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2019.07.23

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

「料理に自信がない」という方は、過去に失敗したエピソードがあるのではないでしょうか。その記憶が頭から離れず、「また失敗したら嫌だなぁ......」と、料理を敬遠してしまっているかもしれません。今回は、みなさんの料理の失敗エピソードを大公開!失敗しないための料理家のアドバイスもご紹介します。

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みんな一度は経験する!?料理の失敗エピソード

今回は、10代~40代の男女を対象に、「料理の失敗エピソード」についてアンケート調査を行いました。みなさん、いろいろな失敗を経験しているようです。

まずは手料理の定番、「パスタ編」と「ハンバーグ編」をご紹介します。

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します
料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

パスタの茹ですぎやハンバーグの生焼けは、多くの方が経験したことのある失敗なのではないでしょうか。

続いては、「煮物、カレー編」をご紹介します。比較的失敗しにくそうなメニューではありますが、こちらも失敗エピソードが寄せられました。

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

「カレーがシャバシャバになってしまった」というエピソードは、いくつか聞かれました。分量や煮込む時間を間違えてしまうと、イメージしていたのとは違う料理になってしまうことも……。

その他にも、料理の失敗あるあるがたくさん集まりました。「みんな一度はあるある!編」もご紹介します。

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

「(肉や魚を)焼きすぎて焦げてしまった」「味付けが濃すぎた/薄すぎた」といった失敗エピソードは、とても多く寄せられました。誰もが経験する「失敗あるある」なので、失敗したからといって落ち込む必要は全くありませんね。

最後に、思わずクスっと笑ってしまう、「うっかり編」のエピソードもご紹介します。

料理の失敗エピソードを大公開!家庭料理のプロのアドバイスもご紹介します

少数派でしたが、こんな「うっかりミス」も料理にはつきもののようです。日頃から「自分はうっかりミスが多い」という自覚のある方は、料理する時には特に気を付けたいですね。

料理の失敗を防ぐには?失敗した料理はどうすれば?家庭料理のプロがアドバイスします!

料理の失敗を防ぐには?失敗した料理はどうすれば?家庭料理のプロがアドバイスします!

それでは、料理の失敗を防ぐためには、どんな工夫をすればいいのでしょうか?また、失敗してしまった料理は、どうすればいいのでしょうか?いくつかの失敗エピソードを例に、料理家がアドバイスします。

失敗例1:「パスタを茹ですぎてしまった」

失敗を防ぐための工夫

パスタに限らずですが、麺類は茹で加減が大事です。茹で時間は、必ずキッチンタイマーを使って測るようにしましょう。キッチンタイマーは100円ショップでも購入できます。

もしも失敗してしまったら?

うっかり茹ですぎてしまった時は、やわらかく茹でるパスタメニューに変更しましょう。少しぐらいの茹ですぎなら、水で洗って〆(しめ)て、トマトケチャップで炒めれば、喫茶店風ナポリタンになります。マカロニサラダでは、マヨネーズがよく絡むようにマカロニをやわらかめに茹でることもあるので、パスタも茹ですぎてしまった時は、パスタサラダにしてもいいですね。

失敗例2:「カレーがシャバシャバになってしまった」

失敗を防ぐための工夫

初めてカレーを作る時にやりがちな失敗です。市販のカレールーを使ってカレーを作る時は、外箱に書いてある水の分量をしっかりと確認しましょう。ちょっと少なめにして煮込んだ後で、お湯を加えながら調整するのがポイントです。

もしも失敗してしまったら?

シャバシャバになってしまったら、カレー粉や塩等で味を調整して、スープカレーとして食べるのが一番簡単。とろみをつけたいのなら、室温でやわらかくしたバターに小麦粉を混ぜて練ったもの(ブールマニエ)を加えて、味を調えるといいでしょう。また麺つゆを足して、カレーうどんやカレーそばの、かけ汁にするのも面白いです。

失敗例3:「(肉や魚を)焼きすぎて焦げてしまった」

失敗を防ぐための工夫

焼き方によって異なりますが、例えば、直火で焼く「焼き鳥」の場合、肉を切る大きさに差をつけて、上から中・大・小の大きさの順に串に刺します。そうすると火があたりやすい箇所に大、火があたりにくい箇所に中・小が来るので、均等においしく焼けます。
醤油や味噌などで下味をつけた肉や魚をフライパンで焼く場合は、少し火力を落とし、時々フライパンを揺することで焼きすぎが防げます。
ハンバーグなど厚みがあるものは中まで火が通りにくいので、ぴったりと蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
オーブンで焼く場合は、時々中を確認して、焦げそうになったらアルミホイルを掛けてあげると焦げすぎが防げます。

もしも失敗してしまったら?

食べられる程度の焦げなら、焦げた部分をこそげ落とした上に、じゃがいもを千切りにして油で揚げたものを小高く盛りつけるとか、クレソンやハーブなどをのせるとか、野菜あんや田楽味噌、ソースなどをかればごまかすことができます。
焦げすぎたものは酸味や苦味が出てさすがに食べられないので、いい勉強になったと諦め、次から気を付けましょう。

最初は誰でも失敗するもの!失敗しないための工夫を知って、料理を楽しもう

最初は誰でも失敗するもの!失敗しないための工夫を知って、料理を楽しもう

料理は、最初は誰でも失敗するものですが、やればやるだけ確実に上達します。やらなければ、失敗しないかわりに上達もしません。上達するためには、まずはレシピ通りに作ってみてください。そして調理の途中で、絶対に味見をしてくださいね。

例えば肉じゃがなら、調味料を入れて一煮立ちしたら煮汁を味見し、煮上がる直前にもう一度味見をします。そうやって、「最初の薄味が煮詰まるとこうなるのか」などと、味の変化を覚えましょう。そして、食べる時にさらに、「もう少し甘い方が良かった」「醤油が足りなかった」などと考えて、次回に生かします。

おいしく作れるようになったら、ぜひ誰かにも作ってあげてください。「おいしい」と言ってもらえたら、もっと作りたくなりますよ。万が一、期待した反応ではなかったとしても、めげないでください。相手の味の好みと、ちょっと合わなかっただけです。もしも、これから一生をともにする相手に作ってあげるなら、相手の好みを聞いた上で、徐々に「私の味」にも慣れてもらいましょう。

料理が上手に作れるということは、大きな魅力の一つになります。おいしい手料理によって、意中の相手との関係が良くなるかもしれません。ぜひ、誰かに「おいしく食べてもらいたい」という気持ちを込めて、料理の練習を続けてくださいね。

執筆者プロフィール
大石寿子(おおいしさとこ)さん
代々飲食店を営む家に生まれ、子どもの頃より料理に慣れ親しんで育つ。調理師免許を取得し19歳で自分の店を持ち、30年間料理人として厨房に立った後、オールアバウト立ち上げ時より料理ガイドになり、今に至る。誰でも、楽して、楽しく、おいしい料理が作れるように新調理法を考案し、斬新なレシピをウェブやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で提案&発表。
 

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