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2016.05.10

結婚式をより大切な思い出に!楽しくて嬉しいサプライズのすすめ

結婚式をより大切な思い出に!楽しくて嬉しいサプライズのすすめ

最近の結婚式には欠かせない要素になっているサプライズ。成功の秘訣は自己満足にならないこと。誰にとっても思い出になる、そんなサプライズを現役のウェディングプランナーである清水恩さんが解説します!

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ゲスト全員が楽しんでくれるサプライズって?

最近の結婚式には欠かせない要素になっているサプライズ。何かサプライズを取り入れたいな、と考えている人も多いのではないでしょうか。サプライズを仕掛ける場合、驚かせたい相手=ターゲットだけでなく、ゲスト全員が楽しんでくれるのが理想です。誰にとっても思い出になる、そんなサプライズをまとめてみました。

新郎新婦の間で行うサプライズ

1.ファースト・ミート

海外では当たり前に行われている「ファースト・ミート(First Meet)」という習慣。当日までお互いの衣裳を内緒にしておき、それぞれにドレスアップが整ったら場所を決め、そこで初めてお互いの花嫁・花婿姿を目にするというもの。準備は少々大変ですが、並んだ時のコーディネートをチェックしてくれる立場の人がいれば、内緒にしながら準備するのも可能です。ドレス姿を初めて見た新郎のはにかむような、でも嬉しそうな表情は格別。そして、そんな表情を見た新婦の幸せそうなお顔も素敵なのです。それを結婚式当日に行うことで、新鮮な気持ちで1日を過ごし、カメラマンにも決定的瞬間を残してもらえるのがファースト・ミートのいいところです。

2.プロポーズのリベンジ

プロポーズができなかったという新郎は意外と多いもの。もし後悔しているならサプライズで手紙やプレゼントなどを用意しては? 前述のファースト・ミートの際に渡してもいいですし、披露宴の演出として、ゲストの前で贈ってもいいでしょう。ご新婦への愛情や約束ごと、これからの抱負などを「宣言」するのがおすすめです。

今までの感謝を伝える!両親へのサプライズ

1.新郎の感謝の手紙

男性も堂々と涙を見せる時代。新婦の手紙は既に定番となっていますが、新郎の手紙はまだまだサプライズ感があります。面と向かって感謝を伝えるのは照れ臭いという人も、逆に演出にしてしまったほうが伝えやすいかも。ご両親も必ず喜んでくれるはずですよ。

2.最後の子育てを象徴するセレモニー

ケーキカットの後のファーストバイトも今やすっかり定番化しました。「最初の」があるなら「最後の」もあり。それぞれの両親の最後の子育て作業として「ラストバイト」をしてもらってはどうでしょうか。特に、これまで毎日美味しいものを用意して、大きく育ててくれたお母さまにスポットを当てるシーンになります。

3.両親の夫婦の誓いを再び

ケーキカットにまつわる演出をもう1つ。それぞれの両親によるケーキカットやファーストバイトです。欧米で流行している「バウ・リニューアル(Vow Renewal)」をご存知ですか? 結婚生活の節目にもう1度誓い交わすことを指します。日本人の気質からすると、そういった節目にセレモニーなんてなかなかしないので、両親にそんな機会をプレゼントするのも素敵ですよね。親から見れば子育て卒業のタイミングである子の結婚式で、ちょっとしたバウ・リニューアルをやってもらう感覚です。

ゲストへのサプライズ

結婚式のゲストは、期間や接点はさまざまでも、自分たちの人生に何らかの形で関わってくれた人たち。その人との関わりを他のゲストにも伝えるような演出を入れてみましょう。プロフィールVTRなどに自分たちの写真だけでなく、ゲストと一緒にいる写真を入れるなど、他のゲストに対して大切な人だと紹介されることで、嬉しさも倍増するはずです。

全員で楽しめるサプライズ

全員で楽しめるサプライズ

特定の人に対して行うサプライズでも、他の人も楽しめる、余興と演出が一緒になったようなサプライズであれば、誰にとっても楽しく嬉しいものになります。海外で流行し、最近は日本でも見られるようになった「フラッシュモブ」もその1つ。プロの演者が出てきて見せるのもいいですが、そこに新郎新婦やゲストが入って盛り上がれるような内容にするとより楽しいですよね。事前に練習していない人でもすぐに真似できるような簡単な振りやステップを入れておくと、仕掛け人以外のゲストも参加しやすくなりますよ。

4つのカテゴリに分けてまとめてみたサプライズの事例、参考になりましたか? サプライズで気を付けたいのは、仕掛ける側の自己満足にならないようにすること。ターゲットとっては予告なく目立つ状況に立たされるため、照れ屋の人などはマイナスの感情を抱く可能性もあります。相手に負担が少なく、ターゲットはもちろん、周囲で見ている人も楽しめるか、一緒に喜んでくれるかを考えて内容を決めることが大切です。また、完成度が高いほうが驚きも大きくなるので、プランナーをはじめとする会場のスタッフも巻き込んで内容のチェックを。楽しく嬉しいサプライズ、成功を祈っています!

【執筆者プロフィール】

清水恩(しみずめぐみ):
All About「結婚」ガイド。現役のウェディングプランナーで、挙式・披露宴の準備に役立つ情報発信をおこなう。結婚式のしきたりや伝統にも詳しい。

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