婚活歴15年(!)のアラフォー婚活ブロガー・Rikakoです。
今まで、ありとあらゆる婚活を経験し、現在も結婚相談所に入会しながら、婚活サイトにも登録し、婚活パーティーにも参加していますが、なかなか結婚相手に出会うことができません(泣)。
なぜなら、婚活市場では収入や年齢などの条件に左右されやすいから。特に男性の場合は、女性の年齢を真っ先に見てしまいがちなので、婚活市場でアラフォー女はとても不利なのです……。
また、こちらが相手を選ぶ際にも、収入や年齢だけでなく、職業、学歴、結婚歴などの条件にも左右されてしまうので、本当に自分に合った人を見失いがちです。
私は長年婚活をしていますが、いわゆる婚活市場で出会った人を好きになったことは、あまり多くありません。
今までは、婚活の場ではなく、趣味を通じて出会った人に惹かれることが多かったのです。しかし、趣味の場で出会う人は、既婚者だったり、独身でも結婚願望がない人だったりもします。独身で結婚願望があり、なおかつ趣味が合って自然と仲良くなれる……そんな婚活がないだろうかと、あれこれ探すうちに「趣味コン」にたどり着きました。
趣味コンにはいろんな種類があり、例えば、料理コン、ゴルフ合コン、バーベキューコン、スポーツコン、ゲームコン、歴史好きコンなど、多岐にわたります。
私は、過去にいくつかの趣味コンに参加したことがあります。
まず、料理コン。男女のグループで、料理を作るというイベントです。確かメニューはカレーだったと思います。レシピ通りに作れば絶対に失敗しないような簡単なカレー。しかし、私のグループには仕切り屋の男性がいて、なんでも自分でやろうとしたのです。その人に全て任せたところ、カレーは失敗……。微妙な空気になって終わりました。
また、ボルダリングコンに参加したこともあります。ボルダリング初体験だったため、はりきって一人で黙々と登っていたところ、男性と交流することもなく終わりました。
最近は、映画コンに参加しました。みんなで好きな映画について語り合う会でしたが、参加資格が「20歳以上」だったので、参加者の多くが20代!若い世代と交流できたのは楽しかったのですが、次に繋がる出会いはありませんでした(泣)。
このように、イベント自体は楽しいのですが、趣味にフォーカスし過ぎると出会いに繋がらなかったりもするので、自分に合った「趣味コン」を選ぶことが大切です。
アラフォーは、出会いに繋がりそうな「趣味コン」を選ぶのが鉄則!
そして、趣味に本気でのめりこんでしまうと、婚活という本来の目的を忘れてしまうので、本格的な体験レッスンよりは、参加者とゆるく交流を楽しめそうなイベントがいいでしょう。
また、参加者の年齢も重要!例えば「20歳~45歳」と幅があり過ぎると、若い女子に人気が集中してアラフォー女は苦戦するため、全体的に年齢層が高めの方がいいです。
そんな基準でリサーチしたところ、早速気になる「趣味コン」を発見しました。
その名も、寺コン!
お寺で座禅&写経体験をするという、体験型婚活です。最近、婚活に疲れ気味なので、こういう癒されそうな婚活イベントに興味が湧きます。しかも、参加資格が男女ともに「35歳~49歳」。とてもアダルトな年齢設定なので、現在40歳の私でも勝負できそうな気がしました。
今回は、「婚活スタイル」が主催する寺コンに参加してきました。開催地は東京・広尾にある香林院。参加者は約20人で、比率は男女半々くらいでした。
通常の「趣味コン」は、参加者の自己紹介からスタートしますが、今回の寺コンでは、自己紹介&交流会は最後に行われました。
まずは、席について住職の説法を拝聴。仏教の根本的な教えについて知ることができ、とても興味深かったです。
説法の後は、写経の時間に。写経の目的は心をカラにすることだそうです。紙に般若心経が薄く印字されていて、それを筆ペンでなぞるという作業。上手く書こうとするのではなく、何も考えずにひたすら線を追っていきます。写経の間はシーンと静まり返っていて、婚活イベントであることを忘れてしまいそうです。写経中は、長年婚活が上手くいかない苦しみから解放されて、無の境地に達することができた気がしました。
写経をし終えたところです。「為」のところに願い事を書きます。
「結婚できますように」と書きたかったのですが、漢字のみだとどう表現していいのかわからず……、結局「恋愛成就」と書くことにしました。
写経は、お寺でお焚き上げをしてもらえます。
写経の後は、座禅の時間となります。姿勢を正して座禅を組み、精神統一を行います。写経同様、何も考えずに心をカラっぽにしました。
座禅を組んでいると、やがてお坊さんが巡回してきて、希望者は警策(けいさく、きょうさく)と呼ばれる棒で肩を叩いてもらえます。叩いてほしいという合図は、お坊さんが近付いてきたら合掌すること。せっかくの機会なので、私も叩いてもらいました。
そして、いよいよ座禅の後に、今回のメインイベントである懇親会がスタート。
今回は、男女2~3人ずつの小グループに分かれて会話をする形式でした。私は割と人見知りするタイプで、1対1の時は普通に会話できるのですが、グループになると、どうやって会話に加わっていいか分からなくなります……。最初のグループでは、ほとんど発言する機会がなく、終了時間になってしまいました。
時間になると男性陣が移動し、新しい男性陣と入れ替わるシステムでした。次のグループでは、1人の男性が司会役を務めてくれて、全員に話を振ってくれたので、私もきちんと発言することができました。やはり、グループに司会役がいるとありがたいです。全部で4周したのですが、後半になるほど積極的に会話することができたと思います。
今回の寺コンは、男女ともに35歳以上が参加条件ということもあり、40代の男女が多かった印象です。といっても、プロフィールに年齢が書いてあるわけではないので、あくまで予想年齢ですが……。
通常の婚活パーティーのように、年齢、収入、職業などが書かれていなかったので、そういった条件よりも、人柄を見ることができました。
今回は「趣味コン」と言っても、座禅や写経の体験だったので、体験中は誰とも会話せずでしたが、懇親会の時間があったので、体験に没頭して誰とも話せなくなるパターンは回避できました。
寺コンの参加者は、寺社仏閣巡り、美術館巡り、音楽鑑賞といった、文化的な趣味を持つ大人の男性が多かったです。
他の婚活イベントで時々出会う、女を値踏みするような人はいなくて、終始アットホームな雰囲気で楽しかったです。こんなふうに、自然と男女が仲良くなれるイベントっていいですね。
今まで、いろんな「趣味コン」に参加してきたという男性もいて、私が最近料理を勉強し始めたと話したら、料理コンをおすすめされました。過去に料理コンで不発だった経験がありますが……、今度リベンジしてみたい!
懇親会の終わりに、何人かとLINEを交換しました。通常の婚活パーティーでは、カップリングが成立しないと連絡先が交換できないので、「まずは気軽にいろんな人と繋がりたい」という人は、趣味コンの方がいいかもしれません。
残念ながら、今回は次に繋がる人には出会えなかったのですが、寺コンで写経&座禅を体験したことで、婚活疲れがすっきり解消され、心が軽やかになりました。私は、収入や年齢などの条件から入る婚活は疲れてしまうので、こういった趣味コンのほうが断然楽しいです♪
今後もいろんな「趣味コン」に参加していけたらと思います。
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