そもそも、靴擦れはどうして起こるのか知っていますか?靴擦れの原因は、靴自体の素材の硬さや歩き方のクセなど、靴と足の間で起きる摩擦。さらに痛みを我慢して歩いているうちに、水ぶくれができ、それが割れて皮が剥けてしまう、という場合が多くあります。では次に、靴擦れの状態別に、対処法をご紹介します。
靴擦れの状態1:擦れて赤くなり、ヒリヒリする状態
この状態であれば、これ以上の悪化を防ぐために絆創膏を貼りましょう。消毒液があれば、消毒してから絆創膏を貼るのがベストです。絆創膏を持っていない場合は、代わりにリップクリームを塗りこむと滑りがよくなって痛みを緩和できる場合もあります。
靴擦れの状態2:皮が破れていない水ぶくれの状態
皮が破けていない状態であれば、クッション性の高い絆創膏を貼るなどして、皮が破けないように注意してください。皮を破いてしまうと、そこから雑菌などが入り込み化膿してしまう可能性があります。
靴擦れの状態3:水ぶくれが破けて、皮が剥けてしまった状態
まず、患部を水で洗い流しましょう。それから患部を覆えるサイズの絆創膏を貼ります。また近年では、湿潤療法(モイストヒーリング)と言う、患部を湿らせた状態を保つことで自然治癒力を高める治療方法が、効果的だと言われています。そういった種類の絆創膏を選べば、より治りが早く、痛みが少なくて済むでしょう。
靴擦れが起きると痛い思いをしますし、その日1日を楽しめなくなってしまいますよね。そして治るまでに時間がかかると、しばらく同じ靴を履けなくなってしまいます。そうならないためにも、靴擦れは前もって予防をすることが大切です。
靴擦れを事前に予防する方法をいくつかご紹介します。
靴擦れの予防法1:自分の足に合った靴を買う
とても基本的なことと思われる方も多いでしょうが、これが本当に大切です。たとえ見た目がすごく気に入ったとしても、自分の足に合わないなと感じたら購入を控えた方が賢明です。
靴擦れの予防法2:靴擦れ防止用のパッドなどを貼る
クッション性の高いパッドやジェル状のシートなど、様々な種類のものが販売されています。そういったものを事前に靴に貼っておくことで、摩擦が避けられ足も疲れにくくなります。
靴擦れの予防法3:ストッキングや靴下を履く
ストッキングや靴下を履くことで、靴と足の間の摩擦を少なくすることができます。靴のサイズやヒールの高さなどによっては、ストッキングだけでは滑りやすくなることもあるので、そんな時には、ストッキングの上にさらに靴下を履くと良いでしょう。
靴擦れの予防法4:ワセリンを塗っておく
靴擦れ防止用のパッドや靴下は目立つから避けたい…。そんな時には、素足にワセリンを塗っておきましょう。滑りがよくなることで靴擦れが起きにくくなります。ワセリンがない場合は、リップクリームでも代用できます。
靴擦れの予防法5:正しい歩き方をする
かかと、親指のつけ根、小指のつけ根の3点を同時に着け、体がブレないようにバランスよく歩くことが正しい歩き方の基本と言われています。どちらか一方に重心が偏っていると、片足に負荷がかかり靴擦れの原因になります。
新しい靴を履く時や長時間歩く時には、靴擦れなんて当たり前。と、靴擦れをかばいながら歩いていると、足や腰を痛めてしまったり、水ぶくれが破れて皮膚が剥けたところから雑菌が入り、化膿してしまう危険性もあります。こういったことにならないためにも、事前の予防と、靴擦れを起こしてしまった時の処置が大切です。靴擦れを防いで、オシャレを楽しみましょう!
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