はじめまして、イラストレーターのまめこと申します。
夫と5歳の娘との3人暮らし。イラストや絵本、コミックエッセイなどを描かせていただいております。
コミックエッセイでは特に、料理や家事について描かせていただくことが多いです。
ある日ふと、「にんじん、大根、ジャガイモにキャベツ……。今の時代、どの季節でもスーパーや小売店などで手に入れることができるけれど、一番おいしい『旬』の季節って本当はいつなんだろう??」と疑問に思いました。
そこで、本の編集者さんに「旬のものを、旬の場所に採りにいく」企画を相談したところ、「それはぜひやってみましょう」ということになったのです。今回は、その取材の際に出会った、現地の生産者さんや野菜ソムリエさんなど「旬のプロ」から直接お聞きしたお話を、皆さんにもお伝えできればと思っています。
まず「旬」とは、何か。「旬」とはその食材が最もおいしく、たくさん収穫できる時期のこと。おいしいだけでなくメリットもたくさんあります。
旬の食材はたくさん収穫できるため、鮮度の良いものが入手しやすくなりますし、価格も下がります。また他の時期に比べ、旬の食材は栄養価が高いだけでなく、その時期の身体に必要な効果を備えています。
暑い夏には身体を冷やし、秋には寒い冬に向け身体を整え、冬には冷えた身体を温め、春には眠っていた身体を呼び起こす……。なので、旬のものを食べていれば、一年中快適に過ごすことができるのです!
ちなみに、牛乳にも「旬」があるってご存知でしたか?一般に流通している牛乳は、同じ味になるよう均等化されていますが、実は寒くなってからが牛乳の旬!
夏場は牛がたくさん水を飲むので牛乳が薄まり、冬場は寒さに備え脂肪を蓄えるため、乳脂肪が多くなり牛乳が濃くなるんだそうです。私も取材を通して初めて知りました!
寒い冬、人間の身体は、冷えによってむくんだり、便秘や運動不足になりがち……。
そんな冬の食材といえば、ハクサイやネギなどのお鍋や汁物の具材、またはミカンなどを思い浮かべる人が多いのでは?それ以外にも、冬が一番おいしく身体にも良い、冬に旬を迎える食材がたくさんあります。その主な食材がこちら!
最もおいしく食べられる時期に、とっておきの調理方法で、食材を楽しみましょう!今回は、神奈川県相模原にある、農業体験施設『モナの丘』敷地内にある農業レストランのコック、門倉明日香さんに伺った、ほかほかの口どけでやさしい味の「大根の和風ステーキ」のレシピをご紹介します。
大根の和風ステーキ
材料(2人分)
作り方
よく火を通した大根は、とても柔らかで口に入れると旨味とともに淡雪のようにとけていきます。
レシピ提供者:門倉明日香さん(モナの丘 農業レストラン コック)
おいしいだけでなく、身体をその季節に合わせて整えてくれ、さらにお財布にも優しい!良いことだらけの旬の食材。せっかく四季のある日本で暮らしているのですから、それぞれの季節の旬の食材を知り、一つひとつの季節を味わい、楽しんでいけたら良いですね!
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