自分では無駄遣いをしていると思っていなくても、お金が思うように貯まらないという人、月末になると、いつもお財布がピンチになるという人は、知らず知らずのうちに消費体質になっているのかもしれません。
クレジットカードの明細を眺めてみてください。身に覚えのない支出や、思ったより使ってしまった項目はありませんか? 毎月、ムダなお金を払っていては、お金は貯まりません。「マネー断捨離」で、家計をスリム化し、貯蓄力と金運をアップしてみましょう。
お財布は、その人のお金の使い方を映す鏡といえます。お財布がパンパンに膨らんでいる人は要注意です。「マネー断捨離」の手始めに、お財布の整理整頓から始めましょう。
1.財布に貯まったゴミや汚れ
身だしなみに気を配っている人でも、ポケットから取り出した財布が汚れていたり、財布に余分なものが入っていたりすると、お金に対する意識が低い人だという悪い印象を受けます。財布をいつもきれいに保っていると、自然にお金に対する意識が高まります。
2.いつもらったか分からない領収書やレシート
領収書やレシートは、お金を払った証(あかし)です。立替経費の精算に必要なものであれば、直ちに精算処理をするべきです。レシートは、家計簿をつけるのに必要なものでしょうが、なんとなく取っているだけであれば、捨ててしまいましょう。
3.小銭が多くて、財布が重くなっている
財布に小銭が多く入っている人は、金銭感覚が鈍い証拠です。1円・10円単位で、きちんとお釣りを少なくなるように支払いをする人は、少額でもお金をおろそかにしません。いつもお札で支払ってお釣りを貰う人は、少額のお金を意識していません。少額のお金も積み上げれば大金になりますよ。
4.会員券やポイントカード
いつか使うかもしれないと思って、会員券やポイントカードを持ち歩いているのでしょうが、それがムダな出費を生む原因です。ポイントカードがあるお店が目に入ると、つい立ち寄って、余計な買い物をしてしまうことも。目的を持って買い物やサービスを利用していれば、財布に余分な会員券やポイントカードを入れておく必要はありません。ポイントカード類も定期的に整理しましょう。
5.クレジットカード
クレジットカードの枚数が多いと、カードの支払が自然に増えますし、お金の管理がしにくくなります。カードによって特典があるのはわかりますが、必要最低限(2、3枚)に絞りましょう。
家計簿をつけていなくても、毎月の支出は、カードや通帳の明細を見ることで大まかに把握することができます。カード明細、通帳の明細から毎月のムダな出費を探しましょう。
1.月会費・年会費
スポーツクラブの会費やインターネットサービスのプレミア会員費など、最初は良かれと思って始めても、次第に利用頻度が少なくなっているものはありませんか?利用頻度から、必要なもの、不要なものを仕分けましょう。
2.動画・ゲームなどのエンタメ系有料コンテンツ
夢中になると、ついつい支出が膨らんでしまいがちです。また、お金と同様に時間も消費してしまいます。楽しみのための出費なので、全てムダとは言い切れませんが、毎月の予算を決めたり、プリベイド式にしたりするなど、予算内に収まるようにしましょう。
3.スマホの通信費
家計支出の中で、通信費の割合は増加傾向にあります。肌身離さず持ち歩いているスマホ。中には、2台持ち、3台持ちをしている人もいます。スマホはあると便利ですが、必ずしも絶えず必要ではないものかもしれません。利用時間を少なくする、契約プランを見直すことで、スマホの通信費を抑えてみましょう。
4.複数の保険料
勧められるままに入った保険や複数の保険に加入している場合、ムダな保険料を支払っている可能性があります。ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して、保険の見直しをしてみましょう。
5.身に覚えのない支出項目
カードや通帳の明細を見て、身に覚えのない支出はありませんか?それは買ったもの(利用したサービス)と支出が記憶に残っていないものなので、ムダな出費だと言えます。毎月明細をチェックすることで、1ヶ月のムダな出費がなかったか振り返りましょう。
「そろそろ真剣に考えなければ……」と思っていることのひとつに「お金のこと」が挙げられます。けれども、「お金のこと」はついつい後回しになってしまいがちです。「マネー断捨離」を行うと、ムダな出費が抑えられ、家計がスリム化されます。また、無駄なスマホの利用など、時間の浪費も抑えられます。何か新しいことを始めたいと思ったなら、まず、「お金」と「時間」を生み出す「マネー断捨離」に取組んでみてはいかがでしょう!?
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