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2020.06.23

孤独や虚しさを抱えて、日々を過ごしていない?専業主婦が自分を好きになる方法

孤独や虚しさを抱えて、日々を過ごしていない?専業主婦が自分を好きになる方法

社会との接点が少ない、収入がないという不安から自分に自信がなくなり、無気力な日々を過ごす専業主婦は少なくありません。そんなモヤモヤを抱える主婦の現状を変えるためのヒントを『専業主婦がなりたい自分になる方法』の著者・ななえさんに教えていただきます!

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憧れの専業主婦になるも、いつもイライラしている「余裕のないママ」だった

憧れの専業主婦になるも、いつもイライラしている「余裕のないママ」だった

専業主婦という肩書き。本来は「家庭を守る」という大事な仕事をしているはずなのに、「楽をしている」と世間に思われたり、働いていないことへの劣等感、社会に貢献しているという手応えが得られないことへの焦りなどで、モヤモヤした日々を過ごしている専業主婦は、意外と多いようです。

今回お話を伺うななえさんも、そんな「モヤモヤ」を抱えていた一人。
現在はファッション系通販サイトでの物販ビジネスを中心に、主婦起業のためのコンサルタント業を行うパワフルママですが、以前は育児と家事に追われる生活に不満を感じ、自分を見失っていたと言います。

「2人目の妊娠を機に退職し、憧れの専業主婦になったのですが……。子育てをしていると『食う・寝る・トイレに行く』ことですらまともに出来ませんでした。次女は抱っこしていないと寝ないし、夜中に何度も起きる。毎日、朝から夕方まで子ども向けの番組ばかり観てしまい、長女に足元で泣かれながら家事をして……と。もちろん、子どもはかわいいんです。かわいいんだけど、毎日がつまらなくて、どうしようもなくて、イライラが止まらなかったんです」(ななえさん)

「『正体不明のイライラ』を抱えたまま、日々を過ごしていると……。主人に『何イライラしてるんだよ!』と言われ、衝突することも増えました。子どもたちに対しても『早くしなさい!』が口癖で、強く当たってしまうことも(涙)。寝顔を見ながら、反省する日々でしたね」(ななえさん)

ななえさんは当時を振り返り、「正体不明のイライラ」をこう分析します。

「一番の原因は、自分の時間をすべて家事と育児に捧げていたこと。一時保育に預ければ、自分の時間を確保出来たのでしょうが、収入がない負い目もあり、自分のリフレッシュのためにお金を使いたいなんて、言い出すことが出来なくて。私の場合、経済的に依存していることへのストレスも大きかったんだと思います。同時に専業主婦になって、ぐっと世界が狭くなったことも不満でした。家庭やご近所という小さなコミュニティで過ごしていくうちに、まるで社会から取り残されたような気持ちになり、どんどん自信をなくしていましたね」(ななえさん)

「つまらない日々」から抜け出すために!ネットショップでの副業をスタート

「つまらない日々」から抜け出すために!ネットショップでの副業をスタート

不満を抱えつつも、何も出来ないことへの苛立ちを抱えていたというななえさん。「つまらない日々」から抜け出すには、どうしたらよいのか。ななえさんが出した答えは、シンプルなものでした。

「『私も働きたい!』って思いました。働くことで社会と関われるし、金銭的余裕も出来るし、分かりやすく評価されていると感じられる。そう思ったからです」(ななえさん)

最初は外に出て働くことも検討したそうですが、在宅ワークを選択したのは、こんな思いから。

「私自身、家庭の事情から一人で過ごすことが多かったので、子どもに寂しい思いをさせたくないという気持ちが強くて。今しかない子どもたちとの時間を大切にしたいから、自分のペースで働くことが出来る在宅ワークを選びました」(ななえさん)

そこでななえさんが始めたのが、ファッション系通販サイトでの物販ビジネス。

「海外のブランド品や洋服を個人輸入して、出品者として商品を販売しています。『個人輸入』と聞くとハードルが高いように感じますが、主婦の間で人気の在宅ワークの一つで、実績を上げている方も多いんです。また、私が利用しているサイトは売れてから商品を買い付ける『無在庫販売』が出来るので、初期投資がかからない。これなら自分にお金をかけられない私でも出来るかも!と思い、始めました」(ななえさん)

物販の副業を始めて、6年。現在は「仕事は午後3時まで!」を合言葉に、家事・育児を優先しながらも、なんと、会社員時代以上の収入を得られるようになったそうです。

孤独や虚しさを抱えて、日々を過ごしていない?専業主婦が自分を好きになる方法

「家族旅行に行ったり、疲れた時にはみんなで外食に行ったり、子どもたちが希望する習い事をさせたり、美容室で一番いいトリートメントを頼んだり。主人のお給料で生活しているので、私の稼ぎは、家族の『贅沢費』に充てています。気兼ねなく、自由に使えるお金が得られるようになって、心にも余裕が生まれましたね」(ななえさん)

以前は「つまらない」が口癖だったそうですが、今は面白いことが向こうから歩いてくる、と笑顔で話します。

「お客様との出会いだったり、取引先との交渉だったり、毎日新しい何かが起こります。自分らしく、人生を充実させることが出来ているなって思います」(ななえさん)

「行動することで、人生は変えられる」とななえさん。次の章では、悶々とした悩みを抱える主婦の現状を変えるためのヒント、主婦である自分を好きになるための方法を教えていただきます。

専業主婦の現状を変えるための3つのヒント

専業主婦の現状を変えるための3つのヒント

ななえさんによると、まず実践してほしいのは「モヤモヤの正体を把握すること」。なぜ自分は今の状態をつまらないと思っているのか、イライラしてしまうのか。自分の思いを書き出すことで、自分でも気づかなかった本心が見えてくるそうです。

「自分の思いを書き出すことで、モヤモヤの本質が現れて、これからどう行動していけばいいのか自然と見えてくるはず。同時にどんな状況だったらご機嫌になれるのか、言語化してみましょう。意外と小さいことだと気づきますよ(笑)」(ななえさん)

次に実践すべきは、「したくないことを深掘りする」という作業。

「あなたがやりたくないこと、やらないと決めたことを書き出してみてください。たとえば私だったら、家族がお休みの週末に休みなく家事をすること。本来は楽しい時間のはずなのに、当時は『私ばかり家のことをしていて、自分の時間なんて一切ない!』とイライラしていました。だから、今は私も土日・祝日は主婦業をお休みすることに。『したくないこと』をあぶり出すことも、ご機嫌な日々を送るための大切なプロセスです」(ななえさん)

最後に、上記のプロセスで見えてきた思いを参考に、「好きなこと、始めたいこと」を書き出しましょう。

「どんなに愚痴を言っても、何も変わりません。家事・育児に追われていると人との関わりが減り、行動範囲も狭くなりがちですが、世界は広いんです!変化のない毎日から抜け出したければ、新しいことにチャレンジすること、新しい人に出会うこと、好きなことに触れること。よく『自分の好きなことが分からない』という声を聞きますが、それはまだ好きなことに出会っていないから。人は経験したことでないと、好きか嫌いかは判断出来ないので、繰り返しになりますが、どんどんチャレンジすることから始めるといいと思います」(ななえさん)

孤独や虚しさを抱えて、日々を過ごしていない?専業主婦が自分を好きになる方法

未来の環境を作り出すのは、今のわたし。行動することで、人生は変えられる!

今は自分らしく働ける道を見つけ、精神的にも経済的にも余裕が生まれたというななえさん。「私は『起業』という選択をしましたが、他の生き方を選んだとしても、今のあなたの行動がこの先に繋がり、人生の質を高めてくれるはずです。自分の人生を変えられるのは自分。変化を待つのではなく、自分から環境を変えていきましょう」とにっこり。より素敵な生活を目指し、新しい人生の扉を開いてみませんか?

プロフィール
ななえさん
ななえさん
女性起業家、家庭優先で働く在宅ワークママ。第二子妊娠を機に専業主婦となるも、何も出来ない自分に自信を失う。そこから抜け出そうと経済的自立を目指して、2014年ファッション系通販サイトでの物販ビジネスをスタート→2018年法人を設立。現在は物販もしながら、在宅で働きたい主婦へのコンサルティングも行っている。
イラストレータープロフィール
まるさん
まるさん
コーギーの「コギちゃん」のイラストを中心に描く、イラストレーター。柔らかいタッチのイラストが人気。
 

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