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2017.10.31

SNSで職場の人とつながったら......?トラブルなくSNSを使いこなすコツ

「職場の上司からSNSで友達申請をされてしまった」という話をよく聞きます。そんな時、どのように対応するのがベストなのでしょうか。また、仕事関係の人とSNSでつながった場合、どんなことに気をつけると良いのでしょうか。事前にできる対策や設定など、トラブルなくSNSを楽しむために知っておきたい「SNSリテラシー」について、ITジャーナリストの高橋暁子さんが解説します。

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どうする?Facebookで上司からの友達申請

Facebookは、実名や所属を明らかにして利用するSNSです。アカウントの存在は、確実に上司や同僚に知られると思ったほうが良いでしょう。Facebookを利用する場合は、どのように使いたいのか、どのような人達とつながりたいのかを、あらかじめ決めておくことをオススメします。

実名を使うというFacebookの性質上、できれば仕事関係の人とも積極的につながる方が良いでしょう。しかし、どうしても仕事関係の人とつながりたくない場合は、友達申請をされた際に素直に断るのがベター。後から友達解除をすると、心証を悪くしかねません。

また断る際は、代替手段を提案しつつ断ると、「人間関係を断っているわけではない」ことが伝わるので、トラブルになりづらいです。たとえば、「Facebookはあまり使っていないので、Twitterでつながっていただけますか?」などと提案すると良いでしょう。またFacebookにしろTwitterにしろ、もしもSNSでつながる場合は、「SNSで見たことは評価に反映しないでくださいね」などと、事前に確認を取っておくと安心です。

逆に、あなたが上司など目上の立場である場合、部下にいきなり友達申請をするのは、パワーハラスメントととらえられる可能性があります。人によって、SNSをどう使いたいかというスタンスは異なるので、事前に対面で「友達申請をしても良いか」などと、確認してから申請するようにしましょう。またSNSでつながった後も、「いいね」の強要などをすると「ソーシャルハラスメント」につながるので、注意してください。

アドレス帳の同期に注意!LINEは手動で友だち追加がオススメ

近年、若手社会人の半数以上が、「仕事とプライベートは分けたい」「個人情報が気になる」「投稿次第で上司の印象が悪くなるかもしれない」などの理由で、SNS上で上司とつながることに抵抗があるという話も。女性に限ればその7割近くが抵抗を持っているとも言われています。

LINEは、基本的に電話番号を知っている者同士がつながるサービスであり、プライベートなツールのひとつです。LINEでは、スマートフォン端末などに登録されているアドレス帳を同期してしまうと、上司や同僚、クライアントなどとも、自動的につながってしまいます。そのような事態を避けるためには、以下の設定をしてください。

  • 1:下部右の「その他」をタップし、右上の歯車マーク(設定)をタップ。
  • 2:「友だち」をタップして、「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフにしておきましょう。
  • 3:その上で、つながりたい人とのみ、「ふるふる」や「QRコード」、「ID検索」などを使って、手動でつながるのがオススメです。

また、もしも上司や同僚から「LINEでつながりたい」と言われ、断りたい場合は、「LINEは通知を切っていてあまり見ていないので、お電話でご連絡をいただけますか」などと断ると良いでしょう。

油断すると、思わぬトラブルにも……。投稿内容、公開範囲にも注意!

SNSを使う上で、投稿内容によりトラブルとなることもよくあります。たとえば、Facebookで問題発言をして処分されたり、知られたくないような情報を上司や同僚に知られて気まずい思いをしたり……そういったことを防ぐために、投稿の公開範囲は友達限定とし、また問題のあることはそもそも書き込まないようにしましょう。

では匿名で使うTwitterなら良いかと言うと、やはり注意が必要です。たとえ匿名でも、知り合いが見れば簡単に個人は特定できてしまうもの。仕事関連の情報を不用意にSNSに書き込むと、守秘義務違反につながったり、会社に損害を与えたりする可能性もあるので注意が必要です。Twitterに匿名で問題発言をした人物が特定され、クビになるなどの事例は後を絶ちません。会社や仕事関係の愚痴などは、絶対に書かないことが大切です。

また、一緒にいる人を勝手にタグ付けしたり、仕事関係で行った場所を公開したりすることも、念のため避けておく方が無難でしょう。さらに、社内で撮影した写真を公開する場合は、写り込みで大切な情報が漏えいすることもあるので、公開前には必ず細部まで見直す習慣をつけてください。同時に、念のためTwitterには鍵をかけて、つながる友達を信頼できる相手に限定すれば、無用なトラブルは避けやすくなるはずです。

現代に求められる「SNSリテラシー」とは?

前提として、SNSは義務ではなく、あくまでも楽しんだり相手とより親しくなったりするために使うツールです。SNSはリアルを補完するツールに過ぎません。義務感で使うのは本末転倒ですし、ストレスになるくらいなら無理に使わなくても良いのです。

コミュニケーションの基本は、リアルな人間関係にあります。SNSは文章中心でコミュニケーションするものですが、文章のみでのやり取りは難しいものです。コミュニケーションを、SNSに極端に頼り過ぎると、誤解なども生じ、トラブルにつながりやすくなります。逆に、人間関係が良好で、相手と適切なコミュニケーションができていれば、SNS上のトラブルも減らすことができます。

SNSは、うまく使えば、仕事相手のプライベートの顔(父母としての顔や共通の趣味・考えなど)を知ることができ、より親しくなれたり、仕事がスムーズに進むようになったりすることもあります。また、自分の考えややる気を認めてもらえ、仕事にプラスの影響を与えることもありますよ。

現代は、SNSを使っていることが当たり前の時代です。SNSに使われることなく、うまく使いこなすことが、これからの時代に求められる「SNSリテラシー」と言えるでしょう。今回ご紹介したような「SNSリテラシー」を身につけ、充実したSNSライフを楽しみましょう!

執筆者プロフィール
高橋暁子(たかはしあきこ)さん
ITジャーナリスト。 SNSや情報リテラシー教育に詳しい。元小学校教員。Webの編集者などを経て独立、現職。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。SNSやスマホの安心安全利用等をテーマとして、テレビ、雑誌、新聞、ラジオ等のメディア出演経験も多い。

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