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2020.05.14

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

1秒小顔とは、デカ顏の原因の一つ「食いしばり」を取り除くメソッド。1回1秒、口を開けて上下の歯を離すだけで、誰でもフェイスラインがひと回り小さくなるのだとか。雑誌・テレビでもおなじみの歯科医師・関有美子さんにその方法を教えていただきました。

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「食いしばりの癖」が、顔をデカくする!?

「食いしばりの癖」が、顔をデカくする!?

突然ですが、ちょっと口の中を意識してみてください。上下の歯がくっついていませんか?実はその状態は「食いしばり」と呼ばれ、デカ顔の原因の一つなのです。

「本来の歯の位置は、口を閉じた時に歯と歯の間に3ミリ程度の隙間が空いているのが理想。食いしばりと聞くと、あごにギューッと力を入れている状態を思い浮かべますが、歯学の観点から言うと、上下の歯が軽く触れているだけでも、立派な食いしばり状態と言えるのです」(関有美子さん)

そう話すのは「美人すぎる歯科医師」として、テレビや雑誌で活躍されている関有美子さん。でもここで疑問……。どうして歯を食いしばっていると顔が大きくなってしまうのでしょうか?

「歯を食いしばっているということは、口の中の筋肉を常に筋トレ状態にしているということ。結果、あごの周りの筋肉=咬筋(こうきん)が発達してしまい、エラが張り出し、顔が骨格以上に大きく見えてしまうのです」(関有美子さん)

大学入学後、読者モデルを始めたことがきっかけで「美容オタク」のスイッチが入ったという関さん。研修医時代には忙しい合間を縫って、エステティシャンの資格も取得。実際にサロンに勤務し、施術していたことも。その時に思いついたのが、上下の歯を離す「1秒口開けメソッド」だと言います。

「多くの人を施術する中で、食いしばりによって咬筋が発達し、エラ張りや顔の大きさに悩んでいるお客様が多いと感じました。美容の現場では、そういう方にはボトックス注射を打って咬筋の緊張をほぐし、咬筋そのものを小さくすることで、小顔にアプローチするケースが多いのですが、ある時、顎関節症(がくかんせつしょう)との共通点に気がつきました」(関有美子さん)

顎関節症って、口を開ける時にカックンと変な音が鳴ったり、痛みを感じたりする病気ですよね。その共通点とは、一体何でしょうか?

「顎関節症も食いしばりが主な原因の一つなんです。その治療には、こまめに口を開け、食いしばりによって過剰な負荷がかかっている咬筋をゆるめて、症状を改善していくという行動療法があります。先ほどの美容目的で行うボトックス注射は、筋肉に直接注射をするので手法は違いますが、どちらも『咬筋をほぐす』という目的は同じ。つまり顎関節症の治療法は、小顔にもつながるということ。そこで、顎関節症の治療法をベースに小顔効果に特化したメソッドを考案したんです」(関有美子さん)

「1秒口開けメソッド」のメカニズム

  • 1: 意識的に口を開けることで、エラ張りの原因となる「食いしばり」を解消。
  • 2: 食いしばりによって肥大した咬筋をほぐすことで、本来の輪郭に整えていく。
  • 3: さらに咬筋のコリが改善されると、老廃物が流れやすくなり、顔のむくみも改善。結果、フェイスラインがひと回り小さくなる!

次の章では、「1秒口開けメソッド」の具体的なやり方を教えていただきましょう。

小顔になる!「1秒口開けメソッド」

「1秒口開けメソッド」は、口角を上げて「あーん」と口を開けるだけで、とっても簡単。特別な道具は必要なく、笑顔なので人前でもOK。日常生活に取り入れやすいのも魅力です。

「朝・昼・晩、いつ行っても構いませんが、1時間に1回を目安に口を開けるようにしましょう。また、このメソッドは、筋肉をほぐすストレッチのようなもの。あご周りに負担をかける動きではないので、1日に何回まで、という回数の制限はありません」(関有美子さん)

基本編:1秒口開けメソッド

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

口を開けて「あーん」の形にする。「あーん」と言葉に出しても出さなくてもOK。口はできるだけ大きく開いた方が◎。外出先などで口を開けられない時は、上下の歯を離すだけでも効果あり。

「口を開けると痛みを感じたり、カクカク音がする人は、無理に大きく開ける必要はありません。まずは上下の歯をほんの少し離すイメージで。口がスムーズに開けられるようになったら、大きく開けるようにしていきましょう」(関有美子さん)

基本の「1秒口開けメソッド」が習慣化してきた人には、応用編のメソッドもおすすめ!

応用編のメソッド:頬全体を手で覆って「あーん」

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

親指をあごのエラにあて、手のひら全体で頬を覆い、口を開ける。余計な表情筋が伸びないよう、口を開けた時に動く筋肉を意識する。

応用編のメソッド:頬の下を押さえて「あーん」

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

頬には、大頬骨筋、小頬骨筋という大きな筋肉が2つあり、それらを動かすとしわの原因にもなるので、人差し指と中指でしっかり押さえつつ、咬筋のみをストレッチする。

「どちらも口の周りの筋肉がどう動いているかを意識できるので、よりメソッドの効果を高めていくことができますよ。夜、鏡の前で実践してみましょう」(関有美子さん)

関さんによると、続けるコツは「付箋作戦」。付箋に「口を開ける」「あーん」などと書き、パソコン画面の横、デスクの引き出し、冷蔵庫、電気のスイッチ、玄関のドアなど、1日に何回も目にする場所に貼ると良いのだそう。

「食いしばりによって、咬筋に負荷がかかり続けている状態が一番良くないので、一瞬でも余計な力から解放してあげることが大切。1ヵ月もすれば、意識せずとも口を開けるのが習慣になります。結果、食いしばり癖そのものが改善する人も多いですよ」(関有美子さん)

1秒小顔にプラスしたい!「咬筋ほぐしマッサージ」

食いしばり癖が減ってきたら、咬筋をほぐすマッサージもプラスして。顔のフレームを作っている咬筋を内側からがっつりほぐして、シャープなフェイスラインを手に入れましょう。

咬筋ほぐしマッサージ

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

右手の親指を左頬側の口に入れ、奥歯に力を入れた時に動く筋肉である咬筋を人差し指、中指、薬指でしっかり掴む。しっかりと咬筋を捉えたまま、大きく口を開けて「あ」と発音する。

1回1秒、口を開けるだけ!?美人歯科医師が教える、1秒小顔の新メソッド

「い」と言う時は、きちんと横に口を開き、動きを確認する。「あ」「い」「あ」「い」を10回繰り返し、反対側も同様に行う。

「食いしばり癖が強いと、痛みを感じる人も。その場合無理して行わず、頬の外側から指で咬筋を前後に動かすことから始めましょう。コリがほぐれてきたら、朝晩1セットを目安に行って。継続して行うことで、顔周りがひと回り小さくなりますよ!」(関有美子さん)

1回1秒で、憧れのすっきり小顔は手に入る!

「特別な道具や場所も必要なく、いつでもどこでもできるので、これまで色々な小顔エクササイズにトライして挫折した人でも続けやすく、より効果を実感できると思いますよ。顔の大きさは生まれつき、などと諦めず、ぜひトライしてみてくださいね」と関さん。聞けば、関さん自身もこのメソッドを実践したところ、2、3週間経った頃には「顔が小さくなった」と周囲に言われるようになったそう。日常生活に「1秒口開けメソッド」を取り入れれば、憧れのすっきりフェイスラインも夢ではないはず。小顔目指して、あなたも挑戦してみませんか?

※効果には個人差があります。

プロフィール
関有美子さん
関有美子さん
歯科医師として活動する傍ら、女性誌やバラエティ番組などのメディアにも出演中。エステティシャンとして身につけた経験をもとに、オリジナルの小顔メソッドを考案する。最新刊に『歯科医が教える1秒小顔』がある。
イラストレータープロフィール
やよいさん
やよいさん
ガーリー、おフェロ感(おしゃれ×フェロモン)のあるイラストが人気のガールズイラストレーター。アパレルブランドとのコラボ、女性誌やwebなどを中心に活動中。
 

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