今よりもう少し自由に使えるお金が欲しい……そんな人が選ぶ手段のひとつに「副業」があります。終身雇用や年功序列といった賃金体系が崩れつつある昨今、新たな収入源や自己実現の場として、平日の昼間は会社、帰宅後と休日は副業で稼ぐというライフスタイルを選んでいる人は、今や珍しくありません。
また、「挑戦してみたいことがあるけど、いきなり転職や起業には踏み出せない……」という方にも副業は人気。働きながら副業としてチャレンジすることで、低リスクで経験を積むことができると注目されています。
「よし!お小遣いを増やすために、明日から副業を始めるぞ!」と、急いではいけません。あなたの会社は、就業規定で副業を禁止していませんか?会社のブランドイメージの低下、知識や技術が競合他社に漏れること、などを危惧し、就業規定で「副業の禁止」を定めている企業もあります。まずは自分が勤めている企業の就業規定を調べてみることから始めましょう。
「禁止されていても、内緒で始めればバレないよ」というのも危険です。万が一、就業規定を破っていることが会社にバレてしまった場合、解雇などの処分を受ける可能性も。
さらに、内緒で副業をしていても住民税の税額から会社に知られるケースもあります。会社で住民税を支払っている人の場合、本業にプラスして副業収入を上乗せして算出された住民税額が、税務署を通じて会社へ通知されるため、本業以外の収入を得ていることが会社に知られてしまうのです。
また、副業での所得が20万円を超えた場合、確定申告をする必要があり、これを怠るとペナルティを受ける可能性があるので要注意です。
※地域によって対応が異なる場合がありますので、不安な場合には事前に税理士または税務署に相談しておきましょう。
副業を始める人は必ず、
ことを覚えておきましょう!
実際に、副業としてどんなものが選ばれているのでしょう?従事する人が多く、かつ、初心者でも始めやすいものを挙げてみました。
「パソコンを使って稼ぐ」系:ポイントサイト、アンケートサイト、ライティング、他
パソコン1台とインターネット環境さえあればOK。始める時間や作業場所を問わず、スキマ時間を有効活用して気軽に行えます。初心者向けとしてオススメなのは、ポイントサイトやアンケートサイト。サイトに登録して、簡単なアンケートに答えたり、広告をみたりすることで、ポイントが貯まり、収入を得ることができます。パソコン操作や文章作成が得意な人は、インターネットで仕事を募集・発注しているクラウドソーシングサイトがオススメ。データ収集や記事作成といった多様な仕事がたくさん見つかると人気です。
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「教えて稼ぐ」系:家庭教師、塾講師、インストラクター
学力に自信のある人は、家庭教師や塾講師という手もあります。時給2,000円以上と、時間あたりの報酬額が高いケースが多いのが魅力です。他にも、料理や外国語、楽器など人より得意なことがあれば、講師やインストラクターの副業がオススメ。教えるのが好きな人にとっては、やりがいも感じられる副業です。
「特技で稼ぐ」系:POP制作、イラスト制作、賞状作成、他
手先の器用な人や、特技や趣味を活かしたい人にオススメの分野です。中には、副業のために「イラスト」「POPデザイン」「賞状書法」など、通信教育などで専門知識をつけてから始める人もいます。
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「お店を開く」系:個人輸入、ネットショップ、ネットオークション、他
ネットオークションでは、自分の持っていた物が購入価格の数倍で売れることも珍しくありません。また、日本ではなかなか購入できない品を個人輸入して販売する、ネットショップを開店することもできます。物によっては法律による規制が厳しく、事前に問い合わせたり届け出をしたりすることが必要になるかもしれませんが、海外輸出入に関する専門資格である「通関士」を取得していると、個人輸入の際に役立ちますよ。
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副業での収入が安定してきたら、「独立」「起業」の文字を思い浮かべる人もいるでしょう。そんな人にご紹介したいのが、「週末起業」。会社を辞めずに、休日に副業・新規ビジネスを行うことで、自分の好きなことや夢に、リスクを抑えて挑戦することができます。仕事とは別の分野で、あなたの持っている可能性が開花するかもしれませんよ。
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