冷えは内蔵の負担に直結する上、低体温の原因となります。低体温になると免疫力の低下を招き、風邪を引きやすくなったり、生活習慣病の原因になったりしてしまいます。温活とは、体温を上げることにより冷えを解消し、新陳代謝を活発にして、心と身体の両方を健康にしようという活動そのものをいいます。
温活により基礎体温がアップすると、代謝や血行が良くなります。すると、普段通りの生活をしていても沢山のエネルギーを消費してくれるので、太りにくくなったり、お肌の調子がよくなったりするんです。
ここでは、是非実践してほしい温活の6つのキーワードを紹介します。
1. 足は第二の心臓! 冷え厳禁!
…足もとを温めるのは、全身を温める近道です。「頭寒足熱」という言葉が意味するように、上半身は涼しく、下半身は温かく、を心がけましょう。
2. "首"とつく部位に注目しよう。
…「首」と名の付く足首・手首・首・腰首(ウエスト)は、どれも太い動脈が通っているので、温めてあげると末端までポカポカになります。特に腰まわりは胃腸やおへそ、女性にとって大事な子宮もあるので、腹巻などを使って温めてあげるといいでしょう。
3. 衣服の着かたを工夫しよう。
…インナーは厚手1枚よりも、薄手のものを重ね着する方が空気の層をつくり保湿効果が高くなります。特に1枚目は血流を妨げないような、やさしくフィットするものを選んだ方がgood。
4. 日本古来のお風呂が一番。
…寝る2~3時間前にぬるめのお湯に首までゆっくり浸かることが大事です。
好きな入浴剤を入れると、さらにリラックス効果も高まり一石二鳥です。
5. 冷えない睡眠をとろう。
…入浴後からの体の暖かさをキープしたまま寝るのが理想的。湯冷めしないように、入浴後は一枚はおるなどしましょう。着るものも締めつけが少ない楽なものを。また、質のいい睡眠のためには、あれこれと考えず、穏やかな気持ちで布団に入ることも大切です。
6. 日常生活で筋力アップ。
…筋肉不足だと熱を生む力も弱くなるので、普段から筋肉を意識して動かしてみましょう。まずは、猫背にならずにまっすぐと姿勢を正す、というだけでもOK。
「食事」も身体を温めるのに効果的です。冷たいものより温かいものを食べるようにしたり、生姜や唐辛子などのスパイスを効率よく摂りましょう。
中でもオススメなのは生姜です。ただし、生のままの生姜ではなくて加熱したものか乾燥させたものを使いましょう。加熱したり乾燥させることで、生の生姜に入っているジンゲロールという成分がショウガオールに変化し、より血流を促進し体を温めてくれます。
黒色のもの(黒豆、小豆、ひじきなど)や暖色のもの(かぼちゃ、にんじん)、根菜類でも体を温めることができます。
「一年の計は元旦にあり」といいますが、一生の計は今日からです。
あなたにとっての今日が、心も身体もあたたかく、気持ちのいい毎日を過ごすための第一歩となりますように。