一生懸命片付けても、すぐに散らかった部屋に戻ってしまう方、多いのではないでしょうか。そんな方は、そもそもの収納方法に問題があるのかもしれません。自己流の整理収納から卒業して、リバウンド知らずの素敵なお部屋を目指しましょう!
ポイント1:物の優先順位をつける
毎日使う物、たまに使う物、めったに使わない物など、ひとつひとつ優先順位をつけていきましょう。使用頻度の高い物は、取り出しやすい場所(机の上など)に置き、めったに使わない物は引き出しの奥などに収納しましょう。
ポイント2:アクション回数を考える
アクション回数とは、物を取り出すのにかかる動作の回数のこと。例えば、引き出しの下段の物を取り出すときは、「しゃがむ→引き出す→取る→使用する→戻す→閉める→立ち上がる」と7アクションもかかります。
「引き出しの下段」「引き出しの上段」「机の上」など、収納場所によってアクション回数は異なります。「ポイント1」でつけた優先順位に見合ったアクション数で、物を取り出せるように工夫しましょう。
ポイント3:生活動線を考える
自分の生活の行動ルートに合わせて、物を配置しましょう。例えば、アイロンがけはリビングでするという方は、リビングの収納にアイロンとアイロン台をしまう。ソファーで身だしなみを整えるという方は、化粧品をそばに置くなど、自分の生活動線にあった物の配置を心がけるだけで、片付けやすさがアップするだけでなく、作業もスムーズになります。
ポイント4:グルーピングをする
グルーピングとは「あるひとつの行動をとるときに、必要になる道具を一か所にまとめる」ことです。例えば手紙を出すときに、便箋をあっちから、切手をこっちから……と必要な物をいろいろな場所から取り出すのでは、無駄な動きが多くなってしまいます。「郵便セット」としてかごなどに必要なものをまとめて一か所に収納すると、取り出しも片付けも一瞬で済むのでとっても便利です。グルーピングをしたものは、必ずそのグループに戻すのを徹底することがリバウンドを防ぐコツです。
家の中すべてを片付けるのは大変! という方は、まずよく使うエリアの整理収納から始めてみましょう。整理収納をすると、部屋がキレイになるだけではなく、たくさんのメリットがあります。
時間的メリット
「鍵がない!」「リモコンどこ!?」失くし物を探す時間ほど無駄なものはありません。片付け上手になれば、そんな無駄な時間がなくなり、あなたの貴重な時間が増えます!
経済的メリット
物の置き場所が整理されていれば、「今、家に何がどれだけあるか」を把握できるようになります。そうすると、必要な物を必要な量だけ買うことができるようになり、節約につながります。
精神的メリット
散らかっている部屋では、ごちゃごちゃとした光景が視界に入るため、集中力が低下します。また、ストレスもたまりやすくなるので、イライラしたり落ち込んだりすることが増えてしまいます。スッキリ片付いた快適な空間にいると心にゆとりができ、毎日が充実したものになります。
「部屋がキレイになる!」だけではなく、暮らしにもメリットがある整理収納。独学では自信がない方、もっとしっかり学びたい方は、「整理収納アドバイザー」の勉強をしてみてはいかがでしょう? プロの整理収納アドバイザーが学習をサポートしてくれるので、リバウンドなしの整理収納術を習得できますよ!
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