと思います」(ゆぴのこさん)
たしかに、素敵な家具で揃えたはずなのに、収納能力が乏しくて物が溢れたまま……というのはありがちな失敗例。すぐに散らかってしまっては、居心地の良い部屋とは言えません。
「わたしの場合、まずは空間に見合ったサイズの家具をバランスよく配置します。家具は必要最低限に留めておき、そこに実用性を考えながら生活に必要なものを整理収納し、最後にデコレーションをしています。
過去の経験から、見た目ばかりを気にして生活感をなくしすぎても居心地が良いとは言えません。たとえば、生活感が出やすいティッシュやリモコンなどはバスケットやボックスを使って隠したり、調味料や洗剤などは、おしゃれなボトルに詰め替えたりと工夫すれば、出しっぱなしでもサマになります」(ゆぴのこさん)
続いて、ちょっとした工夫でおしゃれ部屋を生み出せる、初めての方にも簡単な、おすすめのDIYを教えていただきました。
「DIYには工具や作業場が必要ですが、一人暮らしの女性は工具を持っていないことが多く、賃貸だと音を出せないという事情も……。そこで、次のようなものはいかがでしょうか?」(ゆぴのこさん)
賃貸でも原状回復できる壁面収納を活用
「たとえば、木材に組み込んで、天井面と床面に突っ張らせて自立させるツーバイアジャスターや、等間隔に穴があいている有孔ボードなどを利用することがおすすめ。お部屋に傷を残すこともなく、さらに、ホームセンターなどで簡単に購入可能なDIY部品です。有孔ボードに組み合わせるフックや棚などのパーツも豊富にあるので、自分の好みに合わせて『見せる収納』を楽しむことができます」(ゆぴのこさん)
100円ショップで手軽に購入できるものを使ってのリメイク
「すのこ、カッティングボード、焼網など、ちょっとした工夫で手軽にインテリアのパーツとしてリメイクできるものが100円ショップには豊富に揃っています。組み合わせのアイデア次第でインテリアの幅が大きく広がるので、それらを活用することもおすすめです」(ゆぴのこさん)
インテリアにあったアイテムを選ぶ時のポイントについて「自分の“好き”を明確にすること」とゆぴのこさん。「好きな色を取り入れたり、好きな雑貨や趣味のものを飾ったりすると、自ずとお気に入りの空間になります。ただし、飾りすぎると生活しづらくなることもあるので、バランスが大事です」と付け加えてくださいました。
自分の“好き”センサーを磨くことで、自然と統一感は出てくるもの……というのには納得です。万が一、購入したものが部屋の雰囲気に合わなかったと気づいた場合は、リメイクをしたり、まったく違った用途で使用してみるなど工夫することを教えてくださいました。
最後に、おしゃれに部屋をコーディネートしたい、DIYをやってみたいと思っている方へメッセージをいただきました。
「まずは自分がどんなお部屋にしたいかをイメージしてみてください。雑誌やネットでお好みのインテリアを参考にするのも良いと思います。
もし、空間のイメージが難しい場合は、いきなり大掛かりなことはやろうとせず、まずはコーナーごとにやってみてはどうでしょうか。空いた時間を有効に活用しながら少しずつ手掛けていくほうが、イメージも膨らませやすいと思います。
今は初心者さんでも手軽にできるDIYアイテムもたくさん出ています。過程も楽しみながら、自分だけのお気に入りの空間を作ってくださいね」(ゆぴのこ)