海外旅行に不慣れな家族や友人も安心して楽しめるのがハワイの特徴。列席者数は6-10人というカップルが多く、両家の家族が一緒に時間を過ごして仲良くなれることに魅力を感じているようです。親子関係が友だち親子化していることもあり、みんなでワイワイ楽しい思い出を作れれば…という傾向があります。
また、親世代も海外慣れしている世代。以前に比べて母親の強い希望でハワイにしたという人も増えているようです。
挙式の後、列席者と一緒にパーティをしたカップルは84.7%。最近ではチャペルなどの挙式会場に、パーティができる施設やガーデンなどが併設されているところも増えてきました。ホテルのスイートを借りたパーティも人気です。
日本での結婚式と同様に、2人らしい演出やその土地ならではの演出を取り入れたいという希望が叶うのがハワイ。もともと欧米の結婚式の風習であった「フラワーシャワー」や友人にお揃いのドレスを着てもらう「ブライズメイド」はもちろん、最近では、パーティ会場をハワイらしくデコレーションしたり、ナチュラル感が魅力の「ネイキッドケーキ」や、ゲストに楽しんでもらうための「キャンディバー」を用意するカップルも増えています。
<人気の演出キーワード>
●ブライズメイド
挙式当日、花嫁をアテンド、サポートする付添人。友人や姉妹、親族などが務めることが多く、お揃いのドレスやアロハなどの衣装で結婚式に華を添えます。
●ネイキッドケーキ
NY発・表面を生クリームで塗りこまない、スポンジが丸見えのケーキ。フルーツや花との飾りつけの相性がよく、ナチュラルで可愛い点がウケて海外ウェディングで人気。
●キャンディバー
カップルの希望テーマに合わせて可愛らしくディスプレイされたビュッフェスペース。キャンディやタルトなど色とりどりのスイーツでデコレーションされます。
*写真協力:ocean wedding Hawaii(http://www.oceanwedding.com/)
82.3%の人が実施しているフォトツアー。挙式、パーティの写真だけではなく、ハワイの名所へ行き、街の風景の中でウェディングフォトを撮るツアーが、まさに海外ウェディングの醍醐味として大人気です。100カット、200カット以上の写真を撮るので、新婦のヘアチェンジや小物のアレンジはもちろん、最近では新郎も挙式では着られなかった半スボンに着替えるなどおしゃれを楽しめるのが特徴です。
旅行先としても不動の人気のハワイですが、ウェディングの魅力も尽きません。カップルの希望やイメージに合わせたプランやスタイルがこれからも増えていきそうです。
*データ出典:ゼクシィ海外ウェディング調査2015
【執筆者プロフィール】
森川さゆり(もりかわさゆり):
結婚情報誌「ゼクシィ」編集長に就任後、「All About」編集長に就任。 現在、メディアプランナーとして活躍中。これまでの経験を活かし、旅行メディアや結婚メディアに関する執筆、メディアプランニングをおこなっている。
一生に一度の結婚式だからこそ、とことんハッピーな思い出にしたい。そこで、すでに結婚式を終えた先輩花嫁に「もしもう一度結婚式をするなら?」と仮定して、こだわりたいポイントを聞いてみました。 これから結婚式を挙げる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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