パパが子育てに参加すると、子どもとママに良い影響が生まれます。 男性は女性に比べて筋力があるため、ママには難しい大きく身体を使った遊びをたくさん子どもに教えることができます。子どもの年齢に合わせて、一緒に遊べることを見つけていきましょう。
また、 順番を守れなかったり、お友達に嫌なことをしてしまったりと、「これはやってはいけないな」ということを子どもがやってしまった時は、きちんと理由を伝えながら、感情的にならずに叱るようにしましょう。このようにパパがしっかりとしつけをすることで、普段子どもを叱ることが多いママの心理的負担を減らすことにもつながるので、夫婦の絆UPに貢献することが出来るのです!
オキシトシンというホルモンは、出産・分娩の時に分泌されるホルモンのため、女性限定と思われがち。しかし、男性の場合であっても、家族やペットをギュッとハグするなど、スキンシップを取ることで分泌されることが明らかになっています。ハグというとシャイな男性はハードルが高いと感じるかもしれませんが、親が子どもを愛情深くなでてあげるだけでも分泌されるそうです。
このオキシトシンというホルモンは、幸せな気分を司ることで有名です。そのため、『幸せホルモン』という別名でよばれています。それだけではなく、オキシトシンにはストレスを緩和させ、心肺機能を高め、血圧の上昇を抑制する効果があるそうです。休日に子どもの笑顔を見たり、触れあったりした後、「この子のために明日から頑張るぞ!」と、元気をもらった経験があるパパも多いのではないでしょうか?これには『幸せホルモン』オキシトシンが一役買っているのかもしれません。また、オキシトシンは夫婦間の絆を強めるホルモンともいわれているので、家族みんなでスキンシップをするとより効果的でしょう。
「イクメンだと家庭を優先している印象を与えてしまうので、会社での評価が下がってしまうのでは?」と心配するパパの声もあります。しかし、『イクメン先進国』であるスウェーデンでの調査では、「育休を取得した経験がある人は出世する傾向がある」ということが明らかになりました。内閣府が平成17年に実施した「スウェーデン企業におけるワーク・ライフ・バランス調査」によれば、役職別・男性の育児休業取得率が「役員(90.9%)、中間管理職(78.7%)、ブルーカラー(76.7%)」という結果が出たのです。
日本とスウェーデンでは文化や歴史的な背景も異なりますが、スウェーデン企業へのヒアリング結果ではイクメンのメリットとして次のような点が挙げられました。
(1)タイムマネジメントができるようになった。
(2)自分が休みでも仕事が回るように、部下の育成に力を入れるようになった。
(3)夫婦の絆が強くなった。
(4)チャレンジ精神がついた。
つまり、『イクメン先進国』スウェーデンでは出世した人ほど、パパの育児経験がビジネスでも役立つと答える傾向があるということです。
『イクメン』経験が、一見関係ないと思われるビジネス・マネジメントやストレス緩和にもつながるということが明らかになりました。ママだけではなく、パパにもメリットがある子育て。休日はパパとママが誘い合って、子どもと一緒に過ごす時間を増やしてみてはいかがでしょうか?
子育てに真剣に取り組みたいなら、育児休暇を取得するのもオススメです。男性が育児休暇を取るのは、「職場の理解」「家計の不安」などの理由からハードルが高いのが現状ではあるものの、実際に育児休暇を取得した男性へのアンケートでは、なんと83.9%もの人が「また子どもが生まれたら、育児休暇を取得したい」と回答しているのだそう。その理由とは……?
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