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2017.12.06

お年玉はマネー教育のチャンス!人生で役立つお金の知識を、子どもに授ける方法

子どもには、お金で苦労しない人生を歩んで欲しい。そのためには、どうしたらいいの?お金の知識不足で大変な経験をした、二児の母・うだひろえさんが、子どものマネー教育について、FPの竹谷希美子さんに突撃取材!お年玉を使った、子どもの教育方法を伺いました。

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子どもにお金の大事さを伝えたい……お年玉はビッグチャンス!?

12月は年末年始の準備で、いつにも増してドタバタです。
「元旦に私の実家に寄ってから夫の実家、甥っ子たちにお年玉を渡すから、年末この日までに現金いくら用意しておかなきゃ」などと手帳とにらめっこする私の横で、うちの子たち(年長男児、年少女児)は、何やら楽しそう。
「おとしだまで、いっぱいほしいもの買うんだ~!」「わたしも~」
目を輝かせている子どもたち。
(ああ……どうしよう)表情が曇る私。

前回までは、子どもたちがもらったお年玉は、私が管理して、本人が欲しいものに少し使って、あとは貯金に回していました。
しかし今年は、幼稚園のお友達から「お年玉は、たっくさんのお金をもらえる!全部自分のモノ!」と知恵を入れられたようで、あれもこれも買える、と盛り上がっています。

「あのね、そんなには買えないし、いくらかは貯金しないとだし」
私なりに、説得を試みますが、「なんで?ちょきんってなに?」ときょとんとするばかり。

以前の記事にも書きましたが、私、お金の使い方で苦労してきたんです。なので、子どもたちには、そんな苦労がないように、お金の使い方を教えたいと思っているのですが……。

おこづかい帳をつけさせるにも、まだ文字もうまく書けないし。
書けるようになっても、それが続けられるかって……疑問。

ああ、子どもへの「教え方」を誰か教えて!!

と思っていたところに、子どものお金教育に関する書籍を数多く出されて、講演会も行われているFP(ファイナンシャル・プランナー)さんがいると聞きました。
しかも、「お年玉」をもらうこの時期は、子どものマネー教育を始めるよい機会なんだとか。

これはビッグチャンス!!ということで、FPの竹谷希美子さんに、お話を伺いました。

みんな知りたがっていた!子どもにマネー教育をする方法

(以下、竹谷さん「竹」、うだ「う」)

う「竹谷さん!私、子どもに『お金』のことをちゃんと教えたいんですけど、どうしたらいいか、さっぱりわからないんです」

竹「そのようなお悩みを持つ親御さんは多いですよ。特にこの2~3年、子どもへのマネー教育について、全国のPTAに呼ばれて講演する機会が増えました」

う「やっぱりみんな教わりたいですよね。お金との付き合い方って、学校じゃ教えてくれないから、親が教えるしかないって、プレッシャーですもん」

竹「特に今は、親御さんの子ども時代とは大きく違う環境……デジタル機器があふれ、スマホで簡単に決済ができ、電子マネーも気軽に使える時代ですから」

う「た、確かに……!私でもよくわからないことを、子どもに教えるのって、無理がある……!」

竹「ただ、親が子に教えられる『お金との付き合い方』は、時代が変わっても基本は同じです。方法さえわかれば、決して無理じゃないですよ」

う「その方法、ぜひ、教えてください!」

お年玉から始める、子どものマネー教育。そのメリットとは?

竹「今の時期って、もうすぐお正月で、子どもたちは『お年玉』をもらいますよね。マネー教育を始めるには、とっておきのタイミングなんです」

う「その噂、聞きました!どうしてなんですか?」

竹「まとまったお金を子ども自身が使える、1年に一度の機会だからです。普段は買えない、買ってもらえないものを『目標』とし、『自分で買う』という貴重な経験ができます」

う「なるほど!私、おこづかい制やお駄賃制だと、ちょっと高額なものを買うにはコツコツ貯めないといけないから、うちの子たちには難しいなって思っていたんです。けど、お年玉でならできそうです」

竹「大切なのは、『目標』に向かって、『どうやって買うか』を、子ども自身が考え、様々な方法を経験することです。例えばうちの娘は、お年玉で自転車を買うことに決めたら、お店でカタログをもらってきて、商品やオプションの比較をやり始めました」

う「す、すごい!しっかりしてる!!」

竹「そのうち、自分の理想の自転車は、オプションをつけたりするとお年玉じゃ足りなくなることがわかったんです」

う「あらら、じゃあ諦めたんですか?」

竹「それも1つの方法ですが、うちの娘は、カタログを持って祖父母の家に行き、いかにこの自転車がいいかを説明して、不足分を出してもらったんです」

う「すごい!!プレゼン力高い!ああでも、欲しいもののためだから、そんなふうに自分で考えて実行できるんですね!私、うちの子がもたついていたら、我慢できずに口出ししてしまいそう……」

竹「親としてはそれが一番難しいところですよね。でも、『助けを求めてきたら、答える』でいいんです。それまでは、見守ってあげてください」

う「ぐむむ、やってみます……!」

竹「また、この方法のいいところは、お年玉をくださった人に、『こういったものを買いました、ありがとうございました』と『お礼の報告』ができることです」

う「それ、お年玉をあげた方も嬉しいですよね!子ども本人も、お金がどこから来たか、どうして買えたのか、再確認できそうです。日々のおこづかいだと、お礼を言う相手は親だけですもんね」

竹「そうなんです。そうやって『自分で買う』という経験をすると、例え失敗しても、子どもは必ず成長します。子どもの力を信じてあげてくださいね」

う「はい、がんばります!」

私にもできる!子どもと一緒に「上手にお金と付き合う」方法

これまでは、何をしたらいいのか、さっぱりわからなかった「マネー教育」だったけど……。
「よし!」
リビングの壁に掛けてあるホワイトボードに、書いていきます。

おとしだまでかうもの

「なにこれ~?おとしだまで、かうもの~?」かろうじて字の読めるうちの子たちが、読みあげます。
「そう、なに買うんだっけ?書いておこう」と私が言うと、
「ゲーム機!ポケ●ンのバトルのやつ!ヒーローのベルト!恐竜のうごくやつ!」
「リ●ちゃん!リ●ちゃんのおうち!プリンセスのドレス!おままごときっちん!」
と次々と出てきます。
(そ、そんなには無理だよ……)と思いますが、ぐっと飲み込みつつ、全部を書いていき……。

リスト完成!
「OK!次は、それぞれがいくらくらいなのか、調べてみよっか!」

おもちゃ屋さんのチラシを並べてみると、「あった!これほしい!」「わたしはこれ!」子どもたちは目的の商品をすぐに見つけます。
リストに値段を書き込んでいきながら、「これは3千円ね、こっちは9千円か~、わ、ゲーム機って3万円!?」と呟く私。
子どもたち、数字を見ながら、神妙な表情。
「ママ、おとしだまって、いくらもらえるの?」
「そうだね、まだわからないけど……前回は1万円くらいだったよ」
「いちまんえん?」
「これが1つ、買えるくらい」と、9千円のおもちゃを指差します。
「え~!?これだけ~~~!?」と叫ぶ子どもたち。
どうやら、全部は無理だって、気づいた様子。

「いやだ~、ぜんぶほしい~」うねうねする娘。
そうだね、まだ4歳、無理やり希望を通そうとするよね。
「例えば、どれかお誕生日プレゼントにリクエストするとか。それか、ばあばに相談してみるとか。他のものも見てみて、安いのを探すっていう手もあるよ」
私なりに思いつく案を提示してみます。
すると、ちゃっかりものの娘、ニヤリ。これは、ばあばにおねだりする気だな……。ま、やらせてみよう。

なにやら考えていた6歳息子、突然口を開き、「ねえママ。やっぱ、ベルトは、前のがあるからいいや。恐竜は、自分でブロックで作ってみる」
おおお!?息子の突然の決断に、びっくり。
「あとさ、パパも、ゲームほしいって言ってたよね」
「うん、言ってたね」
「じゃあ、パパと一緒に買う。おとしだまで足りない分は、パパにお願いする」
「……!」
あっという間に、自分で考えていて。
私、感動してしまいました。

竹谷さんの言葉を思い出します。

『子どもの力を信じてあげてくださいね』

ああ、本当にそうですね。

子どもたちが、お年玉をもらうの、私も楽しみになってきました。
そして、最後は、無事に欲しいモノを買えたら、お年玉をくれた方に、お礼報告!

竹谷さんから教わったこと、実践していきます!

プロフィール
うだひろえさん
うだひろえさん
主にエッセイマンガを描く二児の母。
著書に「誰も教えてくれないお金の話」「ママと子どもとお金の話」(共にサンクチュアリ出版)「伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました」(KADOKAWA)など。

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