「モテないインテリア」にご用心！居心地のいい部屋のつくり方とは？

好きな人を自分の部屋に招待した時に「YES」の返事をもらえれば、「もしかして脈あり！？」と、誰もが嬉しく思うことでしょう。しかし、いざ部屋に通した時に、「インテリアのセンスがイマイチ……」「居心地が悪い……」なんて思われないか、不安になることもありますよね。

好きな人のためにファッションやメイクには気を使っても、部屋のことまで意識する人は多くないでしょう。普段生活している自分にとっては気にならないことでも、初めて訪れた人からはネガティブな印象を持たれてしまうこともあり、居心地の悪い部屋は近付いてきた恋のチャンスを逃す原因にもなりかねません。

ここからは、好きな人にドン引きされかねない「モテないインテリア」の特徴と、部屋を居心地のいい空間に変えるコツについて、「男性編」「女性編」に分けて解説します！

キッチン・トイレ・バスルームは大丈夫？

前提として男性に意識してほしいのは清潔感です。女性は、男性よりも不衛生な状態を嫌う傾向があります。特に気を付けたいのが、キッチン・トイレ・バスルームといった水回りの三ヵ所。カビやぬめり、黒ずみ、水垢は、大きなドン引きポイントになるので注意が必要です。そもそも、水回りは何もしなくても汚れやすい場所。そこに物がゴチャゴチャあると、見た目が悪く、掃除もしにくくなります。ですから、水回りに置く物は最低限にしましょう。

さらに、シャンプーや洗剤などをシンプルなボトルに入れ替えるだけで、生活感が薄まり垢抜けた印象になります。シンプルなボトルは100円ショップでも購入できるので、リーズナブルにセンスアップできますよ。水回りは清潔感を意識して、インテリアを考えましょう。

布製品の色や柄……バラバラになっていない？

インテリアの中で大きな面積を占めているのが布製品。布団やカーテン、ラグやクッションなどは、家具や家電よりも目を引きます。実用性も大切ですが、あまりにもバラバラな色や柄だと落ち着かず、部屋が居心地の悪い印象になってしまいます。

それを解消するコツは、使う色を３色以内にすること。さらに柄も揃えれば、よりスッキリした印象になります。例えば、布団やカーテンなど、大きな面積を占める布製品の色と柄を揃えるだけでも、インテリアにまとまりが生まれます。

また、こちらも部屋の清潔感のお話に関係しますが、布製品のニオイにも要注意です。布製品はニオイを吸いやすいので、シーツや枕カバーなどを長く洗っていないと汗のニオイを溜め込み、部屋全体に嫌なニオイを充満させてしまいます。自分では部屋のニオイには気付きにくいので、定期的に洗濯や消臭をしましょう。

趣味に生きてるって思われ過ぎない？

好きなことがあるのは素敵です。しかし、部屋中が趣味に関わる物で埋め尽くされていると注意が必要。度が過ぎると、好きな人に「ここには私の居場所がないかも……」と思わせてしまうかもしれません。

もちろん、自分の部屋なので好きな物を飾っていいのですが、せっかく来てくれた人に居心地の悪い思いをさせるのは本意ではないでしょう。好きな人を部屋に招待する日だけでも、露出を抑える配慮をしてみてはいかがでしょうか。

また、壁全体を覆うような大きな棚に趣味のアイテムを飾ると、それだけで圧迫感があります。腰より低めの棚に配置するだけでも取り囲まれるような感覚が薄れ、また部屋も広く感じられるでしょう。

生活が丸見えになっていない？

女性は男性に比べると、掃除や片付けをマメにする傾向があります。しかし、女性にとっては過ごしやすい空間でも、実は男性にとっては居心地が悪い、ということもあるので注意が必要です。特に気を付けたいのは、下着や生理用品など、女性ならではの生活必需品。好きな人を部屋に呼ぶ際にも、目に入る場所に置きっぱなしにしていないでしょうか。

それらは、たとえ整理されていたとしても、男性にとっては目のやり場に困る物です。「見てはいけないものを見てしまった……」と、気まずい思いをさせてしまう可能性もあります。

居心地のいい部屋にするためには、何よりもまず、気まずい物を気軽に隠せる収納にしましょう。スチールラックを活用し、見せたくない物はカゴや箱に入れておけば、いざという時も上から布をかけるだけで手軽に隠すことができます。

洗濯物の扱いも要注意です。女性は、防犯面から部屋干しをする人が多いですが、好きな人を部屋に招待する時には干しっぱなしはNG。梅雨の時期など、どうしても片付けられない時は、ついたてなどで隠しましょう。

また、洗濯待ちの衣類も見えないように保管してください。フタ付きのランドリーボックスがあると便利です。雑多な衣類が目に入らなくなることで部屋のゴチャゴチャ感が薄れ、スッキリした印象になります。

大量の○○で、金銭感覚がバレる？

部屋に入って、たくさんのブランドのバッグ、靴、アクセサリーなどが並んでいると、男性はギョッとします。「もしも付き合ったら、自分のお給料じゃ足りないな……」と思ってしまうことも。自分が稼いだお金を好きなことに使うのは本人の自由ですが、大量のブランド品がドン引きポイントになり得ることは意識しましょう。

インテリアとしてあえて見せたい場合でも、本当にお気に入りの物を数点だけ飾るようにしましょう。また並べて飾るなら、飾る物の色やデザイン、テイストを揃えると、「ただ置いてあるだけ」という印象から抜け出せます。

全体を考えずに、インテリア雑貨を並べてない？

最近は、100円ショップでも可愛いインテリア雑貨や観葉植物などがリーズナブルに手に入るので、つい勢いでたくさん買ってしまうことも。しかし、それを「せっかく買ってきたから」とむやみに並べると、部屋が雑然とした印象になってしまいます。

リーズナブルな物こそセンス良く配置しないと、逆にチープさが目立ってしまいます。それでは、好きな人に「おしゃれな部屋じゃないんだな……」「落ち着かないな……」と思わせてしまう危険性も。

リーズナブルな物を飾るのであれば、きちんとテーマを決めましょう。例えば、ナチュラルテイストや北欧風といったテーマで揃え、また色を3色以内にすればインテリアがまとまります。

また、ある程度の間隔を取って配置し、窮屈な印象にならないようにしましょう。さらに、背の高い順番に並べたり背の高い物を中心にしてシンメトリーに並べたりするなど、バランスを意識して配置することで、おしゃれで居心地のいい空間が生まれます。

部屋は本来、自分にとって実用的で、快適であれば問題はありません。基本的に、他人からどう思われるかを考える必要はありませんが、部屋に好きな人を招待する時は話は別です。好きな人には、できるだけ居心地よく過ごしてもらいたいですよね。

居心地のいい部屋は、決しておしゃれである必要はありません。インテリア雑誌のような部屋を目指すよりも、まずは清潔で片付いていることが大切。その上で、好きな人が過ごしやすい空間をつくることを意識しましょう。

部屋には、その人の個性が表れて当然です。しかし、好きな人を招待する時には、個性が強過ぎて相手が入る隙がなくなっていないか、見直す必要があるでしょう。自分の部屋に招待するということは、意中の異性と距離を縮める最大のチャンス。そのチャンスを最大限に活かすために、ぜひ居心地のいい部屋づくりを意識しましょう。