今でこそさまざまな衣料が手に入り、手編みのニットは主に趣味で作るものになっています。しかし、地域によっては、昔は編み物といえば家事の1つ。北国などでは嫁入り修業にも含まれていたという話もありますし、編み物が得意なお母さんやおばあちゃんがいる、という方も多いかもしれません。
これから編み物を趣味で始めるなら、1本の編み針で気軽にできる「かぎ針編み」や、毛糸さえあればどこでもすぐに編める「ゆび編み」がおすすめです。最初の作品は、短時間でできるモチーフ編みのコースターや、アクリル毛糸のキッチンたわしなどが良いでしょう。また、本格的な「棒針編み」に挑戦するなら、まずはシンプルな手順で完成させられるマフラーから始めてみてはいかがでしょうか。
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道具を使った工作などが得意だったという方なら、アクセサリー作りがおすすめです。ビーズアクセサリーのパーツなどは年々本格化しているため、腕を磨けば、お店で売っているもの顔負けのピアスやネックレスも作れるようになるかもしれません。
その他、天然石を使ったブレスレットや、石塑(せきそ)粘土に色付けして作る陶器風ブローチなど、技法や仕上がりのイメージもさまざま。かわいくポップなものから大人っぽくゴージャスなものまで、バリエーションに富んだ作風を好みに応じて選べる点も魅力です。
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羊毛でできた綿のような塊に、ニードルと呼ばれる太い針をくり返し刺すことでフェルト状に固め、マスコットなどを作っていくクラフトが、羊毛フェルトです。動物をかたどったマスコット作りが人気で、ただの毛玉だった羊毛が、針を刺していくうちに思い通りの形に変わっていく様子は魔法のように感じられるかもしれません。
最初は球体など単純な形状のものから始め、慣れてきたらネコやウサギ、クマなどの顔・全身マスコットにも挑戦してみましょう。
キレイに彩色されたインテリアキャンドルも、身近な材料で手作りできます。基本的には、「溶かす・流し込む・固める」の3ステップで作ることができ、半日あれば完成する点も魅力的なポイントです。
さまざまな形状の型もそろっていますが、型は紙コップなどでも代用可能。削ったクレヨンを混ぜて色を付けるだけでも、想像以上にかわいく仕上がりますよ。作業では火やカッター、熱した材料などを取り扱うため、ケガにはくれぐれも注意してください。慣れてきて凝ったデザインのものを作れるようになったら、お友達にプレゼントしても良さそうですね。
イラストなどを描くことが得意であれば、描いた絵を絵はがきやアートフレームなどの作品にしてみましょう。インテリアや季節の便りに使うなどのアイデアにとどまらず、データを画像素材の頒布サイトに登録したり、Web上のコンクールに応募したりするなど、ネットの活用も視野に入れることで、思わぬ反響を呼ぶ可能性もあります。
また、描いたイラストデータをTシャツやマグカップなどの商品に加工してくれるネットショップも多数あるため、オリジナルグッズを製作しても楽しいでしょう。
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今回は、手作り好きな女性向けのクラフト系趣味を5つご紹介しました。手作り作品が人気を集め、クラフト販売サイトやイベントでショップを持つなど、作家として活躍する方も増えています。趣味として楽しみながらも、もしかしたら仕事につながることもあるかもしれませんね。