おしゃれで機能的な北欧風のインテリア。寒さが厳しい北欧(北ヨーロッパ)は、外よりも室内にいることが多いため、自宅は家族が心地よく過ごせるように工夫されているのだそうです。新生活シーズンで引っ越しや自宅の模様替えを考えることが増えるこの時期、北欧風インテリアを選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
「『北欧風』ってなんだか難しそう……」と思われるかもしれませんが、森や川といった自然の温かみをイメージするカラーを選択して、部屋全体のバランスを合わせれば、誰でも北欧風インテリアにチャレンジできます。また、インテリアを変えるときは費用が気になるものですが、100円均一や300円均一などのプチプラグッズも活用できるんです。カーテンやテーブルクロスなどは、布を購入して自分で手作りしてみてもよいでしょう。
具体的に北欧風のインテリアは、メインカラー、サブカラー、小物の順番に決めていきます。それぞれ見ていきましょう。
北欧風インテリアにするためには、まずは「どんな部屋にしたいか」というイメージをふくらませることが大切です。そして、部屋のイメージに大きな影響を与えるメインカラーを決めることから始めていきましょう。
メインカラーは、部屋全体の7割を占めるカラーのことを指します。北欧風インテリアでのメインカラーは、木目調やアースカラー(茶色)、白などのナチュラル系統のカラーがおすすめ。対象となるアイテムは、ラグやカーテン、テーブルクロスなど面積の広い布製品や椅子や机、ソファなどの家具類です。ラグを変えるだけでも、北欧風のカラーに早変わりしますよ。
次に、サブカラーを決めましょう。サブカラーは、部屋全体の2割を占めます。北欧風インテリアはメインカラーが落ち着いているので、サブカラーはインパクトのある色味にしましょう。メインカラーが木目調やアースカラー(茶色)、白の場合は、青や緑といった自然をイメージする色味が相性がよいです。
メインカラーとサブカラーの色の掛け合わせは、ナチュラルな印象をイメージして選択すると北欧風に近づきます。サブカラーを使う対象となるアイテムは、クッション、ベッドマット、枕などです。
サブカラーが決まったら、次に小物を選択します。小物は自然をイメージする花や小動物のモチーフのものがおすすめです。小物によって、メインカラーやサブカラーとは別の印象を与えることが、北欧風インテリアのポイントでもあります。花瓶やごみ箱、小さめの収納ケースなどをインパクトのあるカラフルなものにすることで、鮮やかな色合いを出して北欧風インテリアへ近づけましょう。
100円ショップや300円ショップなどのプチプラショップにも北欧風インテリアにぴったりの小物がありますので、自分の好みに合ったものを探してみましょう。
また北欧風のインテリアに欠かせないものとして、観葉植物があります。「大きめの観葉植物」と「小ぶりな観葉植物」の種類を知り、サイズによって置き方を工夫してみることがポイントです。
大きめの観葉植物は、枯れにくく育てやすいモンステラやセローム、パキラなどがおすすめです。小さめの観葉植物は、手間のかからないハートカズラやシュガーパイン、ベビーティアーズなどがあります。
サイズによって、置き方をアレンジすることもできます。小ぶりな観葉植物は複数を窓際に並べたり、テーブルに異なる大きさのものを飾るといったバランスを取ってみてはいかがでしょうか。
テーブルの上に置くことももちろんですが、小さ目のウッドチェアも活用できます。
スペースの問題で並べて置くということが難しいようであれば、壁にかけてみたり、吊るしてみたりということもあります。壁掛け棚を活用してみてもよいでしょう。
北欧風を始め、インテリアにこだわると部屋の居心地が良くなり、部屋にいるだけでも気分がよくなるでしょう。もしもっとインテリアを極めていきたいと思ったなら、プライベートはもちろん、仕事にも繋げていけるインテリアコーディネーターの資格を目指してみてはいかがでしょうか。
インテリアコーディネーターは、自分のアイデアやセンス、生活感覚を活かして新しい空間を作り出していくクリエイティブな仕事です。活躍の場も多く、住宅メーカーやデパート、デザイン業界など多数あります。また、プライベートではリフォームや新築物件を立てるときにも役に立ちます。
インテリアコーディネーター講座へのリンク
更に、カラーコーディネートを学んでいくとワンランク上のインテリアが完成します。壁紙や家具の色のマッチングを上手に行うことで、さらに居心地のよい部屋になるでしょう。
カラーコーディネート講座へのリンク
プチプラグッズを使った北欧風のインテリアはメインカラー、サブカラー、小物と順を追って決めていくと、意外と簡単です。引っ越しや新生活シーズンで模様替えを考える機会が増えるこの時期。北欧風インテリアを、早速試してみませんか?
協力:『北欧、暮らしの道具店』、『株式会社パル』