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2017.05.02

休日はインテリアライターとして活躍!二足のわらじで叶える夢

平日は会社員として安定したお給料をもらいつつ、休日は自分の好きな仕事をして活躍...そんな毎日が送れたら理想的ですよね。でも、現実はそんなに上手くいくのでしょうか?フルタイムの仕事とインテリアライターという全く異なる2つの仕事を両立させている、くろだあきこさんに詳しく聞いてきました!

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副業で好きなことを仕事に!

「好きを仕事に!」というのは誰もが憧れる働き方。それを副業で叶えてしまったのが、インテリアライターとして14年のキャリアを持つ、くろだあきこさんです。

「もしインテリアの仕事をしていなかったら、毎日が少し物足りなかったと思います」と笑うくろださん。建築系の大学院を卒業後、科学技術情報を取り扱う業界に就職。フルタイムで働きながら、インテリアライターとして新聞や雑誌などで幅広く活躍しています。

現在、インテリアライターとしてのメインの仕事は、生活情報サイト「All About」や新聞でのコラム執筆、女性誌「LDK」でのページ作り。文章を書くだけでなく、アイテムのリサーチや撮影商品のスタイリングまで、記事作りに関わる幅広い業務をこなしています。
「毎月の締め切りの中で緊張感を持って働かなければならないので、気持ちが引き締まりますね。雑誌の撮影現場では、ページをどうやって魅力的に見せていくか、カメラマンや編集者と一緒に徹底的に考えていくのですが、これも非常にやりがいがあります」(くろださん)

平日に原稿の締め切りが重なれば、徹夜で原稿を書いて出社することもあるというハードな毎日ですが、「インテリアのお仕事は私にとっての癒やしです。見た目が綺麗なものに触れられるので、仕事はすごく楽しいです」と、忙しさも苦にならないよう。

ノーギャラの仕事がライターのきっかけに

くろださんがそんな充実したライター生活を始めるようになったのは、勤め始めて4年目のこと。

「本業はインテリアに直接関係がないこともあり、生活に潤いがないと感じていたところ、デザイナーの友人からノーギャラのライター仕事を依頼されたんです。面白いなと感じたので、その後も自分で企画を出すなどして、ギャラに関わらず仕事を引き受けていました」(くろださん)

そんな仕事のスタイルで数年が過ぎた頃、「インテリアの仕事を続けるには何か資格がないと押しが弱い」と感じ、「インテリアコーディネーター」の資格を取得。時期を同じくして『All About』のインテリアショップのガイド募集に応募して採用され、サイトを見た出版社から仕事が舞い込むようになりました。「資格を取っていなかったら、こんなにインテリアの仕事が増えていなかったと思います」とくろださんは言います。

「インテリアコーディネーター」の取得から7年後には「整理収納アドバイザー1級」の資格も取得。この資格によってインテリアの専門家だと認められるようになり、「有識者」としてコメントを求められるなど、さらに仕事の幅が広がったそう。

気になる会社との両立は…

そんなくろださんですが、インテリアライターの仕事と本業の仕事は、どのように両立しているのでしょうか。

「平日は9時~17時半まで業務があるので、ライターの仕事は帰宅後に行います。編集者と打ち合わせしたり、原稿を書いたりして、寝るのはいつも深夜1時頃。朝は6時半起床なので、平日の睡眠時間は5時間半くらいです。土日も撮影の立ち合いや執筆にあてることが多く、1日まるまる休めるのは月に1~2回でしょうか」(くろださん)

思ったよりもハードな毎日ですね。時にはライターの仕事のために会社を休まなければならないこともあるそう。

「月に1回程度、平日にインテリアの撮影が入るので、そんな時は午後休暇を取ります。原稿の締め切りが間に合わない場合は、締め切りを延ばせないか編集者に相談するのですが、それが無理な場合は最終手段として有給休暇を使って勤務先を休みます」(くろださん)

くろださんの職場が副業OKとはいえ、副業のために本業を休むのに気まずい思いをしないのでしょうか。

「業務に悪い影響があれば心苦しいかもしれませんが、今のところそういったマイナスはないと考えています。休めない時期には、副業の依頼を断ることもあります。逆に副業の方でも、編集者には本業があることを伝えてあるので、日程的に無理な仕事を振られることはありません。自分で仕事をコントロールできるので、2つの仕事を続けていられるのだと思います」(くろださん)

職場が副業に理解があるのはもちろん、働く側が本業できちんと成果を出すことで、副業はグッと両立しやすくなるのかもしれませんね。

二足のわらじを履くメリットは?

そんな大変な毎日ですが、ライターとして原稿を書く際に、フルタイムの仕事が役立っているそう。

「職場の同僚はほぼ理系なので「その説を裏付ける証拠は」「この結論に至った理由は」などと理詰めの会話が多いのですが、その時の論理的思考が、記事を書く際にも活きています。例えば小物の並べ方を説明する際も、『何となくこうするのがいい』ではなく、『高さを出して三角形を作るように並べると、見栄えのいいコーナーができます』と、説得力のある説明ができるんです」(くろださん)

また、インテリアのお仕事をしていることにより、本業の面白さも分かるようになったそう。

「フルタイムの仕事は、かなり大きなチームで動きます。個人で引き受けることができないようなスケールの大きい話に出会えるのは面白いですね。二つの仕事をすることで、気分の切り替えができますし、今の自分にはどちらも必要かなと思います」(くろださん)

美しく片付いた部屋への憧れが高まっており、インテリア関連の仕事の需要は今後も増えていくとくろださんは予想しています。

「知り合いのインテリアコーディネーターは、マスコミでの仕事だけでなく、お客様のお宅に訪問してインテリアの提案をしたり、企業と一緒に商品を開発したりしています。その気になれば幅広く活躍できる可能性があるのがインテリアコーディネーターだと思います。最近は多くのインテリアグッズが販売されているので、その中からどのようにアイテムを選んでいけばいいのか、詳しい人の意見が求められるシーンが増えているように感じます」(くろださん)

インテリアコーディネーターの資格を取ってすぐに仕事につなげられるか不安、という人は、二足のわらじをはいてみるという選択肢もあります。資格があれば、くろださんのような理想的な働き方ができるかもしれません。

Text:安本真留美

【取材協力】

くろだ あきこさん
実家にあった「暮しの手帖」のバックナンバーを眺めて育つ。中学卒業後に入学した国立高専(5年制の専門学校)から大学、大学院まで建築を専攻。科学技術系の団体に勤めながら、インテリアライターとして多くの媒体で活躍中。インテリアコーディネーター。整理収納アドバイザー1級。訪れたインテリアショップは海外を含め300店超。月刊誌「LDK」(晋遊舎)のほか、読売新聞「私・空間」持ち回り連載、ラジオ、webで活動中。『インテリアパーフェクトBOOK』(晋遊舎ムック)監修。

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