2万円でこんなに変わる！お部屋のセンスをUPする５つのコツ

「天井が高くて、窓からの自然光で明るいところがお気に入り」と自分の部屋を紹介してくれた、会社員のNさん。しかし引っ越してから6年が経ち、持ち物が増えて棚の中が満杯になっていることが気になっているそうです。また、「カーテンの色はイエローでいい？」「部屋がすっきりして見えないのはなぜ？」といったことも気になっているそう。今回は、こうしたインテリアと収納の気がかりなことを、すはらさんと解決します。

まずは今のお部屋の状況を点検しましょう。Beforeの写真を見てみると、モノが散らかっているわけではないのですが、写真の右奥にある棚の中身が丸見えになっていたり、右手前にある壁にカバンがいくつも吊り下げられていたりするため、雑然とした印象につながっているのがよく分かります。毎日過ごしていると目が慣れてしまい、部屋がスッキリとしない原因に気づきにくくなるので、部屋の様子を点検するときは、このように撮影した画像を使って客観的に見つめてみるのがおすすめです。

アドバイス：片付けているのに部屋がスッキリとしない理由は、「丸見えになっているモノ」と「色の使い方」にある！

スッキリとした部屋にしたいと思ったときは、面積の大きいカーテンや布団カバー、ラグに着目しましょう。その色や柄は、自分の思い描いているインテリアスタイルと一致していますか？Nさんが憧れるのは北欧風のインテリア。また、明るい空間が好きなNさんはイエローカーテンと淡いパステル色の布団カバーを使っています。どちらも明るくて優しい印象の部屋づくりにピッタリなのですが、Beforeを見ると、ダークブラウンのフローリングが持っている濃くて暗い印象に、それらが負けてしまっているのが分かります。

そこで、カーテンを明るい色のアイボリーにチェンジ！床の色との組み合わせにメリハリをつけることにしました。さらに、引き締め色として白と青色を布団カバーにプラス。グラフィカルな模様のテキスタイルが、Ｎさんの憧れる北欧風のイメージへと導いてくれます。すっきりした印象の部屋を作りたいときは、白やアイボリーといった無彩色を部屋のベース色に。メリハリをつけて引き締めたいときは、青や黒をプラスしたうえで、赤やオレンジといった目立つ色を、小物でアクセントとして取り入れるとうまくまとまります。

アドバイス：無彩色を部屋のベース色にし、青色やオレンジ色を加えてお部屋のアクセントに

「引っ越したときには持ち物が最小限にまとまっていたのに、やがてモノが増えて棚を買い足すことになった」という経験はありしませんか？Nさんも、最初は小さな棚一つで住み始めたのだそうです。今ある棚の中には、勉強用のテキストやアルバムをはじめ、手紙、CD、常備薬、アクセサリー、アロマグッズ、裁縫用品などの日常アイテムがしまわれています。「本が多いと思っていたのですが、中身を調べてみると、以前仕事で使った資料や取っておいたパンフレットなど、紙モノが多い」というNさん。増える度に棚の隙間に差し込んでいくと、あとで見つけにくくなるうえに見た目の乱れが目立ってしまいます。

バラバラになりがちな紙モノを整理するには、ファイルボックスを使うのが効果的。また、こまごまとしたアイテムはプラスチックの収納ボックスを使うとまとめやすくなります。今回は棚の寸法を測って、A4サイズで縦型のファイルボックスと、大中小のインナーボックスを選びました。今使っている棚の色がホワイトなので、その中で使う収納用品もホワイトで統一。北欧風インテリアのベースカラーとして、部屋のイメージを整える役目を果たしてくれます。

アドバイス：カラーボックスのようなオープン棚には、サイズ違いで組み合わせのきくボックスが便利。中にしまうモノに合わせて並べたり重ねたりできる

棚の中がホワイトに仕上がったことで、次に気になるのが家具の並べ方です。棚と棚の間のわずかな隙間と、棚と電話の間にある空きスペースとコード類。コンセントの位置で配線をしたり、テレビ画面の大きさで置き方が決まったりしているのですが、そのせいで残ってしまったスペースが、散漫な印象につながってしまいます。

こういった隙間も、部屋がスッキリとしない原因の一つです。テレビと電話の位置を調整して、家具と家具の間をつめて一列に並べるだけで統一感が一挙に高まります。棚を並べるときには、一直線に隙間なく配置するのがポイント。棚を購入するときには、奥行きと高さを揃えましょう。オープン棚は、中で使えるインナーボックスが売っているメーカーのものにすると、整理整頓しやすいですよ。

アドバイス：配線を隠す専用カバーを使うと床の上がすっきり。棚の上の飾りものが素敵に映えます！

今回の取材を終えて、Nさんは、「部屋全体がスッキリとまとまったので、次はラグを買い替えようと思います！」とのこと。

部屋が思い通りに仕上がったら、その様子を撮影しておくことをおすすめします。インテリア雑貨を買うときには、その画像を見て検討してから手に入れましょう。フォトフレームや人形、キャンドルなどいろいろと飾りたいものがあると思いますが、棚の中を整理整頓して飾りの数を絞っておくのがスッキリのポイント。これからも収納家具を増やさずに、片付いた部屋をキープしていきたいですね。

気分を変えたいときに活用したいのがクッション。
手ごろな価格で色柄や形が楽しめる

スウェーデンのダーラナホースが描かれたコースター。
小物で北欧風イメージを高める方法もある

今回のお部屋チェンジにかかった金額

・ニトリ　遮光2級・遮熱・防災カーテン（ノーブル3 アイボリー）　￥6,990
・ニトリ　A4ファイルスタンド（オールホワイト）　￥399×6個
・ニトリ　インボックス タテハーフ　￥599×２個
・ニトリ　インボックス レギュラー　￥699×２個
・ニトリ　インボックス ハーフ　￥599×１個
・ニトリ　インボックス クオーター ￥399×２個
・IKEA　FLONG 掛け布団カバー＆枕カバー　￥1,699
・IKEA　KVISSLE ケーブルマネジメントボックス　￥1,499
・IKEA　VESKEN シェルフユニット　￥999
・IKEA　THORINE クッション　￥999
・IKEA　MARIT ランチョンマット　￥199
・IKEA　FARSKVARA コースター　￥99
・IKEA　FEJKA 人工観葉植物　￥299
・IKEA　MUSKOT 鉢カバー　￥199
計　￥19,369（税込）